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放射線科


放射線科は、X線、コンピュータ断層撮影 (CT)、 磁気共鳴画像 (MRI)、超音波などの画像診断技術によって得られた画像を適切に解釈することで
疾患の診断を行い、診療方針の提案を行う専門家であり、 各診療科医師、診療放射線技師や看護師を含む医療従事者のチームと協力し、 患者さんに適切な医療を提供します。 放射線医学は、 癌をはじめとする腫瘍、 心臓病、神経疾患、筋骨格系疾患など専門が細分化されており、病状の診断と治療において重要な役割を担っています。 また、組織診断のための病変の採取 (生検)、カテーテル留置や止血術など、 画像を駆使することで侵襲性を低く抑えた画像下治療 (interventional radiology; IVR) と呼ばれる医療処置も行っています。

代表的な診療技術/主な対象疾患

1. 画像診断

コンピュータ断層撮影(CT)

特殊なX線装置を用いて身体の断面画像を作成し、がん、心血管疾患、外傷などの診断を行います。 臓器、骨、組織の高解像度の画像を得ることができるため、 3D再構成による多断面での観察により正確な局在と形態の評価を行います。 また造影剤を使用し血流を描出することで病変の質的診断、 血管形態評価も行います。

磁気共鳴画像(MRI)

強い磁場と電波を利用して得られる詳細な画像を利用して診断を行います。 CTと比べ良好な組織コントラストが得られるため、がん、脳神経障害、 筋骨格系障害などの疾患をより詳細に評価することができます。 様々な撮像方法が開発されており、高度の専門知識を駆使して最適な撮像法の選択、 画像の解釈を行います。

2. 画像下治療(Interventional radiology;IVR)

血管造影ならびに動注療法、塞栓術

カテーテルと呼ばれる血管内に挿入した細く柔軟なチューブからヨード造影剤を注入し血管や腫瘍を映し出し、外傷や消化管出血に対する止血術、腫瘍や異常血管に対する動脈内への薬剤投与、コイルその他塞栓物質の留置などの処置を行います。

中心静脈ポート留置

中心静脈ポートは胸、腕、脚の付け根などの太い静脈に挿入する装置で、 薬剤や輸液などの投与に使用されます。
長期間装着したままにしておくことができるため、 頻繁にまたは長期にわたって静脈内治療が必要な場合に使用されます。

CTガイド下生検、 ドレナージ

CT装置で画像を撮影しながら、 身体の深部に特殊な針を挿入し、 特定部位から小さな組織サンプルを採取、あるいは貯留した異常な液体を吸引するためのチューブを留置する処置です。 他の診断方法では特定できない異常や状態を診断するために行われ、一般的にはがんや感染症の診断、 胸水や気胸、 膿瘍の治療に使用されます。

地域医療機関の先生へ

ご依頼いただいた画像検査に対し、迅速かつ丁寧な報告書作成を心がけております。 臨床的ポイントを押さえた良質な画像診断をご提供することにより、 先生方とともに地域の患者さんのプライマリ・ケアに貢献して参りたいと考えております。 検査方法や画像診断報告書の内容などについてのご質問、 その他ご要望がございましたら是非お気軽にお問い合わせ下さい。



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