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病理診断部



病理診断部は、病気の診断、治療評価のため、内視鏡などで採られた生検組織・細胞を、顕微鏡で調べ病理診断を下します。
手術中に病理診断を行い、困難な手術をサポートします。切除された病変を病理診断することにより、治療の適切さ、病変の広がり、術後治療の指針を示します。
不幸にして亡くなられた方の病理解剖を行い、今後の医療の発展に貢献します。

基本方針

  • 術中診断を含めた組織診や細胞診などに対して、最先端の病理技術を用いて正確かつ迅速な病理診断を行います。
  • 今後予想される病理検体の増加(特に術中診、内視鏡生検診、細胞診)に可能な限り対応し、診療支援、患者サービス、病院経営に貢献します。
  • 高度な技術を用いることにより病理診断をさらに充実させ、患者サービスや診療および研究支援に供します。
  • 標本・ブロック・病理検体の管理については、個人情報の保護の観点から厳密な管理を行うとともに、大学病院としての教育・研究の発展のために柔軟に対応します。
  • 最先端の病理学的水準を維持し発展させるとともに、積極的に情報公開を進めます。

病理診断部の業務について

年間約11,000件の組織診断、8,000件の細胞診断、7,000件の術中迅速診断、3,000件の免疫染色、25件の病理解剖などを担当しています。


病理組織診断とは?

顕微鏡下に組織標本を観察し、病気の診断をすることを病理組織診断といいます。病理組織診断は最終診断とも呼ばれており、非常に重要な意味を持っています。例えば、「病変が炎症かあるいは腫瘍か?」、「腫瘍であれば良性か悪性か?」などの診断は、その後の治療法などに大きな影響を与えます。この診断をする医師を病理(診断)医と呼びます。

術中迅速診断とは?

手術中に腫瘍の良悪性、切除断端での腫瘍の有無、リンパ節への転移の有無などを診断し、手術法の選択、切除範囲の決定に指針を与えます。手術室から送られてきた組織を凍結し、病理技師が薄く切ってガラスに貼り付け染色したものを、病理医が顕微鏡で診断します。術中迅速診断は限られた時間内に、正確な診断が要求される重要な診断です。


細胞診とは?

主にがん細胞の発見によって、がんを早期に診断する目的に用いられます。検査材料は穿刺液(胸水、腹水、 脳脊髄液、嚢腫内容、関節貯留液)、分泌液(膣内容、気管内容、乳汁、胃液、外子宮口)、喀痰、尿、穿刺吸引した病変部、甲状腺や乳線の擦過材料です。これをスライドガラスに直接塗布または遠沈した沈渣を塗抹して作製した標本を染色し、顕微鏡で細胞を観察し、診断します。
この方法は標本作製、材料の採取が比較的容易であり、がんの早期発見に有用です。

病理解剖・CPCとは?

不幸にして亡くなられた方の、病気の状態や治療効果、死因などを判断する事を目的に、遺体の解剖を行うことを病理解剖と言います。
病理解剖で得られた結果をもとに、臨床医と病理医が臨床病理症例検討会(CPC)で討論を行います。
当院では教育的CPCを年10回程度行っています。

スタッフ紹介

(平成30年4月1日現在)
役職 氏名
部長(実験病態病理学・教授) 高橋 智
副部長(病理診断部・准教授) 山下 依子
臨床病態病理学・教授 稲垣 宏
臨床病態病理学・准教授 村瀬 貴幸
実験病態病理学・講師 鈴木 周五
臨床病態病理学・講師 正木 彩子
実験病態病理学・助教 加藤 寛之
臨床病態病理学・助教 藤井 香那
臨床検査技師(係長) 山田 貴之
臨床検査技師 宮﨑 亜佐子
松井 竜三
澄川 明香
坪井 亜弥
湯浅 健人
非常勤医師 服部 日出雄