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病院長挨拶


病院長 松川 則之

病院長 松川 則之から皆さんへご挨拶です。

名古屋市立大学病院ホームページをご覧いただきまして、ありがとうございます。
当院は、昭和18年に設置された名古屋市立女子高等医学専門学校附属医院を起源とし、昭和25年に名古屋市立大学病院と改称されました。
名古屋市立大学病院は、基本理念として「高度かつ安全で開かれた医療を提供するとともに、質の高い医療人を育成する」を掲げ、基本方針として、①大学病院として高 度先進医療を提供、②高度情報化を進め、安全で開かれた医療を提供、③医学教育を充実し、高い倫理観を持ち信頼される医療人を育成、④名古屋都市圏の中核医療機関として、市民の健康と福祉を増進することを目標に日々の臨床を続けています。
当院では安心安全な医療、質の高い医療・高度先進医療を提供できるよう尽力して参りました。がん診療には診療科を超えた集約的治療を目指して、がん診療・包括ケアセンターを設置し、緩和ケア・がんゲノム医療も含めた治療を実施しています。特に食道疾患センター、膵疾患センター、メラノーマ・血管肉腫センター、高精度放射線治療センター、ロボット支援手術を用いた低侵襲手術センターを設置し、質の高いがん診療を提供します。また、不育・不妊センター、周産期母子医療センター、無痛分娩センターおよびこころの発達診療研究センターにより、妊娠・出産から小児発達に関する医療的支援をしています。
当院では2026年開設予定の救急災害医療センターを建設中です。センターでは内科的疾患から外科的疾患・外傷までの対応が可能になるように準備をしています。これまでに心臓弁膜症センターを開設するなど循環器疾患の対応力の強化、脳血管内治療チームによる脳血管障害対応のシステム化、消化器疾患・外科的疾患・外傷への対応力強化をして参りました。開院に向け名古屋市民 のみなさまに良質な医療提供できるように引き続き準備をして参ります。
また大学病院であることから将来の医療人育成および新たな医療の開発を目指した臨床研究にも尽力しています。新規治療法開発のために多くの臨床研究が実施され、更に将来の医療人育成のためにも医学生・看護学生・薬学生・リハビリ学生が診療の場で教育を受けていますので、引き続きご理解とご協力いただけますようによろしくお願い致します。
長いコロナ禍を乗り越え、職員一丸となって安心安全な医療を提供して参ります。皆様の変わらぬご支援を頂けますようによろしくお願い致します。

概要

本院は1931年に開設され、約90年の歴史があります。名古屋市立大学には医学部に加え、薬学部、看護学部、脳神経科学研究所など医学・医療系の学部と研究所があるほか、経済学部、人文社会学部、芸術工学部、総合生命理学部などを有する全国でも有数の公立総合大学であり、これらと連携しているのが本院の大きな特徴となっています。たとえば学生実習、卒後研修は医学部、薬学部、看護学部の3学部が協力して行っていますし、病院内には芸術工学部と共同で開設した医療デザイン研究センターや人文社会学部と連携して設置した医療心理センターがあります。また高度先進医療の推進にも大きな力を発揮しています。

特徴

本院は下記の特徴を有し、これらを遂行する誇りと責務をもっています。
  1. 名古屋市と市民の方々から物心両面の支援を受けており、医療を通じて社会貢献を実践しています。
  2. 特定機能病院、地域がん診療連携拠点病院、肝疾患診療連携拠点病院、救命救急センター、地域中核災害拠点病院、総合周産期母子医療センター、日本医療機能評価機構認定病院(「機能種別 一般病院3」3rdG:Ver.2.0)、がんゲノム医療連携病院などの指定を受け、その役割を実践しながら高度先進医療を推進しています。
  3. 医学、看護学、薬学の教育機関としてこれらの教育を充実し、高い倫理観を持ち、信頼される医療人を育成することに誇りと喜びを感じています。
  4. 地域拠点病院、診療所、医師会などと連携し、地域医療連携を推進するとともに、令和3年4月から大学病院化した東部医療センター、西部医療センターとも密に連携し、大学病院として医学・医療の発展に貢献することを喜びとしています。

施設

名古屋市立大学病院は、病棟・中央診療棟と外来診療棟、喜谷記念がん治療センター(東棟)を有しています。さらに、高度急性期病院としての機能を強化するため、平成29年4月にハイブリッド手術室を含む手術室3室を増設したほか、平成30年4月には喜谷記念内視鏡医療センターを設置しました。名実ともに21世紀の先端医療を担う大学病院としてフル稼働しています。

病棟・中央診療棟では消化器、循環器、呼吸器、神経系、周産期など臓器別、機能別のフロアー構成となっており、内科医と外科医、産科医と小児科医などが共同でチーム医療を実践しています。また、今では当たり前になった電子カルテシステムですが、当院では東部・西部医療センターとの連携システムを利用した電子カルテの相互参照やアラートシステムを導入するなど、チーム医療の推進と医療の安全・質の向上をめざして様々な工夫を施しています。病棟や外来では最良のアメニティを提供することに心がけ、多くの患者さんにご満足いただいています。

患者さんとご家族へ

当院では患者さんご本人やご家族も医療チームの一員として参加いただくことを心がけています。病気の治癒には、患者さん自身の力やご家族の協力が不可欠だからです。私たちは専門的な知識を有する多職種のスタッフが連携し、患者さんそれぞれに合った診療を行う体制を整え、みなさんと一緒に病気に立ち向かいます。気になる症状や病気などがありましたら、気兼ねなくご相談いただけますと幸いです。