脳神経外科
脳神経外科は、脳出血や脳梗塞などの脳血管障害をはじめとして、慢性硬膜下血腫や急性硬膜下・硬膜外血腫などの頭部外傷、水頭症、神経膠腫や髄膜腫などの脳腫瘍、三叉神経痛や顔面けいれんなどの機能的疾患、頭痛など、脳に関係する幅広い疾患を治療対象としています。最近の手術手技は血管内治療や内視鏡下手術などの低侵襲治療が中心となっており、当科でも対応可能な低侵襲治療を増やしております。高度な手術器具・手技を必要として当科で対応困難な疾患については、名古屋市立大学付属病院をはじめとした、他の名古屋市立大学病院群の脳神経外科と連携を取りながら、速やかな治療を提供しております。
ハキム病(特発性正常圧水頭症)への手術を行っています
頭の中には、脳を守るように水(髄液)が蓄えられています。髄液はただ溜まっているのではなく、絶えず作られては吸収され流れ続けています。ハキム病は加齢を背景として、この髄液の循環が障害されて髄液が貯まり、脳を圧迫して様々な症状をもたらす病気です。特徴的な症状は、歩行障害、尿失禁、認知機能低下です。これらの症状は、手術で髄液の流れを適正化させることで改善できることがあります。
当科では最初から手術ありきではなく、まずタップテストという検査をお勧めしています。これは腰椎から髄液を採取して症状が改善しないか調べる検査であり、症状の改善度に応じて手術を提案させていただいています。
手術は脳室もしくは腰椎腹腔シャント術といって、髄液の貯まる空間と髄液を逃がす腹腔を、流量調整が可能な精密機械(バルブ)を有したチューブでつなぐ手技です。バルブの種類によってはMRIで設定がずれるため都度調整を要するものがありますが、当科では原則MRIの撮影に影響を受けないシステムを用いて患者さまへの負担軽減を図っています。
当科では最初から手術ありきではなく、まずタップテストという検査をお勧めしています。これは腰椎から髄液を採取して症状が改善しないか調べる検査であり、症状の改善度に応じて手術を提案させていただいています。
手術は脳室もしくは腰椎腹腔シャント術といって、髄液の貯まる空間と髄液を逃がす腹腔を、流量調整が可能な精密機械(バルブ)を有したチューブでつなぐ手技です。バルブの種類によってはMRIで設定がずれるため都度調整を要するものがありますが、当科では原則MRIの撮影に影響を受けないシステムを用いて患者さまへの負担軽減を図っています。

代表的な診療技術
- 頭部CT・MRI、血管撮影装置DSAなどを用いた頭蓋内病変の診断
- 脳血管障害に対する保存的治療、一部の直達手術・血管内治療
- 頭部外傷に対する創部処置、保存的加療、直達手術
- 特発性正常圧水頭症の診断と治療
- 一次性・二次性頭痛の診断と治療
主な対象疾患
- 脳血管障害:脳出血、脳梗塞、くも膜下出血、脳動静脈奇形など
- 頭部外傷:慢性硬膜下血腫、急性硬膜下・急性硬膜外血腫など
- 水頭症、脳腫瘍、頭痛:片頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛など
- 機能性疾患:三叉神経痛や顔面けいれんなど
地域医療機関の先生へ
みどり市民病院脳神経外科では、各種画像診断、神経診察を駆使して脳外科疾患の診断を行っています。また外来・入院での保存的治療に加え、直達手術・血管内治療についても対応できる疾患を増やしております。当科で対応困難な疾患であったとしても、当院脳神経内科や、他の名古屋市立大学病院群の脳神経外科と連携して速やかな診断治療を提供しております。診断、治療に悩まれる患者様がいらっしゃいましたら、是非ご相談ください。
