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診療科・部門

乾癬治療ケアセンター



センター概要

 乾癬は頭皮や体、四肢のこすれる部位にがさがさとしたかさぶたのようなものをつけた赤い斑状の皮膚症状をみとめる慢性の皮膚疾患です。本邦における罹病率は1000人に3~4人の約0.3~0.4%、患者数は約40万〜50万⼈とされる疾患です。欧米においては人口の2~3%と日本の10倍ほど多く、近年は生活習慣の変化などさまざまな要因で、本邦でも患者数は増加しています。遺伝的な要因と環境要因から発症するとされていますが、手指や頸椎、腰椎、仙腸関節といった関節に炎症をもたらしたり(乾癬性関節炎)、心血管疾患(心筋梗塞や脳梗塞など)、糖尿病、脂質異常症、脂肪性肝疾患など多くの併存症を合併しやすいことも知られていることから、集学的医療が求められています。世界的にも乾癬センターの設置は増えてきているものの、日本においてはまだまだ数施設にとどまり、東海地区にはないのが現状です。
 将来の併存症をなくすこと、また治療選択が増える中、治療の最適化を目標に2024年4月1日本センターを新設いたしました。

乾癬治療センターのイメージ図

ご挨拶

乾癬治療ケアセンター長 皮膚科 西田絵美

 乾癬(かんせん)は皮膚だけの疾患ではなく、全身に様々な炎症を起こすことで、多くの併存症をもたらすことがわかってきました。そういった中、ようやく東海地区にも乾癬を集学的に診療することができる乾癬治療ケアセンターの開設に至ることとなり、大変うれしく思います。また乾癬は、言葉だけ耳にすると、感染、疥癬などと間違われることも多く、疾患の認知度もまだまだ上がっていないのが現状です。この乾癬治療ケアセンター開設により、より多くの人にこの疾患が知られ、早期に乾癬の診断がつき、たくさんの治療方法がでてきた現在、今まで難渋してきた症状の改善をより多くの方で届けられればと思います。長らく乾癬診療に携わってきた知識や経験を活かし、当院の強みである、各科との連携、また地域の方々と連携しより良い医療を提供できるよう考えております。お困りの方は是非ご相談ください。

スタッフ

西田 絵美

乾癬治療ケアセンター長(皮膚科診療部長・教授)
指導医・認定医・専門医
日本皮膚科学会専門医
日本アレルギー学会専門医
臨床研修指導医

速水 芳仁

副センター長(リウマチ・膠原病内科部長)
指導医・認定医・専門医
日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
日本リウマチ学会 リウマチ専門医・指導医
臨床研修指導医

診療連携体制

脊椎センター・整形外科 部長 稻田充(乾癬性関節炎)
放射線診断科 部長 白木法雄(画像診断)
内分泌・糖尿病内科  部長 今枝憲郎(生活指導・併存症管理)
循環器内科 部長 矢島和裕(併存症管理)
消化器内科      部長 土田研司(併存症管理)
呼吸器内科    部長 秋田憲志(薬剤使用中の感染症、併存症管理)
腎臓内科       部長 菅憲広 (併存症管理)
リウマチ・膠原病内科   助教(診療担当) 榊原 悠太(乾癬性関節炎)
眼科       部長 中沢陽子(ブドウ膜炎などの眼病変)
精神科        部長 奥山徹 (心身面のフォロー)
精神科       部長 持田圭仁(うつ病、心身面の評価など)
小児科      部長 伊藤康彦
あいち小児保健医療総合センター感染科 岩田直美(乾癬性関節炎)
部門
中央放射線部 中央検査科 診療技術科 栄養管理科 地域医療連携室 薬剤部 看護部

外来担当医表

外来受診について

主な受診の流れは下記のようになります。

外来の予約方法について

外来受診予約については下記のような流れとなります。
現在、予約や紹介状がない状態でも受診可能としておりましたが、今後は以下のように変更させていただきます。

*予約なしで当日枠
*初診で紹介状があるが予約なしで来院

上記の方は、乾癬※での受診の場合は次回予約を取っていただき、当日の診察はありません。
ご理解の程、宜しくお願いいたします。

※この場合の乾癬とは、既に乾癬の診断がされている方、もしくは乾癬の疑いで受診を勧められた方を示します。

クリニック・病院からは、当院の地域医療連携室より予約が可能です。
予約についてご不明な点は、地域医療連携室へお問い合わせください(ダイヤルイン直通:052-991-8145)https://w3hosp.med.nagoya-cu.ac.jp/seibu/area/renkeishitsu/

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