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総合診療科・総合内科


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診療科部長からのメッセージ

宮﨑 景

 総合診療科・総合内科は、主に内科系疾患が疑われる症状で、どの診療科を受診すべきかはっきりしない患者さんの診療を担当しています。
 患者さんの多くは複雑な症状や複数の疾病を抱えているため、我々は時間をかけて全人的に診察し、得られた検査結果は患者さんが納得するまで十分に説明をするように常に心がけています。 患者さんの迅速かつスムーズな治療を実現するため、培ってきた知識や経験を最大限に活用して日常の診療にあたっています。

診療科の特色

 大学病院を受診される患者さんには、複雑な症状を訴えて来院される患者さんが多くいらっしゃいます。
 また、複数の疾患を有するために、症状がどの疾患に関連しているのか判断しにくく、どの専門診療科を受診すべきか判断に迷う患者さんもいらっしゃいます。
 総合診療科・総合内科は、どの専門診療科を受診すべきかがはっきりしない場合に受診していただくことが最も適切です。
 1. 症状や体調不良が明らかであるにもかかわらず、原因が特定しにくく、特定の臓器疾患が同定できない
 2. 多数の疾患を有するために、どの疾患による症状か迷う
 3. 内科系疾患が疑われるものの、上記のいずれの専門診療科にも該当しない疾患が疑われる
 4. 多彩な症状のために、内科系に限らず、どの診療科に受診すればよいか判断できない
上記の場合、総合診療科・総合内科
  では問診、身体診察、諸検査を行って病状を整理しながら明らかにした上で治療を行うとともに、必要に応じて適当と考え
  られる専門診療科への橋渡し
も担っています。
 また、複数の疾患を有する患者さんについては病状の優先度を判断することで、適切なタイミングで専門診療科と協力しながら、総合的な疾病マネジメントができるよう調整しています。
 また、研修医に対する卒後臨床研修、学生への卒前医学教育にも力を注いでいますが、一方で患者さんに不利益が生じないように指導医のバックアップを強化し、「患者さんと医療スタッフの双方が幸せになれる幅の広い医療」を目指しています。

夜間の救急診療

 平日時間外(17:00 ~翌8:30)及び休日・祝日のうち、救急車以外で来院された初診患者さんの診療を研修医や救急医とともに内科救急指導医が行っています。内科救急指導医は平成24 年度から開始された体制で、当院の各内科医が当番制で救急診療を務めるものであり、当科が代表窓口を務めてきました。
 内科救急指導医が担当する救急外来では、初診患者さんの診療を中心としていますが、当院のかかりつけ患者さんであっても、既存の疾患とは関連の無い初発症状のため来院された場合には研修医及び内科救急指導医が担当いたします。(救急車搬送患者さんの初療は救命救急医が原則対応しますが、かかりつけ患者さん(既存の疾患について)の対応については病状に応じて各科当直医が直接担当することもあります。)
 重症患者さんや専門診療科のアドバイスが必要な患者さんについては、救命救急医や各科当直医と協力して診療いたします。

地域医療機関の先生方へ

 貴院を受診された患者様のご紹介につきましては、上記のようにどの専門診療科へ紹介して頂くのか明らかで無い場合には、当科へご紹介下さい。(令和6年4月1日より、限定的ではありますが主科担当の入院診療を再開しています。事前紹介予約も受け付けています。)
 火曜日~金曜日には、総合診療科・総合内科の常勤または非常勤医師が常設外来を担当しており、月曜日は時間外対応の形で当科の医師が対応いたします。緊急時など、電話での相談が必要な場合には、当院代表電話から「総合診療科・総合内科の医師」をご指定頂いてご連絡下さいますようお願い申し上げます。
 なお、各専門診療科での診療が明らかに必要と考えられる場合には、直接紹介患者様を担当科へご紹介頂きますようお願い申し上げます。

外来担当者一覧


総合診療科・総合内科について詳しく知りたい方

総合診療科・総合内科では、特設サイトを運営しています。
総合診療科・総合内科についての詳しい内容は、名古屋市立大学 総合診療医学・総合内科学ホームページを参照ください。

名古屋市立大学 総合診療医学・総合内科学ホームページへ(別ウィンドウで開きます)