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診療科・部門

精神科



診療科のご案内

現代社会には数多くのストレスがあり、どなたでもこころの不調を経験することがあります。その中でも身体の病気によるストレスがきっかけとなり、こころの不調を伴う場合も多く、そのことが身体の病気の治療に影響することがあります。 あるいは、すでにこころの不調によって専門治療を受けている方で、身体の病気で入院治療を受ける必要がある方もいらっしゃいます。このような方でもこころの治療を継続しながら身体の治療を行うことが必要です。当科では総合病院精神科としてコンサルテーション・リエゾン精神医療に重点を置いて治療を行っています。 リエゾンとはフランス語で「連携」という意味で、コンサルテーション・リエゾン精神医療とは“他の身体の診療科と協力して患者様のこころの診療にあたる精神科の専門領域”のことです。
なお、当科は院内の身体科からの入院患者様の依頼のみ受けており、一般の精神科外来を行っておりませんので、ご理解いただければと思います。

特長

当科では、大学附属病院(総合病院)の精神科として、救急・高度先進医療を担う他の診療科と連携し、身体疾患で入院中の患者様の精神的なケアに特化したコンサルテーション・リエゾン精神医療を実践しております。患者様の身体的・精神的回復を、多職種連携による包括的なサポート体制でバックアップします。
●コンサルテーション・リエゾン活動
  身体疾患が原因で起こるせん妄や、重大な疾患の告知や負担に伴う不安・抑うつなどに対し、薬物療法と非薬物的介入を組み合わせて早期回復を目指します。また、精神疾患をお持ちの患者様が身体合併症で入院された際の薬剤調整なども、他科の医師と密に連携して行います。
●包括的自殺未遂者支援
  救命センター入院直後から精神科が介入し、希死念慮・自殺リスクの評価を行っています。当科が開発し当院の救急コンセンサスにも導入されている、精神科入院予測評価尺度「MSPS-J」を活用することで客観的評価を行い、再発防止プランの作成からケースワークまで切れ目のない支援体制を構築しています。
●緩和ケア・認知症ケア
  がん患者様の身体的苦痛のみならず、精神的苦悩(スピリチュアルペイン)に対しても多職種チームで支援します。
また、認知症の周辺症状(不穏・不眠など)に対しても、環境調整と薬剤調整でQOLの維持を図ります。

主な疾患・治療法

せん妄:身体疾患や手術に伴う幻覚・興奮に対する早期介入・薬剤調整
自殺企図:救命センターにおける初期介入、MSPS-Jによるリスク評価と連携
不安・抑うつ・適応障害:身体疾患の治療過程で生じる心理的苦痛の緩和
認知症の周辺症状:入院中に悪化しやすい不穏や不眠への対応
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