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薬剤部

薬剤部長からのメッセージ

病院には様々な職種(医師、看護師等30種以上)がありますが、私達は「くすり」の専門家である薬剤師です。平成18年4月から6年制薬学教育が始まり、臨床での知識・技能・態度を充分に身に付けた薬剤師の養成が課題です。私達は調剤から病棟活動、医薬品適正使用(抗がん剤レジメン管理、無菌調製)まで、医療チームの一員として患者さん・他の医療職と治療に貢献できる専門性を発揮するため日々研鑽をしています。

業務紹介

調剤係

当院では電子カルテシステムにて医師が処方を入力すると、処方内容が薬剤部に送られます。薬剤師は処方内容(使用法、飲み合わせなど)を確認後、患者さんに正しく使用していただけるように内服薬・外用薬の調剤を行なっています。薬の説明書をお渡しして薬の自己管理の説明を行います。調剤室の横に「くすり相談室」を設置して、薬に関しての不安・疑問などご相談に応じています。

薬務係(薬務・注射剤調製)

薬務係

薬務係では院内で使用される全ての医薬品を適正かつ経済的に高品質の管理(使用期限、保管温度など)を行っています。また、注射剤調製では、医師の注射処方せんの内容(注射剤混合の適否、注入速度など)を確認し、アンプル注射剤自動払出装置も利用して、個人毎に1日分をセットして病棟等に届けています。また、院内運用に従い完全静脈栄養注射剤の薬液調製を行い、病棟で直ちに使用できるように届けるなどして、安全な薬物治療に貢献しています。

製剤室

製剤室の主な役割は、院内製剤を安全性と有効性を検討して調製することです。院内製剤とは、「製薬会社から市販されていないが、治療上の必要性があり、患者さんの病態に合わせて調製された薬」と定義されるものです。院内製剤が承認薬として製造販売が期待される場合もあり、新しい薬物治療に貢献できる業務といえます。院内製剤は有効性・安全性の確認が十分ではないものありますので、その使用意義・方法などを患者さんに十分説明することなど院内の手続きに基づき計画的な使用が行われています。

医薬品情報管理室

医薬品情報管理室では、患者さんに医薬品を適正かつ安全に使用するために、医薬品の情報を収集・整理・保管するとともにその専門的評価を行い、医師、薬剤師、看護師、その他の医療従事者からの問い合わせに対する回答や医薬品に対する情報提供を行っています。
特に厚生労働省からの緊急安全性情報や医薬品安全性情報および院内で発生した副作用情報は速やかに院内に伝達をしています。また、毎月1回院内向けに医薬品情報誌の発行を行い、効果的に電子カルテに掲載するなどして情報提供を行っています。また、電子カルテの医薬品マスターの管理・運営、医薬品の採用に関わる薬事委員会の事務局および、臨床試験管理センターと連携して治験薬の管理・調剤も行っています。

抗がん剤使用の管理

抗がん剤使用の管理

抗がん剤は、がん化学療法の実施には重要な薬です。しかし、抗がん剤は治療に用いる量と副作用が発生する量が近接しているため慎重に使用する必要があります。当院では、抗がん剤使用レジメン(日・時間の使用計画)は臓器別の登録制としています。医師と薬剤師の協力により電子カルテ上にレジメン登録が行われ、情報共有化が可能となります。薬剤師は、薬剤、投与量、投与間隔、休薬期間などがレジメンに基づき処方されているかなど処方内容を確認し、直ちに使用できるように投与時間順・個別に抗がん剤の調製を行っています。医師、薬剤師、看護師が医療チームとして各役割を担って活動しており、より安心・安全ながん化学療法実施の体制整備が図られています。特に、外来化学療法室の薬剤師は、薬の説明および副作用の早期発見にも努めています。

薬物血中濃度測定室

有効範囲と中毒範囲が狭い薬を使用する場合、血液中の薬物の濃度測定後、その薬の量(濃度)を解析し、体内の薬の量が適切な投与量・投与間隔となるように処方設計を行います。医師への情報提供を行うことにより、安全かつ最も効果的な薬物治療が実施されています。

薬剤管理指導を実践する病棟活動

各病棟に薬剤師を配置し、薬歴管理を行なうと共に患者さんのベッドサイドにおいて薬の説明を行っています。薬のことをよく知りたい時、いつもと異なる症状に気づいた時、疑問に思うことがある時には薬剤師にご相談ください。薬剤師は安心して薬を使用いただけるように、医師、看護師と協力して、薬の効果および副作用の初期症状を把握して医薬品の適正使用および薬物治療の質向上に努めています。薬の種類・使用法、薬の飲み合わせ、副作用対策などの説明を行っています。がん性疼痛の場合は、早期からモルヒネ使用の説明も行います。

医療チームの一員として以下の活動を行っています。

感染制御チーム(ICT)

医師、薬剤師、看護師、臨床検査技師などの職種で構成されるICTが中心となり、院内感染対策が行われています。薬剤師は、各部署訪問の院内ラウンドにおいて、抗菌薬や消毒薬の適正使用情報が有効活用されることを実践しています。また、耐性菌(退治する薬が効かなくなる細菌)発生が危惧される抗菌薬などの使用は許可制とするなど、使用状況を調査し、個別に医師と協議する活動を行っています。

緩和ケアチーム

医師(身体症状・精神症状)、緩和ケアの専従看護師、専任薬剤師、心理療法士で構成される緩和ケアチームは、個別に主治医とも連携して、より痛みを和らげる(緩和)活動を行います。薬剤師は、麻薬の種類、剤形、副作用対策、飲み合わせなどについて情報を提供し、個別に薬の説明を行い、副作用の初期症状および痛みの程度の確認し緩和ケアを実践を行っています。

栄養サポートチーム(NST)

NSTは、医師、薬剤師、看護師、栄養士などの職員で構成されおり、患者さんのベッドサイドにて患者さん個々の栄養状態を確認しています。
薬剤師は注射剤による栄養補給が必要な場合に、医師などと協議して注射剤の処方設計などを行っています。また、味覚異常、服用困難な薬剤の確認、薬剤と食べ物との相互作用の検討を行うなど適切な栄養管理が行われるよう貢献しています。

褥瘡対策チーム

医師、薬剤師、看護師、栄養士から構成される褥瘡対策チームにおいて、薬剤師は特に褥瘡の治療薬およびスキンケアに対して適切な薬剤の選択や使用法の提言を行うなど活動しています。

糖尿病教室

患者さん対象に糖尿病教室が開催されています。毎年3回に分けて医師、薬剤師、栄養士、臨床検査技師および作業療法士が分担して講義を行っています。薬剤師は薬の飲み方・インシュリン注射剤の使用法および低血糖の副作用対策などについての指導・講演を担当しています。

地域医療連携

糖尿病のある方、腎臓病のある方に対するグループ指導を担当しており、薬の説明を行っています。
詳細は、こちらをクリックし下記の項目からご確認いただけます。

糖尿病:糖尿病グループ指導の内容(PDF)参照。
腎臓病:腎臓病グループ指導の内容(PDF)参照。

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