病院長挨拶
名古屋市立大学医学部附属西部医療センター病院長挨拶
名古屋市立大学医学部附属
西部医療センター
病院長 大原 弘隆
皆さま、こんにちは。本日は、西部医療センターのホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。
2011年5月に名古屋市北区平手町の地に誕生した名古屋市立西部医療センターは、2021年4月に「名古屋市立大学医学部附属西部医療センター」として新たなスタートを切り、小児・周産期医療、生殖医療、陽子線治療を含むがん医療、脊椎疾患医療を中心に、大学病院としてさらに高度かつ安全・安心な医療を提供しています。
がん医療では、2021年に手術支援ロボット「da Vinci Xi」を導入し、より安全でからだへの負担が少ない低侵襲手術を行っています。陽子線治療センターでは、その保険適用が広がるにつれて治療数が増加しています。2024年度の治療患者数は930名と過去最多となり、全国の陽子線治療施設の中でも特に多くの実績を重ねています。今後もより多くの皆さまに「痛みがなく、からだにやさしい」最先端のがん治療を受けていただけるよう努めてまいります。また、当院は2020年よりがん遺伝子パネル検査を実施していますが、2024年6月新たに「エキスパートパネル実施可能がんゲノム医療連携施設」の指定を受け、従来よりもスピード感を持ってゲノム医療を提供することが可能になっています。
小児・周産期医療では、以前より認定されている「赤ちゃんにやさしい病院(BFH)」に加え、2023年には「赤ちゃんにやさしい新生児集中治療室(BFNICU)」の認証を受けました。2023年6月には硬膜外麻酔分娩(いわゆる無痛分娩)を一部導入しました。同年9月には従来より行ってきた男性不妊症と不育症に女性不妊症の治療を加え、本格的に生殖医療に取り組むため「生殖医療センター」を開設しました。男女を問わず不妊・不育でお悩みの方はぜひご相談ください。
脊椎疾患医療では、脊椎脊髄疾患に対して顕微鏡を用いた低侵襲手術を行っています。遠方からも多くのご紹介をいただき、脊椎の手術は年間400件以上と愛知県内で特に手術治療実績の多い施設の一つになっています。また、2024年2月には、アルツハイマー病に対して新薬(レカネマブ)による治療を導入し、同年4月には「乾癬治療ケアセンター」と「形成外科」を新設するなど幅広い医療を提供しています。
このように、西部医療センターは、多くの市民の皆さまと地域医療機関の方々に育てられて順調に発展しています。今後も名古屋市民の皆さまに寄り添う市立病院の特性を併せ持つ「地域に根差した大学病院」を理念として、地域の医療機関の皆さまとの連携をより一層深め、「地域医療支援病院」、「地域周産期母子医療センター」、「地域がん診療連携拠点病院」、「地域災害拠点病院」などの役割をしっかりと果たしてまいります。西部医療センターは、医療の基本である患者さんへの優しさやいたわりを一義とし、市民の皆さまにさらに信頼され、愛される病院をめざして、職員一同全力で取り組んでまいります。今後も、どうかよろしくお願い申し上げます。
令和7年4月
2011年5月に名古屋市北区平手町の地に誕生した名古屋市立西部医療センターは、2021年4月に「名古屋市立大学医学部附属西部医療センター」として新たなスタートを切り、小児・周産期医療、生殖医療、陽子線治療を含むがん医療、脊椎疾患医療を中心に、大学病院としてさらに高度かつ安全・安心な医療を提供しています。
がん医療では、2021年に手術支援ロボット「da Vinci Xi」を導入し、より安全でからだへの負担が少ない低侵襲手術を行っています。陽子線治療センターでは、その保険適用が広がるにつれて治療数が増加しています。2024年度の治療患者数は930名と過去最多となり、全国の陽子線治療施設の中でも特に多くの実績を重ねています。今後もより多くの皆さまに「痛みがなく、からだにやさしい」最先端のがん治療を受けていただけるよう努めてまいります。また、当院は2020年よりがん遺伝子パネル検査を実施していますが、2024年6月新たに「エキスパートパネル実施可能がんゲノム医療連携施設」の指定を受け、従来よりもスピード感を持ってゲノム医療を提供することが可能になっています。
小児・周産期医療では、以前より認定されている「赤ちゃんにやさしい病院(BFH)」に加え、2023年には「赤ちゃんにやさしい新生児集中治療室(BFNICU)」の認証を受けました。2023年6月には硬膜外麻酔分娩(いわゆる無痛分娩)を一部導入しました。同年9月には従来より行ってきた男性不妊症と不育症に女性不妊症の治療を加え、本格的に生殖医療に取り組むため「生殖医療センター」を開設しました。男女を問わず不妊・不育でお悩みの方はぜひご相談ください。
脊椎疾患医療では、脊椎脊髄疾患に対して顕微鏡を用いた低侵襲手術を行っています。遠方からも多くのご紹介をいただき、脊椎の手術は年間400件以上と愛知県内で特に手術治療実績の多い施設の一つになっています。また、2024年2月には、アルツハイマー病に対して新薬(レカネマブ)による治療を導入し、同年4月には「乾癬治療ケアセンター」と「形成外科」を新設するなど幅広い医療を提供しています。
このように、西部医療センターは、多くの市民の皆さまと地域医療機関の方々に育てられて順調に発展しています。今後も名古屋市民の皆さまに寄り添う市立病院の特性を併せ持つ「地域に根差した大学病院」を理念として、地域の医療機関の皆さまとの連携をより一層深め、「地域医療支援病院」、「地域周産期母子医療センター」、「地域がん診療連携拠点病院」、「地域災害拠点病院」などの役割をしっかりと果たしてまいります。西部医療センターは、医療の基本である患者さんへの優しさやいたわりを一義とし、市民の皆さまにさらに信頼され、愛される病院をめざして、職員一同全力で取り組んでまいります。今後も、どうかよろしくお願い申し上げます。
令和7年4月