令和4年度 名古屋市立大学医学部附属東部医療センター 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 273 160 320 499 700 1020 1381 2702 2877 1001
令和4年度に当院を退院された患者さんを年齢階級別に集計しました。
退院患者さんの年齢構成を見ると、その病院の特徴をある程度知ることができます。(年齢は入院した時点の年齢です。尚、24時間以内に死亡された方、自賠責、労災、自費の方は集計対象外となっています。)
当院では平成30年2月より、救命救急センター(三次救急指定病院)として重症度かつ緊急性が高い患者さんを広く受け入れています。
高齢化社会を背景に高齢者の搬送件数の増加が著しく、当院においても入院に占める高齢者の割合が近年増加傾向であり、70歳以上の方の入院割合が59%と高くなっています。これは、比較的ご高齢の患者さんに多い疾患を中心に入院診療を行っていることを表し、その疾患の入院診療が増加しつつあることを示しています。
また、当院は地域医療支援病院及び紹介受診重点医療機関の役割を担っています。かかりつけ医に通院中の患者さんに急性期医療が必要になった際や病状が悪化した際には当院で治療を行い、退院後はかかりつけ医に連携をとり引き続き治療を依頼します。このような循環型地域医療の拠点として、今まで以上の役割を果たしてまいります。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx99200x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 82 2.68 3.05 0 72.94
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 60 19.57 21.11 21.67 84.33
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 54 20.8 18.57 11.11 72.07
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 31 12.71 13.49 12.9 78.55
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 29 12.1 8.6 0 70.07
【解説】
肺炎、肺の悪性腫瘍の症例が多くなっています。肺の悪性腫瘍の症例の中では、確定診断のための肺生検や気管支鏡検査を実施する症例が一番多くなっています。
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
また当院では、肺炎症例が多く、気管支炎、肺炎、気管支拡張症などの感染性肺疾患、肺気腫、慢性気管支炎などの慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息などのアレルギー疾患、間質性肺炎、サルコイドーシスなどのびまん性肺疾患、胸膜炎、自然気胸などの胸膜疾患など、呼吸器疾患全般にわたって対応しています。近年増加している誤嚥性肺炎に関しては、嚥下評価や誤嚥予防のための訓練、リハビリなどにも力を入れています。
肺癌については院内の外科や放射線治療科と協力し、集学的な治療を行っています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 338 2.56 2.64 0 69.14
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 91 10.65 8.94 6.59 69.69
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 70 22.51 21.11 22.86 85.21
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 60 8.02 7.63 1.67 69.08
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 57 8.28 9 1.75 66.68
【解説】
大腸ポリープに対する、内視鏡的ポリープ切除術を最も多く実施しています。胆管結石や胆管炎に対して限局性腹腔膿瘍手術などを実施している症例や手術を実施しない穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患、ヘルニアの記載のない腸閉塞が多くなっています。
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
また当院では、消化管、胆道、膵臓、肝臓などの多岐にわたる領域の消化器疾患に対し、内視鏡および画像診断を駆使した診断を行い、総合的でより低侵襲な治療を目指しております。
当院は救命救急センターの指定を受けており、24時間365日迅速に対応できる体制をとり、緊急な治療を要する急性疾患にも対応しております。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2なし 175 5.01 4.65 1.14 71.11
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 126 19.21 17.54 14.29 83.79
050050xx9910x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 97 1.67 3.04 1.03 70.63
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 67 24.09 21.11 17.91 85.72
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 65 3.4 4.26 0 75.29
【解説】
心房細動、上室性頻拍、心室頻拍など頻脈性不整脈に対する、経皮的カテーテル心筋焼灼術(カテーテルアブレーション)を最も多く行っています。
続いて手術を実施しない心不全や狭心症、慢性虚血性心疾患、が多くなっており、狭心症や慢性虚血性心疾患に対して経皮的冠動脈形成術などの手術を実施する症例もあります。
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
また当院では、24時間365日の救命救急体制を整えて診療にあたっており、心臓カテーテル検査や治療などの迅速な対応を心がけております。
その他にも、日帰りでのカテーテル検査、ペースメーカー治療、両心室ペーシング治療、植え込み型除細動器治療睡眠時無呼吸症候群に対する診断や治療なども行い、心臓血管外科と連携した診断や治療も行っています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 45 5.44 6.13 11.11 0
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 21 4.05 5.89 0 0.71
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 21 4.57 6.05 0 3.43
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 13 3.23 5.7 7.69 4.23
161060xx99x0xx 詳細不明の損傷等 手術なし 手術・処置等2なし 10 1.9 2.86 0 5.2
【解説】
分娩後の新生児疾患が圧倒的に多く、気管支炎などの感染性疾患、喘息などのアレルギー性疾患、ウイルス性腸炎、損傷などの疾患も多くなっています。
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
また当院では、新生児から中学生までの幅広い小児疾患を対象に、外来および入院診療にあたり、総合病院である利点を活かし、耳鼻科、皮膚科、眼科などの他科と連携することで、迅速かつ総合的な診療ができるように努めています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 277 13.04 26.42 87.73 83.79
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 61 21.56 22.44 27.87 76.8
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし 57 4.81 4.86 8.77 58.93
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 56 21.66 20.14 25 67.52
160850xx01xxxx 足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他等 52 15.42 18.34 21.15 48.02
【解説】
人工骨頭挿入術などの手術を実施した、股関節、大腿近位の骨折の症例が最も多くなっております。大腿骨頚部骨折や大腿骨転子部骨折は、太ももの付け根から臀部の強い痛みによって寝たきりの原因となるため、手術治療が一般的です。またこれらは高齢の方が転倒することによって起こる骨折の代表的なもので、高齢者の割合が増えてきていることがわかります。
その他には、人工関節再置換術などの手術を実施した膝関節症、手術を要した前腕の骨折、人工関節再置換術などの手術を実施した股関節骨頭壊死や股関節症、骨折観血的手術などの手術を実施した足関節や足部の骨折、脱臼、が多くなっており、いずれも手術を実施しています。
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
当院では、運動器疾患、すなわち骨、関節、筋肉、神経の疾患を対象に治療を行い、患者さんへの負担が少ない安全な手術を心がけています。病状がある程度安定したら地域のリハビリ施設などと連携し、切れ目のない地域完結型医療を行うことで、受傷前の生活への早期復帰をめざします。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 57 11.3 10.14 24.56 80.86
010040x199x0xx 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 手術なし 手術・処置等2なし 55 24.36 23.28 81.82 74.67
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 41 10.12 8.54 21.95 69.61
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 33 17.79 19.58 54.55 73.61
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 29 2.41 2.95 0 70.76
【解説】
手術を実施した、頭蓋、頭蓋内損傷の症例が最も多く、続いて手術の実施がないJCS10以上の非外傷性頭蓋内血種(非外傷性硬膜下血腫以外)が多くなっています。頭蓋、頭蓋内損傷では手術を実施しない症例もあり、非外傷性頭蓋内血種(非外傷性硬膜下血腫以外)にはJCS10未満の症例もあります。他には、手術の実施がない未破裂脳動脈瘤で動脈造影カテーテル法を実施したがあります。
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
また当院は救命救急センターの指定を受けており、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)、頭部外傷性疾患などの中枢神経系の救急疾患について多く対応し、脳腫瘍や顔面けいれん、三叉神経痛に対する脳外科治療を行っています。
※JCS(ジャパン・コーマ・スケール)は意識障害患者さんの意識レベルを評価する指標の一つです。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 45 1.89 2.66 0 68
050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2なし 23 13.57 10.62 4.35 79.83
050161xx97x1xx 大動脈解離 その他の手術あり 手術・処置等21あり 22 20.23 28.45 18.18 65.55
050161xx9900xx 大動脈解離 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 17 14.41 16.55 5.88 74
050163xx02x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 腹部大動脈(分枝血管の再建を伴うもの)等 手術・処置等2なし 11 15.27 15.98 0 72.09
【解説】
静脈、リンパ管疾患に対して下肢静脈瘤手術などの手術を実施した症例が最も多くなっています。その他には、非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤に対してステントグラフト内挿術や大動脈瘤切除術を実施した症例、大動脈解離が多くなっています。
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
また当院では、循環器疾患群が生命に直結する領域であることから、常に迅速な対応ができるよう、24時間365日体制で診療にあたっています。すべての領域の心臓血管外科疾患に対し、適切な治療や手術を実施し、その中でも患者さんに負担が少ない低侵襲手術を積極的に行っています。
循環器内科とのチームハートの連携も勿論のこと高齢化に伴う依存症にも対応すべく、診療科横断的なチーム医療を実践しております。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 162 5.59 5.98 0 42.51
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 108 6.06 6.04 0.93 38.53
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2なし 90 2.31 3.02 0 38.73
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 40 9.25 9.27 0 40.15
120220xx01xxxx 女性性器のポリープ 子宮全摘術等 36 2.94 2.81 0 40.03
【解説】
腹腔鏡下腟式子宮全摘術などの手術を実施した子宮の良性腫瘍や、卵巣の部分切除などを実施した卵巣の良性腫瘍、子宮頸部(腟部)切除などを実施した子宮頸・体部の悪性腫瘍、子宮全摘術などを実施した女性性器のポリープが多くなっており、いずれも手術を実施した症例となります。
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
当院では、平成9年から内視鏡手術、令和3年からロボット支援手術を導入し、社会生活への早期復帰が可能な腹腔鏡による低侵襲手術を積極的に行っています。また緊急手術領域では、卵巣腫瘍茎捻転や破裂、卵巣出血、子宮外妊娠などの手術にも対応しております。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 253 2.19 2.63 0 78.18
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり両眼 84 2.12 4.67 0 74.55
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし - - 5.8 - -
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり片眼 - - 8.05 - -
020220xx01xxx0 緑内障 緑内障手術 濾過手術片眼 - - 8.97 - -
【解説】
両眼または片眼の白内障、水晶体の疾患に対して手術を実施した症例が顕著に多くなっています。白内障は目の中のレンズの役割をしている水晶体が白く濁ってくる病気です。治療は手術を行い、濁った水晶体を取り去り、その代わりに人工の水晶体(眼内レンズ)をいれます。
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
また当院では、すべての領域の眼疾患に対応しています。手術を目的とした眼科治療が多く、その中でも白内障に対する治療が多く行われているほか、加齢性黄斑、網膜剥離などの治療も行っています。
耳鼻いんこう科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 36 6.97 6.23 0 51.58
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 34 5.29 5.69 0 39.18
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 27 4.74 4.79 0 65.74
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 24 6.79 7.73 0 24.04
030390xx970xxx 顔面神経障害 手術あり 手術・処置等1なし 22 7.09 10.08 0 49.32
【解説】
慢性副鼻腔炎が最も多く、扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎、前庭機能障害、扁桃、アデノイドの慢性疾患が多くなっています。顔面神経障害に対して手術を実施した症例も多くなっています。
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
当院では、耳、鼻、のどの疾患をはじめとして、めまいや顔面麻痺、味覚障害、嚥下障害、音声障害、言語障害、頚部の腫瘍、顔面外傷や骨折などの幅広い疾患に対応し、検査や治療を行います。
脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 64 18.77 16.01 32.81 75.88
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 63 16.9 15.97 26.98 67.97
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 47 20.77 21.11 19.15 83.47
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 42 7.88 7.33 0 60.93
010060x2990211 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 定義副傷病1あり発症前Rankin Scale 0、1又は2 27 18.07 18.24 29.63 79.07
【解説】
脳卒中発症3日目以内の脳梗塞(JCS10未満)に対してリハビリテーションを実施している症例やエダラボンを投与している症例が多くなっています。続いて、てんかんの症例も多くなっています。
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
当院では、脳血管センターを開設しており、脳神経内科と協働して24時間365日体制で脳卒中の治療にあたっています。また救命救急センターの指定を受けており、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)、頭部外傷性疾患などの中枢神経系の救急疾患についても多く対応しています。その他にも神経難病(パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症、多系統萎縮症、多発性硬化症)、認知症、筋疾患(筋ジストロフィー、多発性筋炎、重症筋無力症)、神経感染症(髄膜炎、脳炎など)、機能性疾患(てんかん、片頭痛、群発頭痛)、末梢神経疾患(ギラン・バレー症候群、慢性炎症性脱髄性多発神経炎)、不随意運動(振戦、ジストニア、舞踏病、ミオクローヌスなど)、自律神経疾患(起立性低血圧、失神、シャイ・ドレーガー症候群など)や意識障害にも対応しています。
※JCS(ジャパン・コーマ・スケール)は意識障害患者さんの意識レベルを評価する指標の一つです。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし 70 15.4 13.5 10 74.21
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 27 8.19 9.25 0 69.48
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 15 2 7.29 0 84.27
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし - - 3.94 - -
080080xxxxxx0x 痒疹、蕁麻疹 定義副傷病なし - - 4.66 - -
【解説】
膿皮症の症例が最も多く、帯状疱疹の症例も多くなっています。その他には皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外)に対して切除術などの手術を実施した症例が多くなっています。
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
当院では、帯状疱疹や蜂巣炎などの全身症状を伴う精査が必要な疾患や皮膚の悪性腫瘍に対する手術療法など幅広く対応しています。また心疾患や脳血管疾患、重症下肢虚血、糖尿病に合併することが多い足の病変(足趾潰瘍や壊疽)にも対応し、皮膚科処置だけではなく他科と協力し合いながら診療にあたっております。難治性の尋常性乾癬や膿疱性乾癬、アトピー性皮膚炎、慢性蕁麻疹、慢性の皮膚病(掌蹠膿疱症、尋常性白斑、多形慢性痒疹など)、アレルギー疾患、陥入爪、母斑(ほくろ)などの良性腫瘍、褥瘡にも対応しております。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 91 2.01 2.45 0 71.6
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 86 5.34 6.85 0 74.38
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病なし 63 3.84 5.29 1.59 63.08
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 41 12.02 13.61 7.32 70.29
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 29 6.97 7.82 0 75.38
【解説】
前立腺の悪性腫瘍に対して、前立腺針生検を実施した症例が最も多くなっています。続いて、経尿道的手術を実施した膀胱腫瘍や経尿道的尿路結石除去術を実施した上部尿路疾患、腎臓または尿路の感染症、経尿道的前立腺手術を実施した前立腺肥大症が多くなっています。
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
当院では、尿路(腎臓から尿道に至る尿の通り路)や生殖器に関するさまざまな疾患に対応しています。
また、腎癌、膀胱癌、前立腺癌などの悪性腫瘍や、前立腺肥大症などの良性腫瘍、腎盂腎炎や膀胱炎などの感染症、尿路結石症などに対して、診断から手術を含めた治療まで行っています。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx02x1xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等21あり 21 31.38 33.82 23.81 70.19
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 19 11.79 11.77 0 68.42
110280xx9901xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 15 13.2 13.82 6.67 68.6
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 10 23.2 21.11 50 88.6
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 7.59 - -
【解説】
慢性腎炎症候群、慢性間質性腎炎、慢性腎不全の疾患に対して動脈形成術、吻合術などの手術を実施した症例、人工腎臓(人工透析)を実施した症例が多くなっています。
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
また当院では、慢性腎臓病や急性腎障害をはじめ、全身症状と関連する腎臓病などに対し、血液透析や腹膜透析を含めた治療を行い、急性腎不全(AKI)や電解質異常などの幅広い疾患群に対応しています。慢性腎臓病に対しては、薬物療法、透析導入、末梢動静脈瘻造設術(内シヤント造設)の治療を多く行っています。当院に入院される患者さんについて、他院で透析治療を受けられている方でも安心して治療を受けていただけるよう、診療体制を整えています。
内分泌・糖尿病内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり 57 18 14.28 10.53 71.21
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 22 27.5 21.11 0 86.55
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 14 16.14 13.43 7.14 58.64
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 10 20 13.61 10 74
100202xxxxxx0x その他の副腎皮質機能低下症 定義副傷病なし - - 9.67 - -
【解説】
インスリン製剤を投与している2型糖尿病の症例が最も多くなっています。続いて、糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡が多く、腎臓または尿路の感染症も多くなっています。
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
また当院では、糖尿病、内分泌疾患(視床下部、下垂体、甲状腺、副腎、膵臓、副甲状腺、性腺)、代謝疾患(脂質異常症、高尿酸血症)などの診療を行っています。インスリン治療による血糖コントロールをはじめとした、1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病(糖尿病合併妊娠を含む)、膵性糖尿病、ステロイド糖尿病などのあらゆるタイプの糖尿病治療および、合併症の評価と治療(教育入院含む)を行っており、高血糖昏睡などの緊急対応が必要な患者さんにも対応しています。糖尿病の知識習得、食事や運動療法を目的とした診療も行っております。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 31 8.97 10.06 3.23 74.13
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 13 8.46 9.68 0 39.08
160450xx99x00x 肺・胸部気管・気管支損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 9.58 - -
160450xx99x10x 肺・胸部気管・気管支損傷 手術なし 手術・処置等2あり 定義副傷病なし - - 10.83 - -
040010xx01x0xx 縦隔悪性腫瘍、縦隔・胸膜の悪性腫瘍 縦隔悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし - - 8.84 - -
【解説】
肺の悪性腫瘍に対して手術を実施している症例が最も多く、気胸、肺切除などの症例も多くなっています。
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
また当院では、肺癌をはじめとした肺腫瘍、縦隔腫瘍、胸壁腫瘍、気胸、膿胸、胸部外傷など、胸部に関するさまざまな疾患の診療を行っています。
救急科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 11 3.09 10.14 9.09 67.82
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 8.54 - -
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 3.61 - -
010310xx99x1xx 脳の障害(その他) 手術なし 手術・処置等2あり - - 14.47 - -
160450xx99x00x 肺・胸部気管・気管支損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 9.58 - -
【解説】
頭蓋、頭蓋内の損傷に対して手術を実施した症例が最も多くなっています。
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
当院は、救命救急センターに指定されており、緊急性の高い救急疾患の診療を行っております。虚血性心疾患、急性大動脈疾患、脳血管障害の診療、心肺停止(CPA)、ショック患者、重症外傷の対応も常時可能な体制をとり、各部門と連携しながら緊急手術にも対応しております。
消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 104 4.32 4.59 0 72.16
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 74 5.68 6.07 0 57.35
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 56 5.29 5.32 0 39.73
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 46 7.46 6.93 0 60.5
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 39 16.49 15.4 5.13 74.03
【解説】
15歳以上の鼠径ヘルニアに対してヘルニア手術を実施した症例が最も多くなっています。胆嚢疾患(胆嚢結石など)に対して腹腔鏡下胆嚢摘出術などを実施した症例、虫垂炎に対して虫垂切除術を実施した症例、胆嚢炎などに対して腹腔鏡下胆嚢摘出術などを実施した症例、結腸(虫垂を含む)の悪性腫瘍に対して結腸切除術などを実施した症例も多くなっています。
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
また当院では、消化管、胆道、膵臓、肝臓などのあらゆる領域の消化器疾患に対して、最新の内視鏡および画像診断を駆使した診断を行い、より低侵襲な治療を目指しております。良性疾患である胆石症、鼠径ヘルニア、脾臓の疾患、悪性疾患である胃癌や大腸癌(直腸癌を含む)、食道癌など、さらに緊急手術が必要な急性虫垂炎や急性胆のう炎、腸閉塞、腹膜炎にも対応しています。救命救急センターの指定を受けているため、24時間365日迅速に対応できる体制をとり、緊急な治療を要する急性疾患の診療も行います。
乳腺・内分泌外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし 30 9.1 9.99 0 70.43
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) - - 5.6 - -
090010xx99x80x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等28あり 定義副傷病なし - - 3.85 - -
090010xx99x30x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等23あり 定義副傷病なし - - 6.02 - -
090020xx97xxxx 乳房の良性腫瘍 手術あり - - 4.04 - -
【解説】
乳房の悪性腫瘍手術に対して乳腺悪性腫瘍手術、乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む))などの手術を実施した症例が最も多くなっています。
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
また当院では、乳腺、甲状腺、副甲状腺疾患およびそれにまつわる腋窩(脇の下)のリンパ節や頚部リンパ節に対する診療を行っています。
乳腺疾患に対しては、自覚症状がある際、または検診で異常を指摘された際に精密検査を行い、乳がんの診断から初発時治療(手術、薬物療法)、再発治療まで対応しています。甲状腺、副甲状腺に対しては、腫瘍(しこり)やホルモンの異常について検査や治療を行います。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 50 17 20 25 45 10 1 8
大腸癌 18 41 54 74 79 35 1 7,8
乳癌 13 19 7 1 6 4 1 8
肺癌 24 2 36 54 36 30 1 8
肝癌 - - - - 14 - - -
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
日本で最も罹患率が高い5つのがん(胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、肝がん)の病期(Stage)ごとの症例数を集計したものです。
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
がんの症例数を調べることで、その病院がどの程度がんに対して積極的に治療をしているのかを知ることができます。また、病期分類別に見ることで、その病院の診療の幅広さを知ることができます。
なお、検査入院においてがんの確定に至らない場合については、Stageが不明となっています。
※病期(Stage)とは、がんの進行状態を示すものであり、0期からⅣ期の5つに分類されます。0期に近いほどがんが小さくとどまっている状態であり、Ⅳ期に近いほどがんが広がっている状態といえます。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 8 10.88 47.25
中等症 61 16.48 78.23
重症 25 23.72 83.24
超重症 8 21.50 84.00
不明 - - -
上記は20歳以上の市中肺炎患者に対して、肺炎の重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を表示した指標です。
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
肺炎の重症度は[市中肺炎ガイドラインによる重症度分類(A-DROP)]により分類をしています。入院中に発症した肺炎(院内肺炎)は除外しています。
市中肺炎の治療については、軽症例では外来にて通院治療を行うことが多いですが、入院する場合もあります。中等症以上は原則的として入院にて治療を行います。重症例や超重症例は80歳以上の高齢者に多い傾向があり、在院日数も長くなることが多いです。

市中肺炎とは・・・病院外で日常生活をしていた人に発症した肺炎をいいます。
A-DROPとは・・・「市中肺炎ガイドライン」による重症度分類で、以下の5項目を評価して分類します。
① Age(年齢)男子70歳以上、女性75歳以上
② Dehydration(脱水)BUN21㎎/dL以上または脱水あり
③ RespirationSpO2<=90%(PaO2 60Torr以下)
④ Orientation(意識障害)意識障害あり
⑤ Pressure(収縮期血圧)収縮期血圧90mmHg以下
重症度分類とは・・・A-DROPの該当項目数により分類します。ただし、意識障害(ショック)であれば1点でも超重症とします。
軽症:0点
中等症:1~2点
重症:3点
超重症:4~5点、意識障害(ショック)がある場合
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 345 23.22 77.28 30.98
その他 52 16.69 79.10 3.78
当院では、発症後間もない急性期脳梗塞の患者さんがほとんどで、急性期の脳卒中患者さんを積極的に受け入れています。
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
専門である脳神経外科、脳神経内科の医師が迅速な対応を行い、検査に関しては、CTやMRIといった診断器機の他に、血管内治療が可能な脳血管撮影装置も常に使用可能な体制をとっています。超急性期症例には、発症後4~5時間以内で実施可能なt−PAの静脈内投与による血栓溶解療法、血管内にカテーテルを挿入し、詰まった血管の血栓を除去・回収する血管内治療(血栓回収療法)を実施しており、早期治療を可能としています。
また、脳梗塞で入院された患者さんの多くが回復期リハビリテーション病棟を持つ医療機関などに転院されており、急性期と回復期の医療連携にも力を注ぐことで、治療からリハビリテーションまでの円滑な診療体制を構築しています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他) 332 0.04 1.05 0 77.13
K2682イ 緑内障手術(流出路再建術)(眼内法)  25 0.04 1.8 0 71.28
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) 14 0 8.5 0 62.64
K2683 緑内障手術(濾過手術) - - - - -
K2686 緑内障手術(水晶体再建術併用眼内ドレーン挿入術) - - - - -
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 18 1.72 6.33 5.56 72.44
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) 12 5.33 2.5 0 40.83
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) - - - - -
K504-2 胸腔鏡下縦隔悪性腫瘍手術 - - - - -
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) - - - - -
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 18 0 1 0 83.56
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6センチメートル以上12センチメートル未満) - - - - -
K0133 分層植皮術(100cm2以上200cm2未満) - - - - -
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) - - - - -
K0021 デブリードマン(100cm2未満) - - - - -
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
呼吸器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K496-5 経皮的膿胸ドレナージ術 - - - - -
K386 気管切開術 - - - - -
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) - - - - -
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 - - - - -
K1422 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 後方又は後側方固定 - - - - -
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
神経内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K178-4 経皮的脳血栓回収術 22 1.09 23.86 54.55 82.64
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) - - - - -
K386 気管切開術 - - - - -
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 - - - - -
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 48 0.5 10.9 22.92 81.17
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 26 3.23 23.69 19.23 56.73
K1781 脳血管内手術(1箇所) 23 0.61 22.3 26.09 64.91
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 15 1.67 23.47 26.67 73.47
K164-5 内視鏡下脳内血腫除去術 12 1.17 35 91.67 67.58
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 135 1 4.08 0 45.86
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 113 0.91 4.23 0.88 39.14
K867 子宮頸部(腟部)切除術 57 1.02 1 0 39.88
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 37 1.22 7.08 0 33.86
K872-32 子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術(その他) 35 0.97 1.03 0 39.71
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) 23 1.09 4.96 0 51.52
K3772 口蓋扁桃手術 摘出 23 0.96 5.22 0 25.48
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 18 0.89 5.44 0 52.94
K159 顔面神経減圧手術(乳様突起経由) 14 2.36 4.29 0 43.57
K347 鼻中隔矯正術 11 1 4.82 0 41.27
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 21 0.05 1.29 0 65.9
K617-6 下肢静脈瘤血管内塞栓術 21 0 0.48 0 68.62
K552-22 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺不使用)(2吻合以上) 20 9.8 17.05 10 65.3
K5612イ ステントグラフト内挿術(胸部大動脈) 17 7.82 13.71 11.76 76.29
K5612ロ ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) 17 2.12 11.94 0 77.41
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
循環器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 166 2.7 3.57 1.81 72.34
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 52 3.67 6.98 7.69 76.88
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 52 0.77 4.92 1.92 77.31
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 40 0.05 14.95 2.5 71.7
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 34 2.15 10.85 11.76 83.06
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
消化器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 338 0.86 1.25 0.3 70.12
K6871 内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの 76 1.68 9.58 10.53 71.7
K654 内視鏡的消化管止血術 54 1.28 8.56 1.85 73.09
K681 胆嚢外瘻造設術 49 2 27.04 16.33 80.63
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術) 40 0.63 6.43 0 76.7
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 94 1.17 3.21 0 74.71
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 62 1.06 3.29 1.61 62.92
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 53 2.34 10.58 9.43 71.91
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 27 0 1 0 53.04
K841-6 経尿道的前立腺吊上術 23 0.87 1.65 0 79.39
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 181 1.5 9.62 80.11 81.49
K0821 人工関節置換術 肩、股、膝 123 1.85 19.06 26.83 72.41
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 93 2.86 11.25 88.17 83.74
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 71 3.69 7.79 23.94 59.1
K0731 関節内骨折観血的手術 肩、股、膝、肘 66 2.65 8.8 46.97 69.59
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 123 1.05 4.95 0 58.94
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 79 1.13 1.44 0 69.77
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 56 0.34 3.95 0 39.73
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 53 5.7 15.45 9.43 74.25
K740-22 腹腔鏡下直腸切除・切断術(低位前方切除術) 35 5.6 17.06 5.71 73.09
(症例数が10件未満の場合は表示をしておりません)
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 1 0.01
異なる 5 0.05
180010 敗血症 同一 52 0.48
異なる 47 0.43
180035 その他の真菌感染症 同一 2 0.02
異なる 1 0.01
180040 手術・処置等の合併症 同一 37 0.34
異なる 4 0.04
【定義説明】
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)とは、臨床上ゼロにはなり得ないものの少しでも改善すべきものとして定義されている感染症や合併症の症例数と発生率を集計したものです。
「入院契機と同一」とは、上記の傷病名がきっかけで入院した患者さんのことです。
「入院契機と異なる」とは入院のきっかけとなった疾患は上記の傷病名ではないが、その後に上記の傷病名を発症し、入院時の疾患より多くの医療資源(治療)を費やした患者さんのことです。

【病態説明】
上記は当院における種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌感染症、手術・処置等の合併症の患者数と発生率を集計しております。
指標に示される傷病名については以下の通りです。
1.播種性血管内凝固症候群 :
がん、白血病、細菌感染症などの病気(基礎疾患)にかかっている患者さんによく見られ、基礎疾患が悪化して、全身の血管に小さな血液のかたまり(微小血栓)が無数に生じる病態です。細い血管が詰まるため、血流が妨げられて、酸素や栄養などが組織に届かなくなり、腎臓や肺などの臓器障害を起こし、生命に重大な危険をもたらす場合もあります。
2.敗血症 :
感染症によって起こる、全身性炎症反応の重症な病態です(ばい菌が血液の中に入った状態で非常に危険な状態)。
3.その他の真菌感染症 :
真菌による感染症です。
4.手術・処置などの合併症 :
手術や処置などに一定割合で発生してしまう病態です。主に手術後の出血、手術後の創部感染、人工関節の脱臼やゆるみなどが挙げられます。合併症はどのような術式や患者でも一定の確率で起こり得るもので、医療ミスとは異なります。いずれの病態も一定の確率で発生し得るものです。
重症の救急患者、高齢者、緊急手術などの症例数の増加とともに、これらの発生件数も多くなる傾向にあります。
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