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成人先天性心臓外科フェローシップ募集


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本学は敷地内禁煙を実施しており、教職員には、この方針を遵守していただくとともに、大学周辺での禁煙にもご協力をいただいております。
この本学の方針を事前にご了承の上、ご応募をお願いします。

成人先天性心臓外科(Adult Congenital Heart Surgery) フェローシップ募集

 当院では小児先天性心疾患の外科診療の歴史があることを背景に、複数診療科とチームを組んで成人先天性心疾患(ACHD: Adult Congenital Heart Disease)の診療に取り組んでいます。これらの患者さんたちに外科手術は必要不可欠ですが、現実的には何度目かの再開胸手術となり、特に難易度やリスクの高い手術と向き合わなければなりません。
 成人先天性心疾患(ACHD)での外科手術(成人先天性心臓外科手術, Adult Congenital Heart Surgery)は先天性心疾患の解剖で弁膜症、大血管、冠動脈、先天性の手術を複合的に行わなくてはならないこともあり、また手術適応も血行動態や心機能や解剖が複雑で、適応や術式の決定から術中マネイジメントまで内容が極めて高度であり、先進国の中でもこのような手術治療を行っている施設は限られているのが実情で、教科書や論文などから得られる情報もまた限られているため、習得することが難しい外科分野でもあります。しかし一方で、近年再手術や複合手術を必要とするACHDの患者さんがどの地域でも急増していることも事実です。
 当院では血行動態や画像診断に関する先進的な医学研究を駆使し、十分なプランニングをもとに高難度の治療を計画し、チーム医療で数多くの先天性心疾患の再手術や複合手術に積極的に取り組んでいます。そこで当科では、若手心臓外科医を中心に各地域での成人先天性心臓外科手術を担う次世代の外科医を育成すべくフェローシッププログラムを構築しています。

本フェローシッププログラムでは下記のような外科医を募集しています。

  • 自分の医局や地元の地域でACHDの外科医療を担っていきたい外科医
  • ACHDの解剖、心機能、血行動態を深く理解し手術適応を決めたい外科医
  • 再手術の人工心肺管理や癒着剝離などの周術期管理のノウハウを学びたい外科医
  • 成人か小児で自分が学んでこなかった方の専門を修練したい外科医
  • 積極的に執刀にチャレンジしたいと望んでいる外科医
  • 科学者としてのマインドと精密な手技を有する真のアカデミック・サージャンを目指す外科医
  • 可能であれば専門医取得後(外科、心血)が望ましい。
 ACHDの外科治療では大半が再手術であり、解剖や血行動態の深い理解が必要で、心臓血管外科手術における幅広い経験が要求されます。しかし、これらは実は成人先天性心疾患に限ったことではありません。低侵襲手術やデバイス治療がもてはやされる一方で高齢化が進む今日、心臓血管外科医に求められる重要な役割の一つは一度治療をなされた後に再介入が必要になった患者さんに対しても充分な技量をもって対応ができること、いわば「頼れる心臓外科医」になることであると考えられます。また小児医療においても、成人期の再手術の所見から振り返ることで、小児期の修復手術の中で、より良い遠隔成績を得られるような工夫を幅広い知見から柔軟に発想できること、いわば「遠隔予後を追求できる技量」が今日求められていることであると考えられます。当科の成人先天性心臓外科フェローシッププログラムではこのような高度な技術と学術的な視点を持った幅の広い人材を育成することを目指します。プログラムとしては希望に応じて1人1年または2年の間、ACHD外科手術の診療に従事し、成人心臓血管外科(弁膜症手術、大動脈手術、不整脈手術、冠動脈手術)または小児先天性心臓血管外科手術の未経験の手術の修練を強化しながら、両方をバランスよくトレーニングすることを目指します。

この成人先天性心臓外科フェローシッププログラムでの修練目標は下記になります。

  • 再開胸手術において安全な人工心肺管理ができるようになること。
  • 適切な時間で癒着剥離ができるようになり、十分な止血ができるようになること。
  • 複合手術における手術手順(大動脈遮断、循環停止含)の組み立てができるようになること。
  • 右心系弁膜症(肺動脈弁、三尖弁)の外科手術、肺動脈形成、右室流出再建に習熟すること。
  • 弁形成手術(僧帽弁、大動脈弁)および基部手術に習熟すること。
  • 小児先天性から成人心臓血管外科(弁膜症、冠動脈、大血管)に幅広く習熟すること。
  • 単心室Fontan循環や右心不全などの循環動態を十分に理解すること。
  • 先天性心疾患の解剖と電気生理や血行動態を十分に理解すること。
  • 術前検査の進め方を知り、手術計画やリスク評価ができるようになること。
  • 周術期患者管理を血行動態や心機能とともに理解すること。

現在当科で取り組んでいるACHD外科手術内容としては下記のようなものが挙げられます。

  • ファロー四徴症類縁疾患修復後の肺動脈弁置換手術、右室流出路弁付き人工血管を用いた修復(ラステリ手術)後の再手術。
  • 肺動脈弁と僧帽弁や三尖弁、不整脈手術などの複合手術。
  • フォンタン手術後の血行動態の破綻や不整脈に対する再手術。
  • ACHDでの大動脈基部手術(Valve sparing含む。Fallot類縁疾患、Ross後、TGA等)。
  • ACHDでの房室弁形成(単心室房室弁形成、体心室右室の三尖弁形成)。
  • 房室中隔欠損術後の房室弁形成。
  • エプスタイン奇形に対する三尖弁手術(Cone手術など)。
  • 肺高血圧や心臓弁膜症を伴う短絡疾患(心房中隔欠損、心室中隔欠損、房室中隔欠損、肺静脈還流異常症など)におけるTreat & Repair。
  • 動脈管開存症や大動脈縮窄症における大動脈弓手術。
  • 先天性冠動脈疾患に対する冠動脈修復手術や冠動脈血行再建(バイパス)手術。


問い合わせ先

お問い合わせは下記までメールでお寄せ下さい。
名古屋市立大学 心臓血管外科 准教授 板谷慶一
keiichiitatani@gmail.com
名古屋市立大学 心臓血管外科 医局
herz@med.nagoya-cu.ac.jp
電 話:052-853-8099