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診療科・部門

急性呼吸窮迫症候群(ARDS)


1 疾患について

 急性呼吸窮迫症候群(ARDS)というのは、何らかの原因で、肺の血管から水分が漏れやすくなって、肺の中に水分が染み出てきて、吸った空気から酸素が十分に取り込めなくなった状態です。
 心臓の調子が悪くなっても肺の血管から水分が染み出すようになりますが、これは心原性肺水腫といいます。ARDSは心原性ではない肺水腫ということになります。
 このような状態が引き起こされる原因としては、肺炎、敗血症、重症外傷などがあげられます。

2 症状

 原因となる疾患の症状に加え、強度の酸素不足から急速に進行する呼吸困難、咳、痰など

3 治療法

 ARDSそのものに対する治療方法はまだ確立されておらず、原因となる疾患の改善がARDSの改善につながります。
呼吸の状態が悪いので、酸素を維持するため人工呼吸や体外式膜型人工肺などの治療が必要になることがあり、十分な効果が得られず、不幸な結果になる場合もあります。
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