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こころの発達診療研究センター


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センター長(寄附講座教授) 山田敦朗(精神科医師)ご挨拶

山田 敦朗

2023年8月1日より、こころの発達診療研究センターが開設しました。センター長および寄附講座教授として務めさせて頂く山田敦朗と申します。このセンターと講座には、精神科2名、小児科2名、臨床心理士/公認心理師2名、事務員1名の計7名がスタッフとして配置されます。現在、小児科の永井幸代 寄附講座教授が副センター長を務める他、大橋圭 寄附講座講師、公認心理師の山田理恵 寄附講座助教が着任し、スタートしています。
我々が取り組むのは発達障害を抱える方々に対する医療と支援です。発達障害は医学的には神経発達症と呼ばれます。名古屋市立大学では以前より小児科と精神科の両方において、自閉スペクトラム症をはじめとする神経発達症の医療に取り組んでまいりました。こうした神経発達症は、以前は主に子どもの患者さんが対象とされていましたが、最近になっておとなになってもしばしば問題が持続することがわかってきました。このため、こうした患者さんに対しては、ライフスパン全体を通した支援が必要となります。支援は医療にとどまらず、子育て、教育、就労といった日常生活全般に深く関わってきます。これらを、名古屋市の子ども青少年局、健康福祉局、教育委員会の3局と共同して、医療という立場で関わっていくのがこころの発達診療研究センターの使命になります。
我々は名古屋市だけにとどまらず、神経発達症に関する先進的な取り組みと医療を提供できるような体制づくりを目指します。患者さまやそのご家族は、すでに感じられているかもしれませんが、発達の遅れがあるのではないか、学習についていけない、学校に行けないといった悩みがある時にすぐに相談できる場所や医療を探してもなかなか見つかりません。更には、おとなになっても、対人関係が苦手で引きこもっている、職場でうまく適応できないといった問題で相談しようとしてもどこに行ったらよいのか迷うこともしばしばです。こうした問題に対応できるようなシステム作りも同時に展開していきたいと考えています。
この分野のリーダーとなり、皆様のお役に立てるよう努力を重ねていきたいと考えています。我々のセンターをご活用頂き、お気軽に相談して頂ければ幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

副センター長(寄附講座教授) 永井幸代(小児科医師)ご挨拶

小児科および精神科で発達・精神医学を学んで参りました。新生児行動評価・新生児行動観察という手段を用いて、赤ちゃんの時からの神経発達症のお子さんの特徴の研究、および、より良い親子関係の支援を行っております。またトラウマ治療の臨床も行っております。

寄附講座講師 大橋圭(小児科医師)ご挨拶

小児科医として大学病院・総合病院・入所施設等で神経発達症(発達障害)の子どもの診療を行なってきました。それぞれの子どもの立場に立った診療を心がけ、より多くの子どもや家族が幸せに生活できるサポートをしていきます。

寄附講座助教 山田理恵(公認心理師・言語聴覚士)ご挨拶

小児科の発達外来で長年、神経発達症(発達障害)のお子さんとそのご家族にかかわって参りました。2歳から20代のお子さんの長期フォローの経験を活かし、ライフステージに沿った支援や、乳幼児期の親子介入など、ご本人や家族が安心・安全を感じていただけるサポートに取り組んで参ります。

非常勤医師

福原 里美(小児科)
武内 温子(小児科)

当センターが診療させていただく患者さん

発達障害(知的発達症、自閉スペクトラム症、注意欠如多動症、限局性学習症、発達性協調運動症、チック症)のある方、またはその疑いのある方で、全年齢が対象となります。

子どもからおとなまで切れ目のない診療体制で患者さんやご家族をサポートします

小児科と精神科分野が連携し、子どもからおとなまで、切れ目のない診療を目指すことを特徴としております。
医療のみでなく、教育、福祉と連携した支援も提供していきます。

組織

全員写真は左から大橋圭、山田敦朗センター長、永井幸代副センター長、山田理恵

外来担当医

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
午前 大橋 圭
(小児科初診、4階)
山田 敦朗
(精神科再診、3階)
山田 敦朗
(精神科初診、4階)
大橋 圭
(小児科再診、2階)
永井 幸代
(小児科初診、4階)
午後 山田 敦朗
(精神科再診、3階)
武内 温子
(小児科初再診、2階)
福原 里美
(小児科初再診、2階)
永井 幸代
(小児科再診、4階)
大橋 圭
(小児科再診、2階)
*初診の患者様について
<小児科枠>火曜日(大橋圭)、金曜日(永井幸代)は小児科受診希望の中学生以下の方で発達障害が中心となりますが、発達・精神の症状全般に対応しております。
<精神科枠>水曜日(山田敦朗)は、18歳未満の精神科受診希望の方で、発達障害が中心となりますが、発達・精神の症状全般に対応しております。18歳以上の方は発達障害または発達障害の疑いのある方を対象としております。
*初診の診察場所は、4階こころの発達診療研究センター診察室となります。
*再診については主治医により場所が異なりますのでその都度ご案内させていただきます。
*18歳以上で、前記以外の精神症状の方は、こころの医療センターを初診で受診してください。
*摂食障害で身体的治療など急を要する場合は、こころの医療センターまたは小児科にかかりつけ医師などより直接ご相談ください。

受診するにあたってのお願い

当院こころの発達臨床研究センターは、皆様のこころの健康を守るために、市中の病院、クリニックと連携しながら、その特徴を十分生かせるよう役割を分担し、日々の診療に当たっております。
従って、次にご説明するような理由により、当院こころの発達診療研究センターに初めて受診される方の診察は、紹介状をご持参頂いた上での予約制、というシステムを採用しております。また、当センターでは、ご病状が安定している患者さんは地域の医療機関に逆紹介をさせていただいておりますのでご了承ください。なお、こころの発達診療研究センターの診療が終了し他院にご紹介後、または一旦外来診療終了(終診)後、半年以上経過して、あらためて当科への受診をご希望される場合は、原則的に再度紹介状をご用意いただいた上で初診となります。綿密な地域医療機関との連携のために何卒ご了承のほどをお願いいたします。

紹介状をお持ち下さい

当院こころの発達診療研究センターは、高度医療および先進医療の担い手であるという側面から、市中の他の医療機関では対応が難しい患者さん、当科での専門外来受診が望ましいと判断された患者さんを中心に診療を提供することが使命であると考えております。したがって、地域医療機関からご紹介頂いた方を対象に診療を行う体制をとっております。
患者さん個人での初診予約は受け付けておりません。病院の初診予約の方法に則り、かかりつけ医療機関からこころの発達診療研究センターの初診予約を取って下さいますようお願いいたします。

予約制を取っております

初回の診察は、今後の治療方針を決定していく上で大切なものです。こころの発達診療研究センターはこころを扱う診療科である性質上、また、研修医や医学生の臨床教育を担う大学病院であるという理由から、初診では、予診(本診察の前に行う、概要を把握させていただくための診察のことです)を含めてお一人に平均60分から120分ほどのお時間を頂いております。従って、予約制とさせて頂き、十分に時間を確保した落ち着いた環境の中で、初回の診察を進めていくことを心がけております。

ご不便をおかけして誠に恐縮ですが、他の医療機関と連携をはかりながら、大学病院としての使命を果たしていくために必要な取り組みでございますので、ご理解とご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

こころの発達診療研究センターについて詳しく知りたい方

こころの発達診療研究センターでは、特設サイトを運営しています。
こころの発達診療研究センターについての詳しい内容は、
名古屋市立大学大学院医学研究科 こころの発達医学寄附講座
名古屋市立大学病院 こころの発達診療研究センターホームページ
を参照ください。(別ウィンドウで開きます)