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診療科・部門

放射線診療センター


センター概要

2015年4月より、名古屋市立大学医学部附属西部医療センターに放射線診療センターが開設されました。
放射線診療は放射線診断(画像診断+核医学)、IVR(interventional radiology: 画像下治療)および放射線治療から成り立っています。西部医療センターは癌診療を柱の一つとしており、癌治療の3本柱(手術、化学療法)の一つとして放射線治療(リニアック+陽子線)が大きな役割を担っています。

放射線診療について

放射線診断(画像診断)は、癌診療に限らず、様々な疾患の治療に先立って正確かつ迅速に診断を確定するため、欠くべからざる領域となっています。
単純X線写真、透視検査、CT、MRI、超音波検査といった形態的な画像診断検査は、PET、SPECTを代表とする代謝を可視化する機能的な核医学診断と合わせ、診断精度の向上に大きく貢献しています。
当院が開院した23年度から総検査数は右肩上がりに増加しています。CTは13000→27年度32700件と2.5倍(現在平均110件/日)、MRIも6200→13500件と倍増(同50件/日)です。CTの撮影範囲も胸腹骨盤の全身CTが増加の上、造影率が30%を越えることもあり、読影情報量はまさにうなぎ登りの状況です。現在、診断部門は放射線診断科として8名の常勤医を擁しておりますが、下記に示すIVR部門も非常に充実しており、決して余裕のある状況でありません。さらなるサービス向上に向けて人員の拡充につとめております。
IVRは画像を用いた血管内治療(塞栓術、抗癌剤動注、マーカー留置、CVポート埋め込み術)やCTガイド下の生検や各種マーカー留置を実施しており、低侵襲性を武器とし大学病院に勝るとも劣らない件数(407件)を実施しています。この領域は、直接のご紹介はお受けしてはおらず、各診療科を介してのご紹介をお願い申し上げます。IVR専門医1名に加え他の放射線診断医が協力して検査・治療を実施しています。
放射線治療は、西部医療センター内に放射線治療科としてリニアック装置が導入されており、放射線治療専門医常勤2名が担当しています。最新のIMRTも数多く実施しており、毎日の総治療患者数は約50件とトップレベルの治療件数を実施しています。

陽子線治療に必要な検査について

東海地方唯一、かつ、都市型の陽子線治療センターが併設されております。最近、小児癌への保険適応が承認され、診療が開始されました。前立腺癌、肺癌、肝癌、膵癌を代表とし、適応が広がってきております。最近、保険収載に向けて、全国の統一プロトコールでの治療成績収集が始まりました。近い将来、保険適応疾患が増加することが期待されています。高度の治療計画が必要であり、陽子線治療センターには常勤放射線治療医が6名配置されています。陽子線治療に必要な検査は、放射線診療センターが担当し、画像診断、IVRとも密接な連携をとっております。

いずれの領域につきましても総勢16名の放射線科常勤医が一体となり、本邦最高水準の放射線診療サービスを目標に今後も努力いたします。よろしくご指導、ご鞭撻のほどお願いいたします。

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