麻疹(はしか)にご注意、でも慌てずに【地域の方々向け】
愛知県で2例目の麻疹の報告がありました。先月報告のあった1例目の患者さんと一緒に行動をされていた方だそうです。
麻疹はとても感染力のつよい感染症で、空気感染、飛沫感染、接触感染でヒトからヒトへ伝播していきます。感染すると約10日後に咳や鼻水、発熱といった風邪症状が出現します。2~3日で一時的に解熱しますが、解熱する頃に口の中にKoplik(コプリック)斑と呼ばれる白斑が高頻度に見られます。そして再び熱が上がる頃に顔や体に発疹が出現します。この発疹はお互いにつながる傾向(癒合傾向)のあるやや紫がかった赤い発疹です。この頃風邪症状も増悪しますが、多くは発症から7~10日程度で軽快します。しかし麻疹は肺炎や、中耳炎を合併しやすく、先進国であっても1000人に1人は死亡すると言われていますので、かからないことが大切です。
名古屋市のホームページによりますと、2例目の患者さんの行動歴として2月27日の午後1時30分から2時10分ごろまで、はま寿司(1国豊明店)に滞在していたようです。店内の換気の状態にもよりますが、3時間程度は病原体が浮遊すると言われていますので、この時間帯にお店を利用された方は10日間程度(最長で21日間、3月20日頃まで)注意してください。
発症の予防にはワクチン接種が有用です。麻疹の患者さんに接触しても72時間以内にワクチンを接種することで発症を予防できると言われています。しかし、ここで注意が必要です。現在国内にはワクチンが不足しています。貴重なワクチンはまず小児の定期接種に使用してもらうことが重要です。多くの方は小さい頃にワクチンを接種しているか、ワクチン接種が普及する前に成人された方は。麻疹(はしか)にかかったことがあるかもしれません。そのような方は抗体がついているため発症予防のためのワクチン接種は不要です。まず母子手帳などで2回ワクチン接種をしているかどうか、また麻疹(はしか)にかかったことがあるかどうかを確認しましょう。
麻疹はとても感染力のつよい感染症で、空気感染、飛沫感染、接触感染でヒトからヒトへ伝播していきます。感染すると約10日後に咳や鼻水、発熱といった風邪症状が出現します。2~3日で一時的に解熱しますが、解熱する頃に口の中にKoplik(コプリック)斑と呼ばれる白斑が高頻度に見られます。そして再び熱が上がる頃に顔や体に発疹が出現します。この発疹はお互いにつながる傾向(癒合傾向)のあるやや紫がかった赤い発疹です。この頃風邪症状も増悪しますが、多くは発症から7~10日程度で軽快します。しかし麻疹は肺炎や、中耳炎を合併しやすく、先進国であっても1000人に1人は死亡すると言われていますので、かからないことが大切です。
名古屋市のホームページによりますと、2例目の患者さんの行動歴として2月27日の午後1時30分から2時10分ごろまで、はま寿司(1国豊明店)に滞在していたようです。店内の換気の状態にもよりますが、3時間程度は病原体が浮遊すると言われていますので、この時間帯にお店を利用された方は10日間程度(最長で21日間、3月20日頃まで)注意してください。
発症の予防にはワクチン接種が有用です。麻疹の患者さんに接触しても72時間以内にワクチンを接種することで発症を予防できると言われています。しかし、ここで注意が必要です。現在国内にはワクチンが不足しています。貴重なワクチンはまず小児の定期接種に使用してもらうことが重要です。多くの方は小さい頃にワクチンを接種しているか、ワクチン接種が普及する前に成人された方は。麻疹(はしか)にかかったことがあるかもしれません。そのような方は抗体がついているため発症予防のためのワクチン接種は不要です。まず母子手帳などで2回ワクチン接種をしているかどうか、また麻疹(はしか)にかかったことがあるかどうかを確認しましょう。
(図の出典:「病気が見える 免疫・膠原病・感染症」)
麻疹(はしか)かな?と思ったら、慌てて受診をせずにまず医療機関に連絡をしてください。何も連絡を入れずに受診した場合、待合室などで感染を広げる可能性があります。そして医療機関の指示にしたがって受診をしてください。
日本は2015年にWHOより麻疹排除国に認定され、それ以降国内発症はごくわすかで、多くは海外から持ち込まれたものです。そしてワクチン接種の普及から発症者の周囲に拡散したという報告も稀です。注意しながら行動することで、自身の感染を、そして周囲への感染拡大を防ぎましょう。
日本は2015年にWHOより麻疹排除国に認定され、それ以降国内発症はごくわすかで、多くは海外から持ち込まれたものです。そしてワクチン接種の普及から発症者の周囲に拡散したという報告も稀です。注意しながら行動することで、自身の感染を、そして周囲への感染拡大を防ぎましょう。
(図の出典:「病気が見える 免疫・膠原病・感染症」)