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集中治療部



当院の集中治療部(ICU)は、本邦でも最も歴史のあるICUの一つです。正式なスタッフとしては、部長、副部長、助教の3名ですが、麻酔科の協力のもとでスタッフを形成し運営しています。
当院のICUは、15歳以下の患者さんの割合が30~40%程度であり、小児の重篤な患者さんにも対応しているため、愛知県の地域医療再生計画に基づき、平成26年4月に、PICU(小児集中治療室)を4床整備しました。

スタッフ紹介

(平成29年4月1日現在)
役職 氏名
部長・教授 祖父江 和哉
副部長・病院講師 平手 博之
助教 田村 哲也

診療について

当院の集中治療部(ICU)は、本邦でも最も歴史のあるICUの一つです。正式なスタッフとしては、部長、副部長、助教の3名ですが、麻酔科の協力のもとでスタッフを形成し運営しています。全ての治療・投薬・検査の指示はICUスタッフを通じて行われ、患者さん所属科の主治医が独断で指示を出したりすることはありません。これは、指示系統を一本化することにより、その患者さんに行われている治療を系統だったものにするとともに、二重投薬や、思わぬ事故を未然に防ぐ意味もあります。

麻酔科主体で運営されていますが、治療方針は各科主治医と協議の上決定しており、これらの連携は非常にうまくいっています。週に2回、放射線科の専門医に来ていただいてのICU医師との画像カンファランスや、週1回の感染制御室とICU医師との感染カンファレンスを開いています。また、医師だけでなく、看護師、臨床工学技士、薬剤師、理学療法士、管理栄養士などの多職種でカンファランスを開催し、協力しあって診療にあたっています。このように診療科の枠を超え、すべての部門が協力して個々の患者さんの病態に最善の集学的治療を供給することを目指しています。

運営形態としては、全科から患者さんを引き受ける、いわゆるGeneraI ICUです。病床数は10床(うちPICU4床)で、年間入室者数は500から600名です。また、近年の医療の高度化に伴い、ICUでもより重症度の高い患者さんの割合が増加しています。4床のCCUと隣り合わせで一つの看護単位となっており、お互いに診療やベッド管理に協力し合っています。

ICU入室の対象は、術後、内科系・外科系重症疾患、救急外来からの入室症例など幅広い領域の全身管理を必要とする症例です。術後症例では、心臓術後、食道術後、肺全摘術後、脳外科術後、大きな合併症を持った症例などが入室します。中でも小児心臓術後症例が多いのが当ICUの特徴でもあります。こうした症例は、小児の患者さんに対応した医療機器が充実しているPICU(小児集中治療室)で治療を行っています。内科系・外科系重症疾患では、重症肺炎、急性心不全、Septic shock、急性膵炎、MOF、劇症肝炎、脳炎など種々の症例、救急外来からは蘇生後、多発外傷、急性中毒などの症例が入室してきます。このような多岐にわたる症例に対応するためにICUスタッフには幅広い知識と技術が要求されます。また近年、病院の医療安全全国共同行動への参加に伴い、行動目標6(急変時の迅速対応)の推奨対策の一つである「容態変化への早期対応態勢の確立」に集中治療部として積極的に関与し、院内急変の前兆を認識し急変に至る前に対応して急変症例をへらすことを目的として、集中治療部の医師、看護師を中心としたチーム“ラピッド・レスポンス・システム”を組織して2013年2月から活動を開始しました。この活動を通し、ただ重症患者を治療するだけではなく、重症患者をへらすことにも重点をおいています。

研修医への教育に関しては、麻酔科及び救急部研修の臨床研修医がICUに来ています。これら、研修医の教育・指導も重要な仕事の一つです。出来るだけ積極的に治療に参加してもらい、カンファレンスでのプレゼンテーションを行ってもらっています。単に教わるだけでなく、自分で考えることが出来る医師となるように指導しています。