グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


臨床腫瘍部



「がん対策基本法」に基づき国で策定された「がん対策推進基本計画」(現在第3期:平成30年3月9日閣議決定)のなかで、「がん医療の充実」ののうち、薬物療法、免疫療法、支持療法について、薬剤の組み合わせや副作用対策など患者さんひとりひとりにあわせた最適な医療の提供を目指します。
また、薬剤の治療についての不安や疑問に対するご相談なども承ります。

部長あいさつ

小松 弘和

臨床腫瘍部では、科学的に根拠のあるがん薬物療法を安全に、有効にそして効率的に実施することを目指しています。また、医師のみならず、看護師、薬剤師、医療専門者など多職種での症例検討を進め、より高度な治療の提供を目指しています。さらには、希少がんや難治がんの診療、臨床腫瘍外来等、患者さんが「路頭に迷わない」ように全人的ケアをすることを目指しています。

副部長あいさつ

近藤 勝弘

がん医療は、近年、急速に高度化と複雑化が進んでいます。
また、価値観の多様化を背景に、患者さんそれぞれのニーズにお応えすることもますます重要な課題になっています。
そこで私達は、多職種チームによる医療提供体制(チーム医療)を重視しています。
「チーム医療」とは、患者さんを中心に、主治医だけでなく、がんの専門的知識と経験を持った薬剤師、看護師、管理栄養士、他の診療科の医師などが協力し合い、様々な視点に立って最良の治療を提供しようとする医療体制です。
私達はチーム医療を推進し、有効で安全な治療を患者さんが安心して受けていただけることを目指しています。

基本方針

  1. 医師、薬剤師、看護師、医療スタッフの連携によるチーム医療のもとに、安全、安心、安楽、有効、効率的な薬物療法の実施に努めます。
  2. 患者さんに自立を支援するセルフケアを推進するとともに、薬物療法に関する正しい情報提供に努めます。
  3. 他病院との連携を進め、良い点を共有化するとともに、がん専門医療従事者育成に努めます。

あゆみ

平成19年4月 病院中央部門に化学療法部として開設
平成19年5月 化学療法室(11床)オープン
平成20年2月 地域がん診療連携拠点病院の指定
平成20年10月 文科省がんプロフェッショナル養成プラン参画
平成24年5月 東棟(喜谷記念がん治療センター)2階へ化学療法室(30床)移設
令和元年5月29日 臨床腫瘍部へ組織改編

業務

  1. 院内薬物療法の安全管理
  2. 化学療法室での薬物療法の実施・運営・管理
  3. 院内のがん薬物療法計画の審査・管理
  4. がん専門医療従事者育成のためのセミナー・研修コース実施
  5. 希少がん(原発不明がん、肉腫等)の診療

化学療法室とは

薬物療法の多くは抗がん剤です。抗がん剤は緻密な副作用マネージメントの上で、より安全にがんを抑制あるいは根絶が可能になります。そのためには、がん専門の経験豊かな医療者によるマネージメントが求められ、医師のみならず薬剤師や看護師にもがん専門の医療知識・経験が必要になってきています。こういった高度ながん専門医療を円滑に行うためには専門職間のチームとしての協力体制が不可欠です。
これまで多くの薬物療法が入院で実施されていましたが、吐き気止め、抗生剤、疼痛治療薬等の進歩により、外来でも5人に4人は安全に薬物療法ができることがわかってきました。入院という制約された環境ではなく、「普段の生活を送りながら外来通院して薬物療法を受ける」、そういう時代になってきています。その治療の舞台が、化学療法室です。

化学療法室の概要

場所:東棟(喜谷記念がん治療センター)2階

設備 設置数
面談室・薬剤師外来 1室
リクライニングチェア 15床
ベッド 15床(個室2床)
無菌製剤調剤用閉鎖型キャビネット 3台
安全キャビネット 1台
無菌製剤自動調製機 1台
トイレ 5室

化学療法室

抗がん剤自動調整装置


がん薬物療法レジメン

当院化学療法室で施行しているがん薬物療法のレジメンです。各領域において、外来での使用頻度の高いレジメンを中心に掲載しております。保険薬局での処方チェックおよび服薬指導の参考にしてください。なお、掲載している内容は標準的なものであり、症例に応じて変更となっている場合があります。

体調不良時の連絡先

当院でがん薬物療法を受けられている方が体調不良の際には、名古屋市立大学病院052-851-5511(代表)にお電話ください。平日8:30~17:00は外来化学療法室、平日夜間および祝休日は各診療科の当直医が対応いたします。ご連絡の際には、お手元に診察券をご用意の上、お名前、診察券番号、診療科、主治医名、最後に治療を受けた日、症状をお伝えください。

化学療法室の特徴

  1. 完全予約制
    待ち時間の軽減とともに、専門スタッフが前日にすべての患者さんについて予習します。

  2. 抗がん剤オーダーの完全コンピューター化
    科学的に実証された薬物療法の選択、抗がん剤の誤投与防止に極めて有用な環境です。

  3. 医師、薬剤師、看護師が常駐
    何かあったときに迅速な対応・処置が可能であるとともに、それぞれの専門職から適切なアドバイスをいつでも受けられます。

  4. 快適装備
    テレビ、ラジオ、CD、DVDが無料で使用できるだけでなく、体調によってチェアやベッドも利用できます。また、カーテンによりプライバシーの確保ができるようになっています。

  5. 電話相談
    がん治療中、わざわざ受診しなくても帰宅後に電話で化学療法室のスタッフにどんなことでも電話で相談が可能です(午前9時~午後5時)

  6. 緩和ケア外来、薬剤師外来併設
    こころやからだの痛みに対して、いつでも支援・ケアが受けられるよう、また、いつでもお薬について相談できるよう、緩和ケア外来、薬剤師外来が併設されています。

  7. 抗がん剤調製は薬剤師と自動調製機で100%対応
    抗がん剤の調製は、くすりの専門家である薬剤師により100%実施されています。また、抗がん剤自動調製機による抗がん剤自動調製の運用も行っています。

研究会、勉強会等

  1. 名市大・市民病院合同WEB化学療法勉強会(がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン)
    開催頻度:年7回程度
    参加施設:名古屋市立西部医療センター、名古屋市立東部医療センター、名古屋記念病院、大同病院、蒲郡市民病院、豊川市民病院、地域の保険薬局

  2. ラジオピアサポート(患者会「ミーネット」と協同で行うインターネットラジオ)
    開催頻度:年5回程度

  3. 希少がん診療のための「RAINBOWカンファランス」
    開催頻度:年2回程度(全国WEBカンファランス)

臨床研究等

  1. 手足冷却によるビンクリスチンの末梢神経障害の予防効果の検証
  2. 原発不明がんの初期診療における患者負担に関する研究
  3. 肺外神経内分泌腫瘍に対する小細胞肺がんに対する薬物療法の有用性に関する研究
  4. CVポート穿刺時の疼痛軽減に対する貼付型局所麻酔薬の安全性・有用性に関する研究
  5. 抗がん剤による注入部位血管外漏出および注射部位反応の後方視的調査
  6. (R-)CHOP療法における経口摂取量の経時的変化 、栄養状態と予後に関する研究
  7. がん相談支援センターの相談業務の分類とがん患者支援法に関する研究