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診療科・部門

疼痛緩和内科


診療科のご案内

外来では主にペインクリニックを、また、入院中の患者さんには、緩和ケアを担当しております。

ペインクリニック

ペインクリニックでは主に慢性痛の治療を行っております。慢性痛には、腰痛、頚肩部痛などの痛みが慢性化し持続するもの、骨折や帯状疱疹、手術の痕など、もとの原因が治癒してもその痛みが続くもの、そして痛みの訴えに見合う原因が見つからないものがあります。診断治療後も遷延する痛みでお困りの患者さんがおられましたらご相談ください。

特長

1.患者さんのお話しをよく聞き、不安や困りごとを話しやすい雰囲気を作ります
2.痛みの仕組みや病気の様子をわかりやすく説明します
3.患者さん自身が前向きに治療に参加し、自分の症状を受け入れながら少しでも良い生活を送ろうという気持ちになるよう
  にサポートします
4.必要に応じて薬物療法や神経ブロック療法などを併用します

主な疾患・治療法

1.薬物療法
近年、新しい鎮痛薬が何種類も上市されています。痛み治療にとっては大変な恩恵ですが、同時に適応や副作用など、留意しなければならないことも多くなりました。注意深い薬物療法を心がけます。
2. 神経ブロック療法
痛みによって、末梢神経や中枢神経は感作状態(痛み刺激が繰り返し入力されることにより、それに対する反応が徐々に増大していく状態)になるといわれています。局所麻酔薬を用いてこれらの神経活動を一時的に休止させ、痛みの悪循環を遮断して、痛みの慢性化への進行を予防します。

【高周波熱凝固・パルス高周波法】
症例によっては、高周波熱凝固装置という機械を用いて、高周波熱凝固やパルス高周波法という方法で神経ブロックを行います。高周波熱凝固は高周波エネルギー(70~90℃)で神経を熱凝固させ長期間にわたり神経伝達を遮断する方法です。またパルス高周波法は高周波電流を42℃以下で間歇的に通電することにより熱凝固を起こさずに鎮痛効果を得る方法で、神経破壊をおこさないため安全で侵襲の少ない治療法です。通常の局所麻酔薬では鎮痛効果は半日程度ですが、パルス高周波法では3~6ヶ月程度鎮痛効果の持続が期待できます。主に脊柱管狭窄症などに対する神経根ブロックや、三叉神経痛に対するガッセル神経節ブロック、その他帯状疱疹後神経痛などに使用します。

【脊髄刺激療法】

当院では、脊髄刺激療法という治療も行っております。脊髄刺激療法とは、背骨の中の硬膜外腔という場所に、リードと呼ばれる刺激電極を挿入し、脊髄に微弱な電気を流すことで、難治性の痛みを緩和する外科的な治療法です。まず、試験刺激を行い、効果があった場合に刺激装置等を植込みます。対象疾患は、脊柱管狭窄症や脊椎手術後の痛み、帯状疱疹後神経痛などの神経障害性疼痛や、閉塞性動脈硬化症などの末梢血流障害による痛みです。
いづれの神経ブロックも適応を厳密に判断して十分な説明と同意に基づいて行います。
3 . 生活相談
慢性の痛みとどう向き合うか、痛みを持ちながらどう生活していくかを一緒に考えてまいります。
4. その他
患者さんとよく話し合い、対応法を見つけていきます。
必要に応じて、各専門科に紹介させていただきます。

緩和ケア

緩和ケアとは、痛みや吐き気、息苦しさ、がんにかかったことによる不安や抑うつ、仕事ができなくなるなどの不安、また、どうして私が?っといった心理的な悩みも含めて、がんを始め生命を脅かす疾患がもたらす困難を抱える患者と、その家族の生活の質を改善することにより、より豊かな人生を送ることができるよう、支えていくことが目的です。

当院の緩和ケアチームでは、医師をはじめ、看護師、薬剤師、臨床心理士、栄養士、理学療法士など様々な職種が協力しあい、その専門性を活かしたチーム医療を提供しております。

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