周産期母子医療センター
周産期母子医療センターは、産科部門、新生児部門及び周産期麻酔部門から成り立っています。医師、助産師、看護師、薬剤師、臨床心理士、臨床工学技士、医療ソーシャルワーカーなどが一丸となり、妊娠前の御家族、大切な赤ちゃん、そしてその御家族が安心して治療を受けることができるように、途切れることなくサポートをする体制を整えています。
<当院で分娩を予定されている方へ(新型コロナウィルス感染症に関する対応)> 新型コロナウイルス感染拡大防止のため病院全体として面会を禁止しております。 感染状況が落ち着いている時期には、分娩後の短時間面会*を許可します。 母親教室は現在は中止しており、動画での説明に代えさせて頂き、個別対応としております。再開できるよう準備中です。 硬膜外分娩(無痛分娩)を予定されている方には毎月第2水曜日午後に硬膜外分娩教室を妊娠後期(31~36週頃)に受講していただきます。 *分娩後の短時間面会:経腟分娩の方の夫(パートナー)に限ります。分娩後の処置が終わった後に分娩室内で10分間母子に面会できます。マスク着用、ワクチン接種済などの条件があります。詳しく知りたい方は外来受診の際にスタッフにお声掛けください。 2022年12月1日 名古屋市立大学病院 産婦人科 周産期母子医療センター |
産科部門
「分べん部門」では“安全なお産”と新生児部門(NICU)と連携した早産児の“後障害無き生存”を目標とした“総合周産期母子医療センター”として、周産期医療に携わっています。
胎児期における出生前診断を目的とした妊婦さんに対して、出生前及び出生後に必要とする治療に可及的速やかに対応出来るよう、NICU、小児外科、心臓血管外科や泌尿器科と連携して治療にあたっています。
また愛知県下のみならず全国から流死産を繰り返す不育症患者さんが当院に紹介されています。当院不育不妊センターや不育症研究センターと協力し診療にあたっております。不育症の妊婦さんは重症自己免疫疾患を合併している場合が多く、妊娠中及び分娩時の治療に関して内分泌・膠原病内科と連携し治療を計画・実施することが重要です。
更に精神疾患合併妊婦に関しても、こころの医療センターの入院管理下で分娩に対応することが可能で、近年紹介・搬送数は増加傾向にあります。
これらの特徴的なケースに関して東海医療圏の総合及び地域周産期母子医療センター連携し合い、円滑かつ積極的な搬送や受け入れに広く対応できるように努めております。
胎児期における出生前診断を目的とした妊婦さんに対して、出生前及び出生後に必要とする治療に可及的速やかに対応出来るよう、NICU、小児外科、心臓血管外科や泌尿器科と連携して治療にあたっています。
また愛知県下のみならず全国から流死産を繰り返す不育症患者さんが当院に紹介されています。当院不育不妊センターや不育症研究センターと協力し診療にあたっております。不育症の妊婦さんは重症自己免疫疾患を合併している場合が多く、妊娠中及び分娩時の治療に関して内分泌・膠原病内科と連携し治療を計画・実施することが重要です。
更に精神疾患合併妊婦に関しても、こころの医療センターの入院管理下で分娩に対応することが可能で、近年紹介・搬送数は増加傾向にあります。
これらの特徴的なケースに関して東海医療圏の総合及び地域周産期母子医療センター連携し合い、円滑かつ積極的な搬送や受け入れに広く対応できるように努めております。
リスクチェックシートについて
当院は総合周産期母子医療センターに指定されており、常時の母体搬送または新生児搬送の受入体制を有し、リスクの高い妊娠に対する医療および高度な新生児医療等の周産期医療を提供しています。同時に教育施設として正常妊娠の受け入れも行っております。
・当院での分娩を検討されている方へ
以下の妊娠リスクチェックシートを活用しご自分の妊娠のリスクを知ることができます。リスクが低い妊娠であれば近隣の一次施設での周産期管理もご検討ください。チェックシートで当てはまるものがない場合でも、他の事情がある場合、ご希望が強い場合は一度受診のうえご相談ください。また当初ローリスクでもその後何らかのリスクがある場合はもちろん当院でお受けいたします。その際は近隣の施設からの紹介状を持参頂くようお願いいたします。
・当院での分娩を検討されている方へ
以下の妊娠リスクチェックシートを活用しご自分の妊娠のリスクを知ることができます。リスクが低い妊娠であれば近隣の一次施設での周産期管理もご検討ください。チェックシートで当てはまるものがない場合でも、他の事情がある場合、ご希望が強い場合は一度受診のうえご相談ください。また当初ローリスクでもその後何らかのリスクがある場合はもちろん当院でお受けいたします。その際は近隣の施設からの紹介状を持参頂くようお願いいたします。
新生児部門
周産期母子医療センター新生児部門は1950年代にわが国で最初に開設された新生児集中治療病棟(NICU)の一つです。かつて救命が難しかった新生児呼吸窮迫症候群への人工肺サーファクタント補充療法、非侵襲的呼吸補助療法、新生児遷延性肺高血圧症に対する一酸化窒素吸入療法などの画期的先進医療の確立に貢献してきました。現在は呼吸器疾患に加えて、新生児の脳損傷による後遺症を軽減する治療や、痛み・ストレスの科学的評価において、世界を牽引する研究成果を発信しています。また、新生児蘇生法普及事業における東海地区唯一のトレーニングサイトとして、分娩に関わる医師、看護師、助産師だけでなく医学生、看護学生、救急救命士等を対象とした新生児蘇生法講習会を定期的に開催し、地域の周産期医療の水準向上にも貢献しています。
当センターではハイリスク妊娠に対して、限られた科だけでなく、数多くの専門家によるオンリーワンのチームを作り、胎児期・分べん・新生児管理・退院支援・発達フォローに至るまで、国内屈指の医療とサポートを提供できる体制を整えています。看護部門ではカンガルーケア、ディベロップメンタルケアなどの赤ちゃんに優しいケアをふんだんに取り入れ、あかちゃんとご家族を中心にしたケアを、出産前から一貫して継続することで、幸せなご家族の真ん中で、あかちゃんが自然に幸せになれる環境の構築をサポートします。
当センターではハイリスク妊娠に対して、限られた科だけでなく、数多くの専門家によるオンリーワンのチームを作り、胎児期・分べん・新生児管理・退院支援・発達フォローに至るまで、国内屈指の医療とサポートを提供できる体制を整えています。看護部門ではカンガルーケア、ディベロップメンタルケアなどの赤ちゃんに優しいケアをふんだんに取り入れ、あかちゃんとご家族を中心にしたケアを、出産前から一貫して継続することで、幸せなご家族の真ん中で、あかちゃんが自然に幸せになれる環境の構築をサポートします。
周産期麻酔部門
周産期麻酔とは、妊娠中の母児の麻酔・分娩時の麻酔(帝王切開や経膣分娩の麻酔)・新生児の麻酔を含む、あらゆる周産期の麻酔を指します。当部門は、2019年4月1日に東海3県の大学病院で本格的に始めた初の周産期麻酔部門として設立されました。総合周産期母子医療センターの一員として、様々な周産期麻酔に対応しています。
当センター周産期麻酔部門の特徴は、麻酔科・集中治療部の麻酔科医が兼任しており、重症な患者さんの麻酔・集中治療も得意としている点です。過去の麻酔に問題のあった方、持病のため他院では麻酔が出来ない方の麻酔相談にも対応しております。また、産科部門・新生児部門・中央手術部とも協力して、超緊急帝王切開にも直ちに対応できる体制を構築しています。
当センター周産期麻酔部門の特徴は、麻酔科・集中治療部の麻酔科医が兼任しており、重症な患者さんの麻酔・集中治療も得意としている点です。過去の麻酔に問題のあった方、持病のため他院では麻酔が出来ない方の麻酔相談にも対応しております。また、産科部門・新生児部門・中央手術部とも協力して、超緊急帝王切開にも直ちに対応できる体制を構築しています。