中央臨床検査部
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ISO15189の認定を取得
認証シンボル
当院中央臨床検査部は、臨床検査室の国際規格である「ISO15189:2012」の認定を平成29年7月13日付けで取得いたしました。
ISO15189とは
臨床検査室が臨床検査結果の品質を保証するために必要な技術的能力を有しているかを判定し認定するものです。国際標準化機構(International Organization for Standardization:ISO)が、「臨床検査室の品質と能力に関する特定要求事項」として規定した国際規格です。
ISO15189は、品質上と技術的要求事項から構成されており、認定を取得した臨床検査室の検査値は、国際的に通用することが保証されます。
・品質上の要求事項
検査室および検査結果の質を管理するために必要な仕組みや管理方法
・技術的要求事項
正しい検査結果を出すために必要な能力や方法
ISO15189とは
臨床検査室が臨床検査結果の品質を保証するために必要な技術的能力を有しているかを判定し認定するものです。国際標準化機構(International Organization for Standardization:ISO)が、「臨床検査室の品質と能力に関する特定要求事項」として規定した国際規格です。
ISO15189は、品質上と技術的要求事項から構成されており、認定を取得した臨床検査室の検査値は、国際的に通用することが保証されます。
・品質上の要求事項
検査室および検査結果の質を管理するために必要な仕組みや管理方法
・技術的要求事項
正しい検査結果を出すために必要な能力や方法
認定証
検査室 品質方針
名古屋市立大学病院 中央臨床検査部・輸血部(以下検査部門)は、名古屋市立大学病院の理念・基本方針のもと、高度かつ安全で開かれた医療に対応するために、臨床検査業務の品質を保証し、信頼性の高い検査結果を提供するために必要な能力の向上を図ることを目的とする。このために、当検査部の品質方針を以下に掲げる。
1) 検査部門が担う検体採取(採血)、検査、結果報告業務における品質を保証し、的確なアドバイスサービスにより診療支援を行います。
2) 信頼性の高い検査サービスを提供するために、能力向上のための積極的な研鑽に努めるとともに、ISO 15189を尊守し、臨床ニーズに対応できるよう継続的な業務改善に取り組みます。
3) 年度毎に品質目標を設定し、品質会議等により報告・評価を行います。
4) 品質方針を検査部門の職員全員に周知し、理解して実行します。
5) 品質マネジメントシステム維持のために、年1回以上マネジメントレビューを行います。
名古屋市立大学病院 中央臨床検査部・輸血部(以下検査部門)は、名古屋市立大学病院の理念・基本方針のもと、高度かつ安全で開かれた医療に対応するために、臨床検査業務の品質を保証し、信頼性の高い検査結果を提供するために必要な能力の向上を図ることを目的とする。このために、当検査部の品質方針を以下に掲げる。
1) 検査部門が担う検体採取(採血)、検査、結果報告業務における品質を保証し、的確なアドバイスサービスにより診療支援を行います。
2) 信頼性の高い検査サービスを提供するために、能力向上のための積極的な研鑽に努めるとともに、ISO 15189を尊守し、臨床ニーズに対応できるよう継続的な業務改善に取り組みます。
3) 年度毎に品質目標を設定し、品質会議等により報告・評価を行います。
4) 品質方針を検査部門の職員全員に周知し、理解して実行します。
5) 品質マネジメントシステム維持のために、年1回以上マネジメントレビューを行います。
概要
臨床検査は、疾病の診断、治療法の決定、経過の観察などを判断する重要な指標です。
当検査部は、診断・治療が効果的かつ効率的に行われるよう迅速な検査報告につとめ、診療に役立つ検査情報提供を行うとともに採算性の高い検査部門運営を目指しています。また、診療科や大学基礎研究との連携を推進し、より高度な検査にも対応できるよう努力するとともに、大学病院としての教育・研究に貢献しています。
当検査部は、診断・治療が効果的かつ効率的に行われるよう迅速な検査報告につとめ、診療に役立つ検査情報提供を行うとともに採算性の高い検査部門運営を目指しています。また、診療科や大学基礎研究との連携を推進し、より高度な検査にも対応できるよう努力するとともに、大学病院としての教育・研究に貢献しています。
業務内容
中央採血
中央採血室では、安全で正しい採血と患者さんの状態に迅速に対応できる体制となっています。臨床検査技師と看護師が協力して、1日500人ほどの患者さんの採血を実施しています。採血した検体は直ちに検体検査室へ運ばれ、迅速な検査結果の報告に努めています。
一般検査
一般検査室は、主に尿や糞便を対象として検査を行っています。
尿検査は早期に身体の変化を反映するため、腎・尿路だけではなくその他諸器官の機能や病態を知ることができ、疾患診断の補助や治療経過のモニターとしても有用です。尿検査では、蛋白・糖・潜血などの定性検査や、尿中の細胞や結晶・細菌の有無を自動分析機や顕微鏡で観察して異常がないかを検査しています。また糞便検査では、下部消化管出血の有無(糞便中ヘモグロビン検査)や寄生虫卵の検査を行います。
尿検査は早期に身体の変化を反映するため、腎・尿路だけではなくその他諸器官の機能や病態を知ることができ、疾患診断の補助や治療経過のモニターとしても有用です。尿検査では、蛋白・糖・潜血などの定性検査や、尿中の細胞や結晶・細菌の有無を自動分析機や顕微鏡で観察して異常がないかを検査しています。また糞便検査では、下部消化管出血の有無(糞便中ヘモグロビン検査)や寄生虫卵の検査を行います。
検体検査
検体検査室は、患者さんから採取された体液(血液、尿、胸水、腹水、髄液など)を種々の最新の検査機器を駆使して検査しています。酵素や糖質、蛋白質、脂質、電解質などの生化学検査、ウイルスや細菌に対する抗体、ウイルス抗原、腫瘍マーカー、ホルモンなどの免疫血清検査や凝固検査、尿定量検査を実施しています。検査結果は診察前報告や迅速報告に対応しています。
微生物検査
微生物検査室では、微生物の形態を顕微鏡で確認する塗抹検査や微生物を培養して確認する培養同定検査、特定の微生物核酸を検出する検査(PCR法)を実施して臨床に有用な微生物の証明を手助けしています。また、培養された微生物は治療に有効な薬剤の選択(薬剤感受性検査)に利用しています。定期的に微生物の検出状況を把握し、その情報を感染対策委員会に提供し院内感染防止に役立てています。
血液検査
血液検査室では、貧血・白血病などに代表される血液疾患の診断・治療経過観察に必要とされる血液学的臨床検査を行っています。また、検査の迅速化を図っており、同日の診察時に検査結果が活用できるよう医療支援も行っています。
生理機能検査
生理機能検査室は心電図、心臓および腹部超音波、脳波、呼吸機能、筋電図検査などを行っています。迅速かつ正確で診療に有用な検査データの提供だけでなく、気持ちよく検査を受けていただけるようスタッフ一同努力しています。
緊急・輸血検査
救急救命外来など緊急性の高い検査を必要とする患者さんの検査を24時間体制で受け付けています。平日の17時以降~翌日8時30分と土・日曜日・祝日は、臨床検査技師2名が当直に当たります。最新鋭の分析装置を使って患者さんの血液や尿の検査を行い、30分以内に報告しています。また、輸血を必要とする場合には検査を行った後に、適切な血液製剤を支給しています。