産科病棟 | 周産期医療センター | 名古屋市立大学医学部附属西部医療センター

産科病棟のご案内（3階東病棟）

こんにちは、産科病棟（3階東病棟）の助産師です。安心安全な妊娠・出産・育児に向けて、医師、助産師、職員みんなで新しくパパ・ママになる皆さまをサポートします。心配事があればいつでもご相談ください。私たちは皆さまと不安も喜びも一緒に分かち合いたいと考えています。

♦さまざまな資格を習得した助産師が在籍しています。
・CLoCMiPレベルⅢを習得したアドバンス助産師
・国際認定ラクテーション・コンサルタント（IBCLC）
・新生児蘇生法（NCPR）修了認定（インストラクターコース、専門コース、
　一次コース）
・周生期医療支援機構（ALSO）プロバイダーコース

バースプランについて

「あなたのバースプラン、お聞かせください」
バースプランとは、自分のお産について考えること、ご家族と話し合うことから始まります。バースプランを妊娠中から計画することで、自分のお産をイメージすることができ、自分の望むお産に向けて、からだやこころに向き合うことができます。体力作りや食事の見直し、リラックス方法などの準備ができ、お産に臨むことができるでしょう。

バースプランの例1：フリースタイル分娩（自由な姿勢での出産）

自由な体位でのお産とは、あなたの好きな姿勢で出産することです。たとえば側臥位（横向き）・四つんばい・座って･･･など。
こんな格好で出産できるの？とびっくりされる方も見えると思いますが、通常の仰向けのお産に比べ、陣痛が楽だったり分娩進行が早かったりします。分娩台の上や必要に応じて床にマットを引いて出産することも可能です。ご家族に見守られながらより家庭に近い状態で過ごしていただくことで、母児ともにリラックスして出産することができます。
※母児の状態によってはフリースタイル分娩ができないこともありますのでご了承下さい。

バースプランの例2：立ち会い出産

安産には、不安な気持ちを取り除き十分にリラックスすることがとても大切です。そのため、一緒にいて安心できるご主人やご家族に付き添ってもらうことはとても有効といえます。そして誕生の瞬間をともにすることで、夫婦の絆・子供との絆が強く結ばれることでしょう。お子さんたちが立ち会うことはお子さんたちにとって忘れられない体験となり、生命尊厳や心の成長にとてもよい教育の場となることと思います。

是非ご夫婦そろってバースプランを考えてみましょう。
私たち助産師は、皆さんがより満足のいくお産を迎えられるように陰から支えていきたいと思います。
※母児の状態によってはバースプラン通りに実施出来ないこともありますのでご了承ください。

立ち会い出産はご家族に限り1人までとさせていただきます。
※産婦さまのお子さまをご家族が連れてくる場合はこの限りではありません。
出産立ち会いの人数や時間は、感染対策を講じながら決まりを設けております。
ご理解とご協力のほどよろしくお願いします。

入院案内

産後の入院日数

経腟分娩：出産した日を含めて7日
帝王切開：出産した日を含めて9日（手術前日入院です）

お母さんの体調が優れない場合や退院してからの育児が心配な場合など、入院を数日延長することも可能です。

お産セット

入院が決まったら、お産セットをお渡しします。

①産後パッドLサイズ1袋
②産後パッドMサイズ2袋
③産後直後パッド
④赤ちゃんの帽子
⑤赤ちゃんのお尻拭き
⑥産後骨盤ベルト
⑦NST用ベルト（分娩時に使用します）
⑧クリーンコットンアイ

アニバーサリープレゼント

ご出産のお祝いにプレゼントをお渡ししています。

※予告なくサービスが変更される場合があります。ご了承ください。

分娩室

「LDR（陣痛・分娩・回復室）」
陣痛から分娩、産後2時間頃までを過ごしていただくお部屋です。
出産にはとても体力がいりますので、食べやすい物や陣痛を乗り切るグッズなどがあればご持参ください。

赤ちゃんの状態に問題がなければご主人やご家族の方々と一緒に過ごしていただけます。初めての授乳をしたり、写真を撮ったりしてゆったりとお過ごしください。

入院中のサポート

赤ちゃんの抱き方・オムツ交換・着替えの仕方・あやし方など、初めての時やうまくできない時などスタッフが方法をお母さんができると自信がつくまで詳しくお伝えします。やったことがないから不安・・・と心配されていると思いますが一緒に行って行きますのでご安心ください。お母さんと赤ちゃんのペアはそれぞれ違いますので、それぞれのペアに合った授乳支援を行っています。
希望される方には赤ちゃんのお風呂の練習を行っています。平日であればご主人に行ってもらうこともできます。
また退院後の生活についてもお話させていただきます。

母子同室

出産直後から終日母子同室が始まります。母子同室と聞くと「入院中くらいゆっくりしたいのに・・・」とか「同じお部屋の他の方々に迷惑をかけないかしら？」「授乳やおむつ替えは一人で大丈夫かしら？」などの不安の声が聞こえてきそうです。
母子同室を行うことで、赤ちゃんとの生活リズムを入院中につかみ、退院後の自信につなげることができるでしょう。私たち助産師が24時間いつでも授乳や育児をサポートしますのでご安心ください。

出産後のお部屋

お部屋は個室と大部屋があります。
お部屋の希望は出産時に伺います。
状況によりご希望のお部屋に入ることができない場合もありますので、ご了承ください。

お部屋の種類	費用
大部屋	無料
一般個室A	8,800円
一般個室B	7,700円
特別個室	16,500円

特別個室

大部屋

お祝い膳

出産後にお祝い膳を提供しています。
※アレルギーがある方には提供できない場合があります。

授乳サロンと新生児室

お部屋または授乳サロンのどちらかお好きな場所で授乳していただいています。
お部屋での授乳はご家庭に近い状態で、授乳サロンでの授乳は他のお母さんたちと交流しながら行えます。
また赤ちゃんを一時的にお預かりする場合は、新生児室で助産師がお世話させていただきます。

授乳サロン

新生児室

デイルーム

面会に利用していただくお部屋です。
出産後の指導にも使わせていただきます。
（指導中のご利用はご遠慮ください）

双子の育児サポート

当院では双子の赤ちゃんがたくさん産まれています。双子の育児にも母乳を中心としたサポートを行っています。入院中には、お母さんと双子の赤ちゃんそれぞれに合った育児方法を一緒に考え、家庭での育児が出来るだけスムーズに行えるようにサポートします。

退院後のサポート(育児支援入院/産後ケア入院)

赤ちゃんが早産や小さく産まれたなどの理由でNICU（新生児集中治療室）やGCU（新生児回復室）に入院する場合があります。お母さんは産後赤ちゃんと過ごすことがなく退院となるため、赤ちゃんとの生活や育児に不安があることと思います。
当院ではお母さんに自信を持って育児をしてもらいたいと考え、産後に赤ちゃんと入院して頂き育児支援を行っています。赤ちゃんとお母さんに合わせた授乳や育児の相談や支援を行います。

当院ではお母さんに自信を持って育児をしてもらいたいと考え産褥入院を行っています。
当院で出生した赤ちゃんとお母さんが対象です。

赤ちゃんがGCUを退院する際、産科病棟へ移動し、お母さんにはそれに合わせて入院してもらい一緒に過ごしてもらいます。
赤ちゃんとお母さんに合わせた授乳や育児の相談や支援を行います。
入院は1泊2日が目安です。

母乳育児相談

産後は新しい家族が増え喜びも大きいですが、多くの悩みを抱える時期でもあります。
退院後も助産師が中心となって継続的なサポートを行っていますので、どんなことでもご相談ください。

母乳育児相談室（母乳外来）

2週間健診

退院後1週間程度で来院していただき、お母さんの体調や赤ちゃんの体重をチェックします。助産師による育児相談も個別で行っています。
母乳育児相談室では産後の乳房トラブルや離乳食相談なども行っています。
有料となっていますが、産後健診票がある方は補助されます。

＜料金＞
母乳育児相談室（母乳外来）	2,620円
2週間健診	1,860円

※他院出産の方や前回の受診から3ヶ月以上空いている方は別途初診料がかかります。

1ヶ月健診

出産後1ヶ月頃に行う健診です。お母さんの血圧や子宮の戻り具合、授乳の状況、心配ごとなどを確認していきます。医師による診察と助産師からの保健指導を行います。
お母さんの1ヶ月健診は産婦人科外来で、赤ちゃんの1ヶ月健診は小児科外来で行います。

おしゃべりクラスカンガルー

生後1～6ヶ月までのクラス、6ヶ月～1歳のクラスがあります。
他のお母さんと日頃気になっていることなどをどんどん話し合ってみましょう。
生後1～6ヶ月までのクラスはベビーマッサージも行っています。