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当院について

病院長挨拶


躍進する東部医療センター

院長写真

平素より名古屋市立大学医学部附属東部医療センターに格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

名古屋市立大学医学部附属となった東部医療センターに病院長として着任して早くも4年目をむかえました。この間の種々の改革、診療の質の向上、診療の量の拡大は評価に耐えうるものであったと考えております。
さて、当院の特色として救命救急医療と感染症医療を挙げることができます。救命救急センターは「断らない救急」の実践のために不断の努力をしており、令和5年度は8,149台(前年度に比し941台増加)の救急車を受け入れました。救急車で来院された患者さんの入院率は45%に達し、当院が地域の救命救急医療に欠くべからざる存在であることは間違いないと考えます。さらに救急患者の夜間帯受入体制の改善や並行2列の緊急手術対応に向けて、看護師の増員を急いでおります。
また第二種感染症指定医療機関として、令和2年以降延べ2万人に上る新型コロナウイルス感染症患者さんの入院を受け入れて参りました。この入院患者数は名古屋市内で最も多いものになります。新型コロナウイルス感染症は5類となりましたが、突発的な発生が危惧される新たな感染症に対しましても万全の態勢を整備いたします。
現在当院は、救命救急医療と感染症医療に加えて、がん診療の拡大に努めて、診療の3本柱体制を構築したいと考えております。すでに先進がん治療センターを立ち上げており、このセンターを核にがんに対する手術療法・放射線療法・薬物療法のチーム医療化を推進し、病院が一体となって全人的な視野に立つがん診療を行います。特に高齢・多臓器合併症を有するがん患者さんを積極的に受け入れて参ります。令和7年度に「愛知県がん診療拠点病院」の指定を目指して描いたロードマップを着実に歩んでいます。
また、診療体制強化の一環として、令和5年度初めに設置の眼科・レーザー治療センターに加え5年度末から耳鼻いんこう科・声と鼻のセンターを開設いたしました。眼と耳・鼻・喉の診療がさらに充実しました。是非多くの患者さんをご紹介ください。
さて、当院の立ち位置ですが、厚生労働省によって令和6年6月よりDPC特定病院群(旧DPCII群病院)の指定を受けました。これは取りも直さず当院が大学病院本院に準じた診療密度を有していることを意味しています。名古屋市内では当院を含め4病院が指定されました。またNewsweek誌調査の日本病院ランキングで当院は全国149位でした。名古屋市内では6番目で、大学病院本院を除くと4番目の位置づけです。外部からの評価も高いものになりつつあります。さらに高評価をいただけるように東部医療センターは一丸となって頑張って参ります。

名古屋市立大学医学部附属東部医療センターは、地域の皆様、名古屋市民の皆様に信頼され、愛される病院を目指します。引き続きご支援を賜ります様、何卒よろしくお願い申し上げます。

名古屋市立大学医学部附属東部医療センター
病院長/大手 信之
略歴
(学歴)
昭和56年3月 名古屋市立大学医学部 卒業
昭和61年3月 名古屋市立大学大学院医学研究科 修了
(学位)
医学博士
(職歴)
昭和56年5月 名古屋市立大学病院 臨床研修医
昭和61年4月 名古屋市立大学病院 臨床研究医
昭和61年7月 名古屋市立大学医学部 助手
平成6年11月 ウェイクフォレスト大学 ポストドクトラル・フェロー
平成9年4月 名古屋市立大学医学部 講師
平成16年4月 名古屋市立大学大学院医学研究科 助教授
平成18年9月 名古屋市立大学病院 循環器内科部長 兼務(~令和3年3月)
平成25年11月 名古屋市立大学大学院医学研究科 教授
平成27年4月 名古屋市立大学医学部附属病院病院長補佐 兼務(~28年3月)
平成28年4月 名古屋市立大学医学部附属病院副病院長 兼務
平成30年4月 名古屋市立大学副理事 兼務(~令和3年3月)
令和元年 7月 名古屋市立大学医学部附属病院院長代行 兼務(~令和3年3月)
令和3年4月 名古屋市立大学理事
名古屋市立大学医学部附属東部医療センター病院長 兼務
  現在に至る
所属学会等 日本内科学会、日本循環器学会、日本心エコー図学会、日本心不全学会
日本超音波医学会、日本心臓病学会、日本心臓リハビリテーション学会
愛知県病院協会理事(令和6年5月~)

~以下、サイトでもインタニュー記事掲載中~

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