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診療科・部門

病理診断科



医師紹介

石川 操(平成22年卒)

病理診断科部長
助教
指導医・認定医・専門医
厚生労働省 死体解剖資格
日本専門医機構 病理専門医
日本臨床細胞学会 細胞診専門医
臨床研修指導医
日本病理学会 病理専門医研修指導医
日本病理学会 分子病理専門医
緩和ケア研修会修了

中尾 健寿(平成29年卒)

助教(診療担当)

病理診断科について

病理診断科は診断業務を主とする部門です。病理診断の概要、病理診断に重要なことについてご説明致します。また、最後に患者さまへお伝えしたいメッセージを記載致しましたので、ぜひご覧下さい。

病理診断とは

病理診断とは、患者さまから採取させて頂いた皮膚や臓器などの組織および尿や喀痰などの細胞から、観察・保存しやすいような標本を作製し、顕微鏡で見て、病気を診断することを言います。病理診断は最も直接的な診断法であり、特に癌などの組織や細胞の形態が診断に直結する疾患では、病理診断が最終診断となります。

病理診断に重要なこと

病理診断に重要なことは、もちろん診断する知識が重要なのですが、それ以前に適切な組織・細胞が採取されること、そして組織・細胞から標本を適切に作製することが大事です。特に標本作製は、組織・細胞を腐食しないように固定する過程、顕微鏡で見やすいように組織を薄く切る過程、顕微鏡観察用のスライドガラスに組織をしわが寄らない様上手に載せたり、細胞を見やすいように塗抹する過程、スライドガラスに載せた組織・細胞を、診断しやすいように細胞の種類や細胞内構造ごとに綺麗に染め分ける過程等々、多くの過程があります。これらの過程全てを適切に行えば行うほど、より確実な病理診断を行うことが可能になります。当院では、高い技術を持った臨床検査技師の方々に、質の高い病理標本を作製して頂いております。

患者さまへのメッセージ

私たちは通常の病理診断以外にも、手術中の切除範囲を決定する迅速病理診断、また不幸にしてお亡くなりになられた患者さまの死因を究明する病理解剖を行っております。一方で、私たちは病気のより良い治療に役立つ手がかりを顕微鏡を見ながら模索しております。実際に病理医が顕微鏡から得た知識を基にした成果として、胃に感染するピロリ菌の発見、あるいはGastrointestinal stromal tumor等の新たな疾患概念の確立、などがあります。
病理診断科の医師・技師は、普段は皆様にお目にかかることはありません。しかし、私たちは患者さまのことを思い浮かべながら、日々標本作製・適切な診断に勤しんでおります。今後とも、患者さまが適切で最善な治療を受けられるよう、より良い診断を目指して励んで参ります。
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