グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


感染症・総合内科


 感染症科・総合内科には主に2つの役割があります。そのひとつは感染症の患者さんの診療です。特に当科では他の病医院では診療が困難な寄生虫症や渡航後の感染症の対応をします。これらの病気は国内では稀な疾患であるため、診断機器や治療薬が限られた病院でしか使用できないことが多く、名古屋市の感染症の中核病院である東部医療センターと連携をとりながら診療をします。ふたつ目は院内感染対策です。入院中の患者さんが安心して療養できるよう、また病院スタッフが安心して業務ができるように院内感染に関する教育や現場の整備、抗菌薬の適正使用の指導などを行います。
 また附属病院化に伴い COVID-19の病床を10床準備しました。 入院治療が必要な病状の患者さんだけでなく、 感染対策が困難な高齢者施設からの患者さんにも使用していただき、 地域全体の福祉に役立つ医療を提供できるように体制を整えていきます。

代表的な診療技術

1. ギムザ染色
 マラリアの診断に欠かせない検査。 陽性陰性の判別だけでなく、感染率や治療薬の効果判定に使用します。

2. 蛍光顕微鏡
 ごく少量のマラリアや結核菌の検出を目的に特殊な試薬を使用して観察するために用いられる顕微鏡です。

3. デング熱NS1抗原検査
 デング熱の診断を行うためのイムノクロマト法による検査です。

主な対象疾患

1. 輸入感染症
 マラリア、デング熱、 腸チフス、パラチフス、 チクングニア熱、ジカ熱、 渡航者下痢症

2. 寄生虫症
 日本海裂頭条虫、 アメーバ、 アニサキス、 シャーガス病

3. 院内感染で注意が必要な感染症
 MRSA (メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)、 CRE (カルバペネム耐性腸内細菌科細菌)、  MDRP (多剤耐性緑膿菌)、
  CDI (クロストリディオイデス・ディフィシル感染症)、 ESBL産生菌、AmpC産生菌、疥癬、流行性角結膜炎

4. COVID-19

地域医療機関の先生へ

 感染症科として一般的な感染症から輸入感染症 寄生虫症といった稀な感染症まで幅広い疾患を取り扱います。また感染症以外の疾患でもご紹介いただき入院となった患者さんが安心して入院生活がおくれるようICT、 ASTがサポートします。さらにクリニック等の感染対策に不安がある時にはICTのチームがお伺いして対策をご検討させていただきます。 間口を広くしてお待ちしていますので、いつでもお気軽にご相談ください。



  1. ホーム
  2.  >  診療科・部門紹介
  3.  >  診療科
  4.  >  感染症・総合内科
インターンシップ・病院説明会・施設見学