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  4. 遺伝子型測定によるインターフェロン治療効果予測について

遺伝子型測定による
インターフェロン治療効果予測について

概要

  遺伝子の型によってC型慢性肝炎に対するインターフェロンの治療が効きやすいかどうかが予測できます。

  2009年9月に名古屋市立大学と国立国際医療センター肝炎・免疫研究センターとが共同で研究することにより、C型慢性肝炎に対するペグインターフェロン+リバビリンの標準的な治療の効果に大きく関係するヒトの遺伝子の型(SNPs:スニップスと読みます)を発見しました。この報告と時期を同じくして、アメリカとオーストラリアの別々のグループからこの遺伝子が同じようにインターフェロンの効きやすさに関係するということが報告されました。
  人の遺伝子には個人差として約300個に1個の遺伝子が異なり、この違いがいろいろな病気や薬に対する副作用の出現に大きく関係し、それぞれの個人の体質の違いとなるということがわかってきました。これまでに、糖尿病や脳卒中などの病気になりやすい体質に関係する遺伝子の型が発見されました。
  現在、慢性C型肝炎の患者さんがペグインターフェロン+リバビリンという標準的な治療を1年間受けたとしても、ウイルスの量が多いと50%程度の患者さんしか治療が成功しないということがわかっています。今回、私共が新たに発見した遺伝子を調べますと、この治療が効くかどうかということが治療を受ける前に予測することができます。例えば、インターフェロンの治療を受ける前に、効きやすい体質(日本人の85%程度)であると判断された方では現在の治療による有効率が80~90%となります。一方、残念ながら効きづらい体質であると判断された方には、現在の治療を受けてもウイルスが排除されるのは非常に難しいということになります(有効率:10~20%程度)。このため、効きづらい体質であると判断された方に関しては、現在の治療を見合わせ、新しい治療薬を待つといった選択を行うことも可能になります。
  名古屋市立大学病院では、研究に参加していただく形でこの遺伝子の型を測定することが可能です。人の遺伝子を取り扱いますので、希望される方には当院を受診していただき、説明を受け同意書に署名していただく必要があります。現在通院中の医療機関で紹介状を取得していただき、当院の肝・膵臓内科又は消化器内科を受診していただくようお願い申し上げます。

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