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循環器内科


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診療科部長からのメッセージ

地域の中核病院である名市大病院において、循環器内科は生活習慣病の管理から救急医療に至るまで広範囲な循環器診療を担っております。
緊急性の高い循環器救急診療では、急性心筋梗塞などの治療のために、緊急の心臓カテーテル検査・心血管インターベンションが24時間行える体制を敷いており、同時に2人の治療が可能です。専門研修を受けたスタッフが、冠動脈内エコーを駆使し、死亡率の低下や再発抑制を考えた正確なステント留置術の施行はいうまでもなく、左冠動脈主幹部病変や分岐部病変にも積極的かつ難易度の高いインターベンションを行っています。大動脈バルーンポンプや経皮的体外循環補助装置などを必要とする超重症患者の救命のための冠動脈インターベンションも数多く施行しています(心臓カテーテル検査概数:年間1,000件以上、冠動脈および末梢動脈インターベンション概数:年間400件)。
また循環器内科は病院中央部門である急性心臓疾患治療部(CCU)4床の運営を担当しており、日夜を問わず多くの心不全・不整脈患者を受け入れています。隣接する集中治療部(ICU)とで計56名の看護師を有し、高度かつきめ細かい集中治療を特徴としています。ICUスタッフの協力も得て、重症心不全に積極的な呼吸管理を行うことも多く、急性心不全治療の実績は近隣の大病院に比べても優れたものになっているものと自負しております。不整脈については、発作性上室性頻拍のみならず、心房粗細動、心房頻拍、心室頻拍に対しても積極的にカテーテルアブレーションを施行しております。また、埋め込み型除細動器の移植、および両心室ペースメーカーによる心臓再同期療法にも取り組んでいます。
さらに当科の特徴は、一般大病院では専門医がおらず対処不可能な難病肺高血圧症の患者を受け入れ、現時点で可能な最高の管理・治療(移植を除く)が提供できることです。東海地区のみならず北陸の病院からも患者さんの依頼・転院を受けております。原発性(特発性)肺高血圧症のみならず、膠原病や先天性心疾患にともなう続発性肺高血圧症に対しても積極的に治療を行っておりますので、お困りの患者さん、あるいは医師の方も是非一度ご相談ください。この領域における新薬の治験も幅広く行っております。
一方外来診療では、地域実地医家の先生方から多くの紹介を受け、心雑音主訴の患者さんにおいては心エコードプラ法を駆使した正確な先天性心疾患・心臓弁膜症の診断を行い、また胸痛主訴の患者さんにおいては128列2管球および320列マルチスライスの高性能冠動脈CT、多段階運動負荷心電図試験、心臓核医学検査を駆使して冠動脈病変のスクリーニングを行っています。そして病気の診断が確定した際には、上述の冠動脈インターベンションを施行し、また心臓血管外科に紹介し最適な治療を受けていただきます。
大学病院として他病院と異なる特徴は、高血圧や脂質異常症の管理に精通した医師を有することであり、それら医師による生活習慣病の診断治療が積極的に行われています。さらに心筋梗塞後あるいは心臓手術後のリハビリテーションは、当院のリハビリテーション部およびスタッフを派遣している名古屋市総合リハビリテーションセンターにて、運動能力改善に主眼を置いた心臓リハビリテーションを施行しています。このように当循環器内科では、心血管病の予防から急性期治療・病後のリハビリに至るまで、幅広い守備範囲を有しています。我々循環器内科は、1日24時間1年365日、患者さんに最適な医療を提供すべく常に皆様のそばにあります。

診療科の特色

  • 急性心筋梗塞、不安定狭心症、急性心不全等で来院された方に、急性心臓疾患治療部(CCU)で集中治療を行います。
  • カテーテルを用いた経皮的冠動脈形成術(ステント挿入を含む)を行います。特に、急性心筋梗塞や不安定狭心症に対するこの治療を24時間対応で行います。
  • 最新型の128列2管球および320列マルチスライスCTを用いて冠動脈の評価を非侵襲的に行います。
  • 運動負荷試験、心臓アイソトープ検査、心エコードプラ法、全身動脈・静脈のエコー検査等あらゆる最新の技術を駆使した正確な心臓・血管病の診断および適切な治療を行います。
  • 肺動脈性肺高血圧症をはじめとした肺高血圧症の診断・治療を行います。
  • 成人先天性心疾患の全人的医療を提供します。
  • 冠動脈疾患・脳血管障害・心不全・腎不全の発症、進行を予防するために、高血圧・脂質異常症・糖尿病の包括的な薬物療法・生活習慣の管理を行います。
  • 原発性アルドステロン症をはじめとした二次性高血圧のスクリーニング、本態性高血圧の診断から治療抵抗性高血圧の治療まで高血圧管理の全てを行います。
  • 携帯型24時間血圧計(ABPM)や家庭血圧計を用いて、血圧変動性の精査を行います。
  • 難治牲不整脈の正確な診断とアブレーション治療を行います。ペースメーカー、植え込み型除細動器、心臓再同期療法の適応決定と植え込み術を施行します。
  • 急性大動脈解離のCCUにおける集中治療を行います。
  • 末梢動脈疾患のインターベンション(EVT、ステント挿入)を行います。病気進展予防のための薬物療法・生活習慣の改善指導を行います。

診療・治療に対する心がけ

  • 患者さんのお話をしっかり伺い、最大限に親切で丁寧な診療をします。
  • 治療法選択について、徹底的なインフォームド・コンセントを行います。その際には、他の治療法を選択した場合に比べた利益・不利益を明確に説明します。
  • 急な病状の変化に対し24時間対応します。

主な疾患

心不全・心機能障害 拡張型心筋症 肥大型心筋症 心臓サルコイドーシス
心臓アミロイドーシス 心筋炎 弁膜症
感染性心内膜炎 心膜炎 高血圧性心疾患
高血圧症 本態性高血圧症 原発性アルドステロン症 腎血管性高血圧症
褐色細胞腫 クッシング症候群 治療抵抗性高血圧
冠状動脈疾患 急性心筋梗塞 不安定狭心症 安定狭心症
虚血性心筋症 異型狭心症
肺循環・先天性心疾患 肺動脈性肺高血圧症 膠原病性肺高血圧症 成人先天性心疾患
慢性血栓塞栓性肺高血圧症
血管疾患 閉塞性動脈硬化症 大動脈解離(内科治療が可能な方)
不整脈 心房細動 心房粗動 WPW症候群
心室頻拍・ 心室細動 心停止
完全房室ブロック QT延長症候群
脂質異常症 家族性高コレステロール血症

主な治療法

大学病院の利点を生かし、同じ敷地内にある大学院医学研究科と連携して、多数の専門医が協力し合って、幅広い領域に対して、科学的なアプローチによる治療をおこなうことを心がけています。
心不全の方に対しては、最先端の心エコー・CT・MRIを駆使して心機能を評価すると共に、必要に応じて心筋組織生検も行い、的確な治療を目指します。重症の方は、急性心臓疾患治療部(CCU)での集中治療を基盤として、病態に応じて補助循環(大動脈内バルーンポンピング法IABP・経皮的心肺補助 PCPS)、人工呼吸管理などをおこなって、生命を維持します。さらに、適応に応じて、心臓再同期療法、埋め込み型除細動器留置を行います。心臓移植についても必要性を評価し、移植実施施設と円滑な協議を進めます。
循環器病の最大の原因である高血圧については、携帯型24時間血圧計(ABPM)を用いた血圧変動の評価を含め、血圧異常の原因から精査し、難治性高血圧の治療など高血圧管理のすべてを行います。
冠状動脈疾患に対しては、運動負荷試験、心筋シンチ検査、さらに最新型の128列2管球および320列マルチスライスCTを用いて冠状動脈の評価を行います。病態に応じてカテーテルを用いたインターベンション治療(経皮的冠状動脈形成術・ステント留置術など)を行います。急性心筋梗塞の方には、緊急心臓カテーテル検査・緊急インターベンション治療を行い、必要に応じて心臓血管外科と緊密に連携して治療します。
肺循環疾患・先天性心疾患の成人期の方には、エコー・CT・MRIを用いて形態や機能の異常を評価し、最新の医学情報に基づいた内科的治療を行います。肺動脈性肺高血圧症の方には、シルデナフィル・エポプロステノールなどを用いた治療を行います。また、重症の方については、急性心臓疾患治療部(CCU)で集中治療を行って、循環を維持します。さらに、必要があれば、肺移植・心肺移植の必要性を評価し、移植実施施設と協議するようにしています。先天性心疾患については、小児科・心臓外科と連携して、必要に応じて複数の診療科にまたがって診療します。
そのほか、各種心臓疾患について、専門的な治療を行います。

スタッフ紹介

(平成29年9月1日現在)
役職 氏名 専門分野
部長・教授 大手  信之 心不全、心エコー、循環器内科学全般(特に心臓弁膜症)
准教授(臨床試験開発支援センター) 福田 英克 循環器内科学全般
副部長・講師 杉浦  知範 高血圧症、動脈硬化、循環器内科学全般
病院講師 後藤  利彦 不整脈、心不全、循環器内科学全般
CCU副部長・助教 若見  和明 心不全、心エコー、循環器内科学全般
助教 山本  浩司 肺高血圧、成人先天性心疾患
助教 藤田  浩志 心血管インターベンション治療
助教 北田  修一 心不全、循環器内科学全般
助教 伊藤  剛 心血管インターベンション治療
助教(中央臨床検査部) 菊池  祥平 心不全、循環器内科学全般、心エコー
助教 市橋  拓 心血管インターベンション治療
病院助教 森  賢人 循環器内科学全般
病院助教 中須賀 公亮 循環器内科学全般、不整脈、アブレーション治療
中山  貴文 循環器内科学全般、心不全、心筋症、弁膜症
伴野  智幸 循環器内科学全般
武藤  啓介 循環器内科学全般
山本  惇貴 循環器内科学全般
加藤  真理奈 循環器内科学全般
河田  侑 循環器内科学全般
齊木  真郎 循環器内科学全般
加藤 裕基子 循環器内科学全般
非常勤医師 武田 裕 肺高血圧症、成人先天性心疾患

外来担当者一覧



循環器内科について詳しく知りたい方

循環器内科では、特設サイトを運営しています。
循環器内科についての詳しい内容は、
名古屋市立大学大学院医学研究科 心臓・腎高血圧内科学ホームページを参照ください。

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