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教育体制・研修制度

看護職員研修計画



新規採用看護職員研修

勤務 研修内容
4月 実地研修
日勤受け持ち開始
基礎看護技術
交流会①
ビジネスマナー研修
5月 休日日勤開始 夜勤見学開始 基礎看護技術
交流会②
6月 休日受け持ち
ひとり立ち
看護補助者同行
メンタルヘルス研修
フィジカルアセスメント・BLS
7月 夜勤受け持ち開始
ひとり立ち
多重課題
交流会③
8月 リフレッシュ研修
ローテーション研修
8月~12月
11月・12月 がん看護1・2
挿管介助

基礎看護技術

リフレッシュ研修

ローテーション研修

挿管介助

ラダーⅠ

研修名 目的・目標
基本的看護技術 与薬の技術①
  • 薬剤の管理
【目的】
薬物療法を安全・確実に実施するための基本的な知識を身につける
【目標】
1)薬物療法に使用される薬剤の種類・用法・副作用がわかる
2)薬剤の管理方法がわかる
与薬の技術②
  • 薬剤の調整
  • 皮下注射
  • 筋肉注射
  • 静脈内注射
  • 輸液ポンプ・シリンジポンプ
【目的】
注射を安全・確実に実施するための知識・技術を習得する
【目標】
1)皮下注射・筋肉注射の方法と安全確保のための注意点がわかる
2)静脈内注射の方法と安全確保のための注意点がわかる
3)輸液ポンプ・シリンジポンプの作動方法・アラーム対応方法がわかる
与薬の技術③
  • 点滴静脈内注射
【目的】
点滴静脈内注射(静脈留置針挿入)を安全・確実に実施するための知識・技術を習得する
【目標】
1)看護師の静脈注射における基本理念と実施範囲がわかる
2)点滴静脈内注射(静脈留置針挿入)の方法と安全確保のための注意点がわかる
3)点滴静脈内注射(静脈留置針挿入)実施中の患者の観察ポイントがわかる
与薬の技術④
  • 輸血
  • 麻薬
  • がん化学療法
【目的】
輸血や麻薬の与薬、がん化学療法を安全に実施するために必要な基本的知識・技術を習得する
【目標】
1)輸血や麻薬、がん化学療法の基本的知識(保管・管理・実施)を得る
2)輸血・麻薬・がん化学療法の安全な実施方法がわかる
3)輸血・麻薬・がん化学療法を使用している患者の観察ポイントとその重要性がわかる
感染予防技術 【目的】
院内感染対策に必要な基本的知識・技術を習得する
【目標】
1)医療関連感染および標準予防策・感染経路別予防策についてわかる
2)擦式消毒剤使用による手指衛生ができる
3)個人防護用具の着脱ができる
4)無菌操作の基本がわかる
5)医療廃棄物規定に沿った適切な取り扱いについてわかる
6)針刺し・切創防止策と事故後の対応についてわかる
安全確保の技術 【目的】
患者の安全確保のための基本的知識・技術を習得する
【目標】
1)誤薬防止の手順に沿った与薬方法がわかる
2)患者誤認防止策の実際がわかる
3)安全な療養環境についてわかる
創傷管理技術 【目的】
褥瘡を予防するための基本的な知識・技術を習得する
【目標】
1)褥瘡を予防するための日常生活援助方法についてわかる
2)褥瘡対策に関する診療計画書の記載方法・活用方法がわかる
症状・生体機能管理技術 【目的】
静脈血採血を安全・確実に実施するための知識・技術を習得する
【目標】
静脈血採血の方法と安全確保のための注意点がわかる
活動・休息援助技術 【目的】
体位変換・移乗・移送を安全・安楽に実施するための知識・技術を習得する
【目標】
1)安全・安楽な体位変換・移乗・移送の方法がわかる
2)ボディメカニクスの活用方法がわかる
呼吸・循環を整える技術 【目的】
酸素吸入・吸引を安全・確実に実施するために必要な知識・技術を習得する
【目標】
1)酸素吸入療法の種類・方法についてわかる
2)酸素ボンベの取り扱いがわかる
3)口腔内吸引・鼻腔内吸引の方法と安全確保のための注意点がわかる
食事援助技術 【目的】
SGAシートの記載方法・活用方法を習得する
【目標】
1)NSTの役割についてわかる
2)SGAシートの記載方法・活用方法がわかる
清潔・衣生活援助技術 【目的】
口腔アセスメントシートの記載方法・活用方法を習得する
【目標】
口腔アセスメントシートの記載方法・活用方法がわかる
重症度、医療・看護必要度 【目的】
「重症度、医療・看護必要度」の必要性を知り評価に活用できる
【目標】
看護必要度の目的と評価方法がわかる
救命救急処置技術
  • BLS
【目的】
救命救急時に必要な基本的な看護を身につけ実践に活かす
【目標】
1)救急患者のフィジカルアセスメントがわかる
2)成人を対象とした一次救命処置技術ができる
3)救急場面で指示のもと看護対応ができる
救命救急処置技術
  • 挿管介助
【目的】
気管挿管介助に必要な知識・技術を習得し実践に活かす
【目標】
1)気管挿管の準備と介助の方法がわかる
2)BLSアルゴリズムに従い行動できる
3)チームメンバーへの応援要請ができる
多重課題 【目的】
複数患者受け持ちによる多重課題の状況下において、優先度や安全に配慮した判断力を養い実践に活かす
【目標】
1)優先順位を考えた複数患者のアセスメントができる
2)状況に応じてチームメンバーへSBARでの報告・連絡・相談ができる
看護倫理Ⅰ 【目的】
患者の生命や人権を尊重するために、倫理的な実践を導く方法を習得し実践に活かす
【目標】
1)「倫理的な実践を導くための手引き」の活用方法がわかる
2)倫理的意志決定プロセスに沿った事例の展開方法がわかる
マネジメントⅠ 【目的】
病院・看護部の理念に基づき組織の一員としての役割・責任を理解し、管理的視点を身につける
【目標】
1)2年目に向けて、組織の一員としての役割・責任がわかる
2)看護実践における管理的側面が理解できる
3)自己の看護を振り返り、自己課題を見い出すことができる
看護過程Ⅰ 【目的】
担当患者の個別性を考慮した看護過程を展開する能力を養い実践に活かす
【目標】
1)担当看護師の役割を理解する
2)看護過程の展開について理解する
3)看護サマリーについて理解する
死後のケアⅠ 【目的】
死後の処置と家族への看護ケアを理解し実践に活かす
【目標】
1)医療行為による侵襲や病状などによって失われた生前の姿を可能な範囲で取り戻し自然で安らかな姿に整えられる
2)ご遺体を清潔にし、細菌の繁殖や悪臭の発生を抑えることがわかる
3)遺された家族のグリーフワーク(悲嘆回復)を支援方法がわかる

ラダーⅡ

研修名 目的・目標
マネジメントⅡ 【目的】
チーム目標を達成するために必要なマネジメント能力を身につけ実践に活かす
【目標】
1)看護部の理念に基づく病棟目標を理解し、小集団活動チームの自己の役割がわかる
2)目標管理とマネジメントについてわかる
3)チーム目標を達成するための小集団活動計画を立案する
4)業務改善につながる取り組みを報告する
フィジカルアセスメント 【目的】
患者の異常の早期発見、早期診断を行うためのフィジカルアセスメント能力を養い実践に活かす
【目標】
1)五感によるバイタルサイン測定ができる
2)フィジカルアセスメントにより、患者に起こっている状態等の緊急性や重要性が判断できる
看護倫理Ⅱ 【目的】
看護実践における倫理的問題に気づき、解決に向けて行動できる能力を養う
【目標】
1)倫理的意思決定プロセスについてわかる
2)看護実践における倫理的問題を明らかにし、チームカンファレンスにより解決策を導ける
看護観Ⅱ 【目的】
自己の看護実践論を明確にし看護観を深める
【目標】
1)看護実践を通して心に残った場面や事例を振り返り(内省)、看護を語る
2)経験からの学びを意味づけし、看護に対する考えをまとめる
3)自己の看護を言語化し看護観を明確にする

ラダーⅢ

研修名 目的・目標
マネジメントⅢ 【目的】
部署や委員会目標を達成するために必要なマネジメント能力を身につけ実践に活かす
【目標】
1)看護部の理念と方針を理解し、看護チームの自己の役割がわかる
2)看護チームにおけるマネジメント、マネジメントサイクルについてわかる
3)部署や委員会目標を達成するためのチームの目標設定・活動計画を立案する
4)マネジメントサイクル・PDCAサイクルを回しながら看護の質向上につながる取り組み(データに基づいて)を報告する
看護倫理Ⅲ 【目的】
患者-家族-看護師-医師等に発生している倫理的問題の解決に向けて行動できる能力を養い実践に活かす
【目標】
1)倫理的意思決定場面において実践モデルとなるための必要な知識と態度を理解する
2)倫理的意思決定場面における問題解決方法を理解する
3)他職種カンファレンスを主体的に開催しファシリテーターの役割ができる

ラダーⅣ

研修名 目的・目標
マネジメントⅣ 【目的】
安全で質の高い看護を提供するために、組織上の問題を明確にし業務改善に取り組む
【目標】
1)問題解決に必要な論理的思考がわかる
2)問題の種類と問題解決の方法がわかる
3)看護部・部署・委員会の問題を検討し実践のスキルを身につける

ラダーⅤ

研修名 目的・目標
マネジメントⅤ 【目的】
病院・看護部目標を達成するために必要なマネジメント能力を身につける
【目標】
1)組織目標の立案、人材育成・資源の有効活用等についての知識を得る
2)組織運営・勤務計画・労務管理、面接技法、評価方法等についての知識を得る

スキルアップ

研修名 目的・目標
看護研究相談会 【目的】
看護研究活動に取り組み看護実践の質の向上を図るとともに研究能力を養う
看護研究発表会
キャリアデザイン 【目的】
自己のキャリアデザインについて考えを深める
【目標】
専門分野を見極めた進路選択について考えることができる
後輩に伝えたい看護 【目的】
自分の看護を振り返り、自分らしい後輩育成を考え実践に活かす
【目標】
1)看護の原点を振り返る
2)後輩育成のケーススタディから自己の指導を振り返る
3)自分らしい後輩育成を考える
新人指導者の育成 【目的】
部署全体を巻き込んだ新人育成を実践するためのスキルを身につける
【目標】
1)指導に使えるリフレクションの方法を理解することができる
2)新人と指導者の行動変化につながるフィードバックの方法を理解することができる
実地指導 【目的】
実地指導者の役割、教育体制等について理解し新人指導に活かす
【目標】
1)看護基礎教育の現状、新人看護職員の特徴について知る
2)新人看護職員研修ガイドラインの概要を知る
3)実地指導者の役割がわかる
実地指導
~教え方のスキルを磨く~
【目的】
効果的なOJTを行うための教え方のスキルを習得し指導に活かす
【目標】
1)トレーニングとコーチングの方法がわかる
2)筋道立てた説明の仕方がわかる
3)思考を促す質問・傾聴のスキルについてわかる
4)効果的なフィードバックの方法がわかる
実地指導者フォローアップ ①② 【目的】
新人看護職員を支援するために必要な知識・技術・態度を習得し実践に活かす
【目標】
1)指導上の悩み・困りごとなど問題を共有し、解決するための方法を考える 
2)実地指導者としての自己の課題に取り組む
がん看護 がん看護1 【目的】
がん患者の基本的知識を習得し看護実践に活かす
【目標】
1)がん医療とがん患者の動向について知る
2)がん患者のこころの変化を理解した基本的なコミュニケーションスキルがわかる
3)患者の権利を尊重した意思決定支援の方法について理解できる
がん看護2 【目的】
症状マネジメントについて基礎的知識を習得し看護実践に活かす
【目標】
1)がん患者のセルフマネジメントの必要性がわかる
2)がん患者の症状マネジメントを支援するための方法が分かる
3)手術療法の心身へ及ぼす影響を理解し手術前後のケアがわかる
緩和ケア 【目的】
緩和ケアの重要性を理解し、がん患者と家族を全人的に捉える能力を身につけ看護実践に活かす
【目標】
1)緩和ケアにおける症状緩和とQOLの向上を目指した療養生活を支援するための基本的な知識を得る         
2)がん患者を全人的に理解し、アセスメントに基づいた看護援助方法がわかる
放射線療法 【目的】
がん放射線療法の特性を理解し、放射線療法を受ける患者に必要な能力を身につけ看護実践に活かす
【目標】
1)放射線療法の基本的な知識を得る
2)放射線療法に伴う有害事象に対する援助がわかる
3)放射線療法を受ける患者の生活支援方法がわかる
4)放射線療法の実践における患者・医療者の安全がわかる
薬物療法 【目的】
がん薬物療法の特性を理解し、薬物療法を受ける患者の看護に必要な能力を身につけ実践する
【目標】
1)がん薬物療法に使用される薬剤の特性を知る
2)がん薬物療法のレジメンの概要がわかる
3)がん薬物療法を実施する際の注意事項がわかる
4)がん薬物療法を受ける患者の生活上の注意点を理解することができる
看護過程 【目的】
根拠を明確にして看護診断を決定し、個別性を考慮した看護過程を展開する能力を養う
【目標】
1)中範囲理論についての理解を深める
2)看護診断における中範囲理論の活用方法がわかる
3)中範囲理論を活用し、根拠に基づいた看護診断・看護計画・看護実践・評価を行い、看護問題の解決に取り組む(事後)
PNS 【目的】
パートナーシップ・マインドを理解し、パートナーやペアとしての役割を果たすことができる
【目標】
1)後輩・学生とのパートナーシップについて理解する
2)パートナーシップに必要な3要素について理解する 
3)パートナーシップマインドの3つの心について理解する
退院支援 【目的】
地域包括ケアシステムにおける急性期病院の役割を学ぶ
【目標】
1)退院調整に関わる診療報酬の内容がわかる
2)在宅療養を支える社会的資源がわかる
3)患者の状況に応じた在宅療養への移行支援を考えられる(事後)
訪問看護見学実習 【目的】
在宅療養への移行を円滑に行うための地域医療機関との連携のあり方を考える
【目標】
1)訪問看護ステーションの機能を学ぶ
2)在宅療養の現状を知る
3)退院後の療養生活を具体的にイメージすることができる
4)急性期病院の看護師の役割が理解できる
医療安全 【目的】
安全で質の高い看護を提供するために、部署の問題に気づき解決に取り組む能力を養う
【目標】
1)医療安全文化とは何かが分かる
2)I/A事例から、再発防止の対策を導き出す方法が分かる
認知症看護 【目的】
認知症看護について基礎的知識を習得し、看護実践に活かす
【目標】
1)認知症の原因疾患と病態・治療が理解できる
2)認知症看護に必要なアセスメントがわかる
3)コミュニケーション方法や環境整備方法がわかる
4)認知症に必要な倫理的問題や意思決定支援方法がわかる

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