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診療科・部門

消化器内科


診療科のご案内

消化器内科では消化管、胆道、膵臓、肝臓など、あらゆる領域の消化器疾患に対し、各種画像診断および最新の内視鏡を駆使した正確な診断と、より低侵襲な治療を目指しております。また、救命センターに搬送される急性疾患に対しても24時間365日迅速対応できる体制をとり、チーム一丸となり日々全力で診療に当たっております。
以下に当科の主な診療内容につきご紹介いたします。

特長

2020年1月に新病棟が完成し、さらに機能の充実した内視鏡センターもオープンしました。
プライバシーが保たれる個室3室に加え、X線TV室を3室に拡充しました。また患者さんが苦痛のない検査を受けられるよう回復室を新設し、鎮静下の内視鏡検査も可能となりました。新たに超音波内視鏡スコープ、最新の上部・下部内視鏡スコープを導入し、さらに精度の高い内視鏡診療を提供しています。

内視鏡センター

内視鏡センター外観

上部内視鏡検査室

主な疾患・治療法

消化管疾患

近年増加している逆流性食道炎(GERD)や機能性消化管障害(FD)に対し、病状に応じた薬物療法を選択し、胃十二指腸潰瘍や慢性胃炎に対するピロリ菌の除菌療法も積極的に行っております。
大腸ポリープに対しては安全性を優先し入院での内視鏡的ポリープ切除術を行い、食道癌、胃癌、大腸癌に対しては最新の内視鏡による、拡大観察、画像強調観察(NBI; Narrow Band Image etc.)などで、早期発見と精度の高い診断を行っております。特に早期癌に対してはESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)による治療を積極的に行い、より低侵襲で確実な治療を実践しています。また、消化器外科との連携も良好であり、手術適応の場合は速やかに手術へ移行します。手術不能例に対しても状態に応じた化学療法や放射線療法といった最善の治療を選択します。
潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患(IBD)に対しては、内視鏡などによる正確な診断の後、ガイドラインに準じた適切な治療を行います。難治例に対してはステロイド、各種生物学的製剤(抗TNFα抗体製剤など)、免疫調整剤、白血球除去療法など集学的治療を行っております。
稀な小腸の疾患に対しても、カプセル内視鏡やダブルバルーン小腸内視鏡による診断および治療も行っております。

早期胃がん

胃の出口付近に発見された2か所の
早期胃がん(表面隆起型4cm、3cm)

ESDにて切除された病変

ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)にて
切除されピンで板に張り付けられた病変

治療の約半年後

治療の約半年後. 軽度の変形と発赤を認めるが正常の粘膜が再生し完治している

胆道・膵疾患

胆石症、特に総胆管結石に対しては内視鏡的十二指腸乳頭切開術(EST)もしくは内視鏡的バルーン拡張術(EPBD)を施行後に、バスケットやバルーンカテーテルを用いて内視鏡的に結石除去を行います。胆道癌や膵癌による胆道狭窄に対しては、胆汁の流れを確保するためのプラスチックや金属のステント留置を行い、黄疸や肝機能障害を改善し、可能であれば手術や抗癌剤治療へ移行します。膵嚢胞性病変、膵管や胆管の拡張、胆嚢の壁肥厚などに対してはCT、MRIに加え超音波内視鏡(EUS)による精密検査を行っております。また、膵腫瘍や消化管粘膜下腫瘍などに対しては超音波内視鏡下吸引穿刺生検(EUS-FNA)による組織診断も積極的に行い、更にはEUSを用いた、膵仮性嚢胞、胆管、胆嚢などに対するドレナージ術も行っております。

総胆管結石

内視鏡的胆管造影(ERC)で
2個の総胆管結石が確認された

十二指腸乳頭切開(EST)

パピロトミーナイフで十二指腸乳頭を
切開し広げた(EST)

結石摘出

バルーンカテーテルで結石を摘出した

肝疾患

ウイルスやその他様々な原因で生じた急性肝炎や慢性肝炎の精査および加療を行い、B型肝炎に対しては核酸アナログ製剤やインターフェロンを用いた治療、C型肝炎に対しては最新のDAA製剤(Direct Acting Antivirals)による治療を積極的に行っております。また、肝細胞癌に対しては、ラジオ波焼灼療法(RFA)による治療の他に、放射線科と連携して肝動脈化学塞栓療法(TACE)も施行しております。胃食道静脈瘤に対しては内視鏡治療(EVL, EIS)やカテーテル治療(BRTO)も行っております。

肝細胞癌

MRIで発見された15mm の肝細胞癌

ラジオ波焼灼術(RFA)

ラジオ波焼灼術(RFA)で焼灼され完治した

ラジオ波焼灼術用穿刺針

ラジオ波焼灼術(FRA)用穿刺針.10本の細い針が腫瘍内で傘のように広がる

主な医療機器

  • カプセル内視鏡(小腸用と大腸用)
  • ダブルバルーン小腸内視鏡
  • 拡大内視鏡
  • 超音波内視鏡
  • 極細径経鼻内視鏡

診療実績・研究業績

医療関係者・消化器内科研修希望の方へ

            
                                             ※音声は出ません。

2024年02月 日本消化器病学会機関誌(日消誌)に下記論文が採択さました

11月18日に日本消化器病学会東海支部第139回例会シンポジウムが開催されました。

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