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診療科・部門

Versa HDの特長について


Versa HD

当院では、エレクタ社製の高精度放射線治療装置「Versa HD(バーサエイチディー)」を導入しています。これにより、高精度な放射線治療である定位放射線治療(SRT:Stereotactic Radio Therapy, SBRT:Stereotactic Body Radio Therapy)、強度変調放射線治療(IMRT:Intensity Modulated Radiation Therapy)、IMRTの応用型である強度変調回転照射(VMAT:Volumetric Modulated Arc Therapy)を受けていただくことが可能です。
どのような照射方法がよいかは、患者さんの状況により異なりますので、診察時にご相談ください。
高精度な放射線治療が行えるVersa HDに加え、以下の装置を加えることにより、さらにからだにやさしい放射線治療を行っています。

1. 呼吸モニタリング装置「Abches ET(アブチェス)®」

患者さんの胸とお腹、2カ所にて、呼吸による体の動きをモニタリングできます。これをうまく利用することで、深吸気時のみを狙って放射線治療を行う「深吸気息止め照射」や、患者さんの呼吸リズムに合わせて、ある一定のタイミングで治療部位を狙い撃ちする「呼吸同期照射」をしっかり行うことができます。
これにより被ばくを抑え、副作用を少なくした効果の高い治療を行うことができます。

2. 腹部圧迫式固定具

治療部位によっては、治療中の呼吸に伴う病変の移動が、照射精度を下げる要因となる場合があります。呼吸に伴う病変の移動自体を小さくするように、おなか回りの動きを抑える固定具を作成し、治療中の病変の動きを抑制することができます。これにより、照射精度を高め、副作用の少ない治療、被ばくを少なくした治療を、ご提供することができます。

3.超音波装置「ブラッダースキャン:キューブスキャン」

再現性の高い治療を行うためには、毎回、膀胱内の尿量が一定であることが大切となってきます。膀胱内の尿量を確かめるために、CTを撮影していては被ばくが多くなってしまいます。そのため、治療前に超音波装置のキューブスキャンで、膀胱内の尿量を確認することにより、CTを撮影する回数を減らし被ばくを少なくすることができます。

※ 病気や治療部位によって最適な装置は異なりますので、どの装置を使うかはお任せください。
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