アルツハイマー病新規治療薬 レカネマブ(商品名レケンビ)について
レカネマブ(商品名レケンビ)は、アミロイドβ(ベータ)と呼ばれるタンパク質を脳内から除去する新しい作用をもった薬剤です。
当院では、厚生労働省が定めた「最適使用推進ガイドライン」に従いこのお薬を安全に投与できる体制を整えました。
受診から検査と治療の流れをご参照いただき、レカネマブ治療を希望される際は、地域医療連携室(052-704-9555)にご連絡ください。
当院では、厚生労働省が定めた「最適使用推進ガイドライン」に従いこのお薬を安全に投与できる体制を整えました。
受診から検査と治療の流れをご参照いただき、レカネマブ治療を希望される際は、地域医療連携室(052-704-9555)にご連絡ください。
受診から治療の流れ
①初診
・認知症であるか否かを診断します
ご本人・ご家族等に問診表を記入していただきます。
診療担当医師が、病状や日常生活の様子に関する診察と神経学的検査をします。
必要に応じて、血液検査・心電図などの検査があります。
②再診(2回目以降)
・認知症の原因を調べます
認知機能検査・3テスラMRI検査を行い、検査結果を総合して鑑別診断します。
3テスラMRI検査ではレカネマブの副作用リスクの高い特有の異常がないことを確認します。
・アルツハイマー病の診断、レカネマブの適応か否かの検査をします
脳へのアミロイドβの蓄積を証明する検査として、アミロイドPET検査又は髄液検査をします。
※アミロイドPET検査は、他院での実施となります。
※髄液検査は、安全性の観点から1泊2日の入院となります。
③投与
・レカネマブを投与します
外来で2週間に1回、約1時間かけて点滴を行います。投与後の発熱や頭痛が起こることがあるので、投与初期は点滴終了後1時間程度待機していただくことがあります。
初回投与は、安全性の観点から原則1泊2日の入院となります。ただし、ご希望の場合は日帰り入院も対応いたします。
投与開始から特に半年間は脳浮腫や脳出血などの副作用が生じやすいため、定期的に3テスラMRI検査を受けていただきます。
・認知症であるか否かを診断します
ご本人・ご家族等に問診表を記入していただきます。
診療担当医師が、病状や日常生活の様子に関する診察と神経学的検査をします。
必要に応じて、血液検査・心電図などの検査があります。
②再診(2回目以降)
・認知症の原因を調べます
認知機能検査・3テスラMRI検査を行い、検査結果を総合して鑑別診断します。
3テスラMRI検査ではレカネマブの副作用リスクの高い特有の異常がないことを確認します。
・アルツハイマー病の診断、レカネマブの適応か否かの検査をします
脳へのアミロイドβの蓄積を証明する検査として、アミロイドPET検査又は髄液検査をします。
※アミロイドPET検査は、他院での実施となります。
※髄液検査は、安全性の観点から1泊2日の入院となります。
③投与
・レカネマブを投与します
外来で2週間に1回、約1時間かけて点滴を行います。投与後の発熱や頭痛が起こることがあるので、投与初期は点滴終了後1時間程度待機していただくことがあります。
初回投与は、安全性の観点から原則1泊2日の入院となります。ただし、ご希望の場合は日帰り入院も対応いたします。
投与開始から特に半年間は脳浮腫や脳出血などの副作用が生じやすいため、定期的に3テスラMRI検査を受けていただきます。
ひと月の医療費の概算
毎月、窓口で支払う医療費は、3割負担で約9.9万円、2割負担で約6.6万円、1割負担で約3.3万円になります。
※ご負担をさらに軽くするしくみもあります。
レカネマブ治療は高額療養費制度の対象となりますので負担を軽減することができます。
例えば、70歳未満3割負担の方は本来自己負担額が約99,000円/月ですが、高額療養費制度を利用すると、自己負担額が57,600円/月となります。
詳しくはこちらをご覧ください。
※ご負担をさらに軽くするしくみもあります。
レカネマブ治療は高額療養費制度の対象となりますので負担を軽減することができます。
例えば、70歳未満3割負担の方は本来自己負担額が約99,000円/月ですが、高額療養費制度を利用すると、自己負担額が57,600円/月となります。
詳しくはこちらをご覧ください。
厚生労働省「最適使用推進ガイドライン」
(1)投与対象となる患者
① 治療意思 の確認
② 本剤の禁忌に該当しない
③ 1.5 テスラ 以上のMRI 検査が実施可能
④ 認知機能の低下及び臨床症状の重症度範囲
a)認知機能評価 MMSE スコア 22 点以上
b)臨床認知症尺度 CDR 全般スコア 0.5 または 1
⑤ アミロイド PET または脳脊髄液(CSF)検査を実施し、Aβ 病理を示唆する所見が確認されている
② 本剤の禁忌に該当しない
③ 1.5 テスラ 以上のMRI 検査が実施可能
④ 認知機能の低下及び臨床症状の重症度範囲
a)認知機能評価 MMSE スコア 22 点以上
b)臨床認知症尺度 CDR 全般スコア 0.5 または 1
⑤ アミロイド PET または脳脊髄液(CSF)検査を実施し、Aβ 病理を示唆する所見が確認されている
(2)投与施設
ア 初回投与に際して必要な体制
(ⅰ)施設における医師の配置
(ⅱ)検査体制
(ⅲ)チーム体制
イ 院内の医薬品情報管理の体制
ウ 副作用への対応
(ⅰ)施設における医師の配置
(ⅱ)検査体制
(ⅲ)チーム体制
イ 院内の医薬品情報管理の体制
ウ 副作用への対応