放射線科後期研修プログラム
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研修プログラムの概要
当院放射線科は、2014年4月より日本医学放射線学会総合修練機関として認定され、これまでの専門医制度では3年間の放射線診断専門医・治療医試験受験に向けて本院のみで完結した研修が可能な体制を確立してきました。
一方、2018年4月より新たな専門医制度が開始されました。学会による総合修練機関としての機能は維持した状態で、名古屋市立大学の連携施設として多数の関連施設と一体となった「名古屋市立大学放射線科専門研修プログラム」に参加しています。
3年間の後期研修の組み合わせは自由度が高く、初年度を西部医療センターで研修を開始することも可能です。このプログラムの定員はこれまでの実績より10名程度(放射線科入局者年10名ということです)であり、大学病院と関連病院とが綿密に連携し、全国最高水準の専門医研修を目指しています。
西部医療センターでは臨床面での教育に特に力を注いでおり、下記の人員により、大学病院に優るとも劣らない臨床能力修得可能な教育体制を整えています。臨床能力向上に特に興味のある方は、是非放射線診療センター長の原 眞咲までお問い合わせ下さい。
一方、2018年4月より新たな専門医制度が開始されました。学会による総合修練機関としての機能は維持した状態で、名古屋市立大学の連携施設として多数の関連施設と一体となった「名古屋市立大学放射線科専門研修プログラム」に参加しています。
3年間の後期研修の組み合わせは自由度が高く、初年度を西部医療センターで研修を開始することも可能です。このプログラムの定員はこれまでの実績より10名程度(放射線科入局者年10名ということです)であり、大学病院と関連病院とが綿密に連携し、全国最高水準の専門医研修を目指しています。
西部医療センターでは臨床面での教育に特に力を注いでおり、下記の人員により、大学病院に優るとも劣らない臨床能力修得可能な教育体制を整えています。臨床能力向上に特に興味のある方は、是非放射線診療センター長の原 眞咲までお問い合わせ下さい。
【お問い合わせ先】 電話番号:052-991-8121(内線:6182) E-mail:mhs340129@gmail.com |
所属する医師・指導医について
西部医療センター本体では、放射線診断科は常勤医8名(内診断専門医5名)、放射線治療科は治療常勤医2名(内治療専門医2名)が勤務しています。さらに、併設されている、陽子線治療センター陽子線治療科には常勤医6名(内治療専門医3名)が勤務しており、計放射線科医16名という全国的にも屈指の体制で運営されています。
さらに、初期研修医の定員が8名中、1年目2年目合わせ3~4名が放射線科入局希望者であり、併せて現在放射線科関連19~20名体制となっています。
さらに、初期研修医の定員が8名中、1年目2年目合わせ3~4名が放射線科入局希望者であり、併せて現在放射線科関連19~20名体制となっています。
診断専門医、治療専門医、がん治療認定医、核医学専門医、IVR専門医、マンモグラフィー読影認定医、PET核医学認定医が在籍しています。
診断部門では診断専門医5名(内IVR専門医1名、核医学専門医2名)が研修指導にあたります。
放射線治療部門は治療専門医5名による教育体制を取っています。
放射線治療部門は治療専門医5名による教育体制を取っています。
設備について
画像診断装置(64列CT1台、Dual source CT1台、1.5TMRI2台、PET/CT1台、SPECT1台、IVR-CT1台、心カテ1台、骨塩定量装置1台、マンモトーム1台、マンモグラフィー1台、一般撮影2台、オルソパントモグラフィ1台、X線透視2台、超音波装置1台)、陽子線治療装置(PROBEAT-3)、治療装置(ノバリスTx、治療計画用CTシミュレーション装置、治療計画用X線シミュレーション装置、治療計画装置(ピナクル、アイプラン)、治療計画補助装置(MIM))いずれも最新の機器が導入されており、後期研修に際して何ら不足はありません。
陽子線治療について
治療部門として特筆されるのは、2013年2月から診療を開始した陽子線治療です。
東海3県下で初めての導入であり、癌治療の新たな治療手段として注目されています。前立腺癌を手始めに現在肺癌、肝癌、膵癌、骨軟部、頭頚部、小児腫瘍と適応を広げており、さらに、最新のスポットスキャニング照射を2014年1月より開始しています。
東海3県下で初めての導入であり、癌治療の新たな治療手段として注目されています。前立腺癌を手始めに現在肺癌、肝癌、膵癌、骨軟部、頭頚部、小児腫瘍と適応を広げており、さらに、最新のスポットスキャニング照射を2014年1月より開始しています。
研修での取り組み
当院の特色は、周産期医療と癌診療に人員、設備を集中していることですが、その他の疾患全般についても総合病院として十分に研修可能であるのに加え、救急(循環器・脳神経・外傷など)については、それらに重点を置く東部医療センター、さらに高度な専門性を要する病態については名古屋市立大学病院と密接に連携しており、より密度の濃い研修に挑戦することが可能です。
治療では、リニアックにおける高精度治療に加え、最先端である陽子線治療を経験できることは、他施設にはない特色と考えられます。
治療では、リニアックにおける高精度治療に加え、最先端である陽子線治療を経験できることは、他施設にはない特色と考えられます。
診断部門では、保険診療における画像診断管理加算2を達成していますが、算定に必要な翌診療日までのレポート配信を上回る当日レポート(可能な限り即時対応)作成を実現しています。
他科とのカンファレンスを積極的に行い、チーム医療の充実に力を入れています。カンファレンスを担当することにより、画像診断医、放射線治療医として重要であるプレゼンテーション能力を実践の場で身につけることが出来ます。
また、IVR部門は年間500例レベルで症例をこなしており、十分な研修を経験することが出来ます。国内外の学会発表、論文作成にも豊富な経験があり、積極的に情報を発信しています。
他科とのカンファレンスを積極的に行い、チーム医療の充実に力を入れています。カンファレンスを担当することにより、画像診断医、放射線治療医として重要であるプレゼンテーション能力を実践の場で身につけることが出来ます。
また、IVR部門は年間500例レベルで症例をこなしており、十分な研修を経験することが出来ます。国内外の学会発表、論文作成にも豊富な経験があり、積極的に情報を発信しています。
一週間の研修内容・特徴
後期研修医のスケジュールは学生実習、初期研修医実習との兼ね合いもありますが、1例を表に示します。希望により研修したい部門を重点的に研修することもできます。個々の興味に併せ、柔軟かつ臨機応変に対応します。
当院では電子カルテ、PACSが導入されているので患者情報、画像情報を瞬時に閲覧し、報告書作成や診療に活かすことができます。レポート作成には音声入力を積極的に導入し、入力作業に起因する障害を未然に防止するため努力しております。
当院では電子カルテ、PACSが導入されているので患者情報、画像情報を瞬時に閲覧し、報告書作成や診療に活かすことができます。レポート作成には音声入力を積極的に導入し、入力作業に起因する障害を未然に防止するため努力しております。
内容
CT、MRI、SPECT、PET/CT、超音波検査の実施と読影(CT、MRI、SPECT、PET/CT全症例)
IVRの診察、回診、検査の助手
治療外来、治療計画
カンファレンス:呼吸器、消化器、乳腺外科、乳腺撮影読影会、歯科口腔外科のカンファレンスに参加しています。
IVRの診察、回診、検査の助手
治療外来、治療計画
カンファレンス:呼吸器、消化器、乳腺外科、乳腺撮影読影会、歯科口腔外科のカンファレンスに参加しています。
後期研修医週間スケジュール(例) | |||||
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月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | |
午前 | 治療外来 | IVR予習・回診 | CT・MRI検査 | 乳腺読影 | 回診、治療ミーティング |
RI・PET読影 | |||||
夕方 | 呼吸器カンファレンス 婦人科カンファレンス 小児科カンファレンス |
乳腺カンファレンス | 消化器カンファレンス | 口腔外科カンファレンス |
取得認定施設
日本医学放射線学会総合修練機関
核医学専門医教育病院
IVR専門医修練施設
核医学専門医教育病院
IVR専門医修練施設
専門医資格取得分野
日本医学放射線学会診断専門医
日本医学放射線学会、日本放射線腫瘍学会、治療専門医
日本がん治療認定医機構、がん治療認定医
日本核医学会専門医
日本IVR学会専門医
PET読影認定医
マンモグラフィー読影認定医
日本医学放射線学会、日本放射線腫瘍学会、治療専門医
日本がん治療認定医機構、がん治療認定医
日本核医学会専門医
日本IVR学会専門医
PET読影認定医
マンモグラフィー読影認定医