充実の医療機器
正確な診断と高度な医療の提供に、欠かすことができない医療機器を充実させました。
da Vinci(手術用ロボット支援システム)
患者さんの負担が少ない低侵襲の術式において、高画質で立体的な3Dハイビジョンシステムの手術画像の下、鮮明な画像を見ながら、人の手首よりはるかに大きく曲がって回転する手首を備えた器具(鉗子)を使用し、精緻な手術を行うことが可能です。
O-arm(術中イメージングシステム)
O-arm(オーアーム)は、手術中に患者の周囲を回転しながら撮影し、リアルタイムに高解像度の2Dおよび3D画像を提供できるため、手術の精密性と患者の安全性が向上します。スクリューやその他の手術器具の正確な配置が重要な、複雑な脊椎手術によく使用されます。
高精度放射線治療機器
放射線治療は、身体への負担が少なく、高齢者の方や合併症などにより手術ができない方にも有効な場合が多く、がん治療において非常に有力な治療のひとつです。
PET-CT装置(X線CT組合せ型陽電子断層撮影装置)
一度に全身を検査できるがん診療の最新の画像診断装置です。従来見つけにくかった小さな病変も発見し易く、治療前のがんの広がり方を正確に診断するとともに、治療後の評価、再発の発見にも威力を発揮します。
IVR-CT装置(X線CT組合せ型血管連続撮影装置)
血管撮影とCTが合体した先端装置で、ピンポイントに抗がん剤等の投与ができ、生命にかかわる出血などの救急医療においても迅速かつ安全に治療が行えます。
MRI装置(核磁気共鳴断層診断装置)
頭部、脊髄、関節部位の他、肝臓や腎臓などの診断に威力を発揮します。放射線を使用することなく、脳内血管や神経の走行、がん診療に有効とされる全身の画像など一歩進んだ画像情報を得ることができます。
多列検出器型CT装置
(多列式全身用X線コンピューター断層診断装置)
従来の高速CTから超高速CTへと進化し、より高精度な画像診断を得ることができます。従来のCT装置より被ばく量の低減を図ることが可能です。
ESWL(結石破砕装置)
体外からの衝撃波で腎臓や尿管の結石を砕石する装置です。砕石された結石は尿とともに排出されます。短期入院で、早期の社会復帰が可能です。
乳房生検装置
乳がんの診療においては、精度の高い診断技術が求められます。乳房生検装置はX線画像上で確認し、病変部を採取する装置で、患者さんの身体的な負担が少なく、がんの早期診断及び良質な治療を提供する上で有用な装置です。
SPECT装置(回転式核医学診断用検出装置)
放射線を放出する特殊な薬剤を用いて、脳血管障害、がん、心臓病、がんの骨転移の診断などを行う装置です。乳がん診療においては、診断から治療までを含めた先進医療を提供します。