血液浄化センター
当院の血液浄化医療の歴史は1971年に開設された人工透析部に遡ります。
私たちは半世紀以上にわたり、
「検尿異常から慢性腎臓病、末期腎不全まで質の高い医療を提供し、患者さんとともに歩む」という理念を大切にしてきました。そして2026年6月、救急災害医療センターの稼働にあわせて、人工透析部は血液浄化センターとして新たな体制で診療を開始しました。
私たちは半世紀以上にわたり、
「検尿異常から慢性腎臓病、末期腎不全まで質の高い医療を提供し、患者さんとともに歩む」という理念を大切にしてきました。そして2026年6月、救急災害医療センターの稼働にあわせて、人工透析部は血液浄化センターとして新たな体制で診療を開始しました。
従来の慢性維持透析に加え、
• 急性腎障害
• 重症感染症
• 多臓器不全
• 自己免疫疾患
• 神経疾患
• 難治性腹水 などに対する高度血液浄化療法を提供する拠点として診療を行っています。
• 急性腎障害
• 重症感染症
• 多臓器不全
• 自己免疫疾患
• 神経疾患
• 難治性腹水 などに対する高度血液浄化療法を提供する拠点として診療を行っています。
ページ内目次
新しい血液浄化センター

【血液浄化センター】

【腹膜透析患者さんの診察室】
2026年6月、救急災害医療センターの稼働にあわせて血液浄化センターが開設されました。
従来9床で運用していた透析エリアは12床へ増床し、より多くの患者さんに安全な血液浄化療法を提供できる体制となりました。
さらに一般透析エリアに加え、入院病棟での個室透析室を10室整備しています。
従来9床で運用していた透析エリアは12床へ増床し、より多くの患者さんに安全な血液浄化療法を提供できる体制となりました。
さらに一般透析エリアに加え、入院病棟での個室透析室を10室整備しています。

【入院病棟での個室透析】
個室透析への対応
個室透析室では、
• 感染症患者さんへの対応
• プライバシーへの配慮
• 重症患者さんへの対応
• 長時間透析や特殊血液浄化療法 をより安全かつ快適に実施することが可能です。
• 感染症患者さんへの対応
• プライバシーへの配慮
• 重症患者さんへの対応
• 長時間透析や特殊血液浄化療法 をより安全かつ快適に実施することが可能です。
陰圧個室の整備
10室の個室透析室のうち2室は陰圧設備を備えています。
新興感染症や空気感染対策が必要な患者さんに対しても、適切な感染管理のもとで血液浄化療法を提供できる体制を整えています。
新興感染症や空気感染対策が必要な患者さんに対しても、適切な感染管理のもとで血液浄化療法を提供できる体制を整えています。
診療について
血液浄化センターでは、慢性腎不全や急性腎障害に対する透析療法だけでなく、自己免疫疾患、神経疾患、炎症性腸疾患、肝疾患、薬物中毒などに対する各種アフェレシス療法、さらに難治性腹水に対する腹水濾過濃縮再静注法(CART)を行っています。
治療の多くは、血液を一時的に体外へ取り出し、専用の装置やフィルターを通して不要な物質を除去した後に体内へ戻す「体外循環」を利用しています。
血液浄化療法は大きく以下の3つに分けられます。
治療の多くは、血液を一時的に体外へ取り出し、専用の装置やフィルターを通して不要な物質を除去した後に体内へ戻す「体外循環」を利用しています。
血液浄化療法は大きく以下の3つに分けられます。
腎臓の働きを補う治療
• 血液透析(HD)
• 腹膜透析(PD)
• 持続的血液濾過透析(CHDF)
腎機能が低下した患者さんに対して、老廃物や余分な水分を除去し、電解質や酸塩基平衡を維持します。
CHDFは主に集中治療室において実施し、急性腎障害や多臓器不全などの重症患者さんの治療を支えています。
• 腹膜透析(PD)
• 持続的血液濾過透析(CHDF)
腎機能が低下した患者さんに対して、老廃物や余分な水分を除去し、電解質や酸塩基平衡を維持します。
CHDFは主に集中治療室において実施し、急性腎障害や多臓器不全などの重症患者さんの治療を支えています。
病気の原因となる物質を除去する治療
• 血漿交換(PE)
• 二重膜濾過血漿交換(DFPP)
• 血漿吸着療法(PA)
• LDLアフェレシス
• レオカーナ
• 顆粒球・単球除去療法(G-CAP)
自己抗体、異常蛋白、炎症細胞、脂質など、病気の原因となる物質を選択的に除去します。
レオカーナは包括的高度慢性下肢虚血(CLTI)に対して行われる吸着療法であり、血液粘稠度の改善を通じて末梢循環の改善を図ります。
• 二重膜濾過血漿交換(DFPP)
• 血漿吸着療法(PA)
• LDLアフェレシス
• レオカーナ
• 顆粒球・単球除去療法(G-CAP)
自己抗体、異常蛋白、炎症細胞、脂質など、病気の原因となる物質を選択的に除去します。
レオカーナは包括的高度慢性下肢虚血(CLTI)に対して行われる吸着療法であり、血液粘稠度の改善を通じて末梢循環の改善を図ります。
体液や蛋白を有効利用する治療
• 腹水濾過濃縮再静注法(CART)
肝硬変や悪性腫瘍などによる難治性腹水からアルブミンなどの有用な蛋白成分を回収し、患者さんへ戻す治療です。
当センターでは慢性透析患者さんの管理のみならず、救急・集中治療領域における急性血液浄化療法にも対応し、各診療科と連携しながら診療を行っています。
肝硬変や悪性腫瘍などによる難治性腹水からアルブミンなどの有用な蛋白成分を回収し、患者さんへ戻す治療です。
当センターでは慢性透析患者さんの管理のみならず、救急・集中治療領域における急性血液浄化療法にも対応し、各診療科と連携しながら診療を行っています。
当センターの特徴
1.腎臓病診療から腎代替療法まで一貫して担当します
当院では検尿異常、慢性腎臓病、腎炎、ネフローゼ症候群などの診断・治療から、腎代替療法が必要となった後の透析医療まで一貫して担当しています。
「腎臓病を正確に診断し、可能な限り腎機能を守る。それでも腎不全に至った場合には最適な腎代替療法を提供する」
という1971年から続く伝統を受け継いでいます。
「腎臓病を正確に診断し、可能な限り腎機能を守る。それでも腎不全に至った場合には最適な腎代替療法を提供する」
という1971年から続く伝統を受け継いでいます。
2.すべての腎代替療法に対応しています
当院では
• 血液透析(HD)
• 腹膜透析(PD)
• 血液透析と腹膜透析の併用療法
• 腎移植への橋渡し に対応しています。
腎代替療法選択外来を設置し、患者さんの生活環境や価値観に寄り添いながら治療法を選択していただけるよう支援しています。
また火曜日・木曜日に腹膜透析外来を設置し、導入から長期管理まで継続してサポートしています。
• 血液透析(HD)
• 腹膜透析(PD)
• 血液透析と腹膜透析の併用療法
• 腎移植への橋渡し に対応しています。
腎代替療法選択外来を設置し、患者さんの生活環境や価値観に寄り添いながら治療法を選択していただけるよう支援しています。
また火曜日・木曜日に腹膜透析外来を設置し、導入から長期管理まで継続してサポートしています。
3.高度血液浄化療法を提供しています
透析のみならず、
• 血漿交換(PE)
• 二重膜濾過血漿交換(DFPP)
• 血漿吸着療法(PA)
• LDLアフェレシス
• レオカーナ
• 顆粒球・単球除去療法(G-CAP)
• 腹水濾過濃縮再静注法(CART) など、多様な血液浄化療法を実施しています。
腎疾患のみならず、膠原病、神経疾患、炎症性腸疾患、肝疾患、血液疾患など幅広い疾患に対応しています。
• 血漿交換(PE)
• 二重膜濾過血漿交換(DFPP)
• 血漿吸着療法(PA)
• LDLアフェレシス
• レオカーナ
• 顆粒球・単球除去療法(G-CAP)
• 腹水濾過濃縮再静注法(CART) など、多様な血液浄化療法を実施しています。
腎疾患のみならず、膠原病、神経疾患、炎症性腸疾患、肝疾患、血液疾患など幅広い疾患に対応しています。
4.救急災害医療センターと連携した急性血液浄化
当センターは救急災害医療センター内の集中治療部門(GICU・EICU・EHCU・HCU)と連携し、
• 急性腎障害
• 重症感染症
• 多臓器不全
• 劇症肝炎 などに対する急性血液浄化療法を提供しています。
• 急性腎障害
• 重症感染症
• 多臓器不全
• 劇症肝炎 などに対する急性血液浄化療法を提供しています。
5.多職種チームによる質の高い透析医療
患者さんお一人おひとりについて、医師・看護師・臨床工学技士を中心に多職種で情報共有を行っています。
毎日透析前のブリーフィングや毎週木曜日の定期カンファレンスを通じて、
• 体液管理
• 血圧管理
• 貧血管理
• CKD-MBD管理
• 栄養管理
• フレイル対策 を総合的に評価し、安全で質の高い透析医療の提供に努めています。
またシャント手術およびPTAを積極的に行い、透析導入前から透析導入後まで継続してサポートしています。
毎日透析前のブリーフィングや毎週木曜日の定期カンファレンスを通じて、
• 体液管理
• 血圧管理
• 貧血管理
• CKD-MBD管理
• 栄養管理
• フレイル対策 を総合的に評価し、安全で質の高い透析医療の提供に努めています。
またシャント手術およびPTAを積極的に行い、透析導入前から透析導入後まで継続してサポートしています。
検尿異常から慢性腎臓病、腎代替療法、そして高度血液浄化まで。
私たちは半世紀以上にわたり受け継がれてきた「患者さんとともに歩む医療」を大切にしながら、
これからも地域医療と高度先進医療の両立を目指してまいります。
私たちは半世紀以上にわたり受け継がれてきた「患者さんとともに歩む医療」を大切にしながら、
これからも地域医療と高度先進医療の両立を目指してまいります。
診療実績
| 2025年度 | 2024年度 | 2023年度 | |
| HD | 1,723 | 2,002 | 2,376 |
| G-CAP | 45 | 65 | 96 |
| CART | 38 | 30 | 31 |
| PA | 9 | 0 | 0 |
| LDLアフェレーシス | 0 | 0 | 0 |
| PE | 23 | 9 | 9 |
| DFPP | 2 | 4 | 5 |
| 合計(件) | 1,839 | 2,105 | 2,517 |
スタッフ紹介
血液浄化センターには、慢性透析患者さんのみならず、急性腎障害、重症感染症、自己免疫疾患、神経疾患、肝疾患など、さまざまな疾患の患者さんが来られます。
診療は腎臓内科医師、専任看護師、臨床工学技士を中心に行っていますが、血液浄化療法は一つの診療科だけで完結する医療ではありません。
救急・集中治療部門をはじめ、院内の各診療科、多職種と連携しながら、患者さんに最適な治療を提供しています。
血液浄化センターは、当院のチーム医療を支える中央診療部門の一つとして診療を行っています。
以下に主なスタッフを紹介します。
診療は腎臓内科医師、専任看護師、臨床工学技士を中心に行っていますが、血液浄化療法は一つの診療科だけで完結する医療ではありません。
救急・集中治療部門をはじめ、院内の各診療科、多職種と連携しながら、患者さんに最適な治療を提供しています。
血液浄化センターは、当院のチーム医療を支える中央診療部門の一つとして診療を行っています。
以下に主なスタッフを紹介します。
(令和8年6月1日現在)
| 役職 | 氏名 |
| 部長・血液浄化センター長 | 濱野 高行 |
| 腎臓内科副部長 | 水野 晶紫 |
| 血液浄化センター副センター長・医局長 | 友斉 達也 |
| 助教・腎臓内科医師 | 春日井 貴久 |
| 病院助教・腎臓内科医師 | 鈴木 晧大 |
| 非常勤医師 | 柴田 裕子 |
| 救急・一般病棟看護師長 | 中尾 敦子 |
| CE 臨床工学技術科技師長 | 田島 志緒里 |
