皮膚科
皮膚科領域には多くの疾患が存在します。普段から皮膚を健常な状態で保つことにより、皮膚の病気を確認しやすくなります。皮膚科を受診される患者さまの大半は正しいスキンケアや、生活指導によって病状が大幅に改善されます。皮膚の変化を適切に判断し、検査、治療を行うために、何かご心配なことがあれば、是非ご相談ください。
- 帯状疱疹や蜂窩織炎などの急性期の病気は、初期の診断と経過のフォローをしっかり行うことで後遺症を残しにくくなります。
- アトピー性皮膚炎や尋常性乾癬などの慢性の病気も丁寧に定期的にフォローすることで良い状態を維持することができます。
- 皮膚病は自分で見えるため、悩みが大きいと思いますが、適切な指導を行い患者さんの気持ちにも寄り添える診療を目指します。
代表的な診療技術
1. 検査
真菌検査 | 白癬症(水虫、たむし)、カンジダ症などの診断を行う検査です。 |
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パッチテスト | 金属アレルギーを含めた接触皮膚炎の原因を明らかにする検査です。 |
皮膚生検 | 検査のために局所麻酔をし、皮膚の一部を直接取って、 病理組織検査を行います。 |
ダーモスコピー | ほくろ、老人性いぼ、皮膚悪性腫瘍などを鑑別する検査です。 |
2. 治療
液体窒素冷凍療法 | 疣贅(いぼ)や水いぼ、一部の良性腫瘍の細胞を液体窒素で凍結させる治療法です。 |
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手術 | 良性腫瘍で大きなものでなければ日帰りでの摘出手術も行います。やや大きめの腫瘍や出血が起こりやすい箇所の手術は入院での手術を行います。悪性腫瘍は当院で摘出できるものは入院手術を行います。専門の医師によりフォローが必要な場合は適切な病院へご紹介も行います。 |
陥入爪・巻き爪治療 | 自費治療でワイヤーを使った巻き爪の矯正も行います。肉芽ができた際などに手術で治療を行います。 |
光線治療 | 尋常性乾癬、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症などに対し光線療法を行います。 |
難治性の褥瘡治療 | デブリドマンや皮膚切開手術を行い、必要であれば持続陰圧閉鎖療法も行う予定です。 |
主な対象疾患
湿疹・かぶれ、アトピー性皮膚炎、乾癬、じんましん、やけど、薬疹、帯状疱疹、蜂窩織炎、ホクロ、皮膚腫瘍、脱毛症、爪の異常、おでき、イボ・ヘルペス、水虫・たむし、褥瘡
掌蹠膿疱症専門外来
水曜日・金曜日
専門医による適切な診断並びに治療提供
医療連携(愛知学院大学歯学部付属病院)による歯性病巣感染の診断治療
(NOTRD支援プロジェク: https://www.notrd.or.jp/nagoya_district)
掌蹠膿疱症は、膿疱が手の平(手掌)や足の裏(足蹠)に数多くできる病気です。はじめは小さな水疱ですが、次第に黄色い膿疱に変化し、痂皮(かさぶた)が形成されるとともに角層がはげ落ちます。その際に紅斑(あかみ)を伴うことも多く見られます。外用治療などで一旦よくなったかなと思っても、周期的に症状がぶり返し、慢性の経過をとることが多いです。水疱や膿疱からはウイルスや細菌は見つからず、現時点ではその他の免疫システムが関係する病気ではないかと推測されています。また、慢性的に経過する中で、突然、鎖骨や胸鎖肋関節などに疼痛を生じることがあります(掌蹠膿疱症性骨関節炎)。強い痛みのために日常生活が困難になることや、放置すると不可逆性の関節変形などを生ずることもあり、適切な治療が必要です。ややまれな疾患で、比較的中年以降の女性、喫煙者に多い傾向があり、国内のみならず海外でもまだまだ認知度が高くはない疾患の一つです。
当院専門外来では、掌蹠膿疱症の病態研究・診断・治療に約20年の経験・実績を有する皮膚科専門医が診断・治療にあたります。診断・治療に難渋している症例などございましたら、当院へご紹介いただきますようお願い申し上げます。
医療連携(愛知学院大学歯学部付属病院)による歯性病巣感染の診断治療
(NOTRD支援プロジェク: https://www.notrd.or.jp/nagoya_district)
掌蹠膿疱症は、膿疱が手の平(手掌)や足の裏(足蹠)に数多くできる病気です。はじめは小さな水疱ですが、次第に黄色い膿疱に変化し、痂皮(かさぶた)が形成されるとともに角層がはげ落ちます。その際に紅斑(あかみ)を伴うことも多く見られます。外用治療などで一旦よくなったかなと思っても、周期的に症状がぶり返し、慢性の経過をとることが多いです。水疱や膿疱からはウイルスや細菌は見つからず、現時点ではその他の免疫システムが関係する病気ではないかと推測されています。また、慢性的に経過する中で、突然、鎖骨や胸鎖肋関節などに疼痛を生じることがあります(掌蹠膿疱症性骨関節炎)。強い痛みのために日常生活が困難になることや、放置すると不可逆性の関節変形などを生ずることもあり、適切な治療が必要です。ややまれな疾患で、比較的中年以降の女性、喫煙者に多い傾向があり、国内のみならず海外でもまだまだ認知度が高くはない疾患の一つです。
当院専門外来では、掌蹠膿疱症の病態研究・診断・治療に約20年の経験・実績を有する皮膚科専門医が診断・治療にあたります。診断・治療に難渋している症例などございましたら、当院へご紹介いただきますようお願い申し上げます。
地域医療機関の先生へ
皮膚科領域の病気には非常に多くのものがありますが、 一般的な皮膚疾患について診療・相談に応じています。他科との連携も行い、必要に応じ協力して治療をしていきます。 ご紹介いただきました患者さんを適切に診察、検査し、当科で診断や治療ができないものは、適宜、 名古屋市立大学病院を始めとした高度医療機関へ紹介を致します。大切な患者さんに適切な医療を行うよう努めていきますので、 何卒よろしくお願いいたします。